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討鬼伝 極 part73-323-335 323討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 00 04 20.09ID decydpei0[1回目] 2014年にストーリー追加で発売された討鬼伝のアッパーバージョン。 PS4やsteamでも後に発売。 すみません、短くしようと思いましたが諦めました。 あと前回の討鬼伝で抜けてましたが、途中で主人公はウタカタの里の隊長をやっています。 ※前作のストーリーは、wikiの「討鬼伝」の項目からご確認ください。 討鬼伝 極 ここから討鬼伝 極の追加ストーリー。確か討鬼伝から三か月ぐらいの秋の話。 ●登場人物 ・ホロウ:武器は銃。青い瞳、青い髪の銃を持った女性。記憶喪失になっており、記憶を取り戻す為にモノノフとして戦う。口調は機械的で丁寧だが、食事に執着したり空気が読めなかったりする。実はこことは違う高度な技術を持った世界で生まれたサイボーグであり、鬼を倒す為に作られ鬼の倒し方を教えたモノノフの創始者。 ・相馬:武器は金棒。霊山の精鋭である百鬼隊の参番隊隊長の男性。性格や見た目は若いがわりと年を取っている。かつて大和と共にオオマガドキを戦い、鬼の頭を倒し英雄と呼ばれる。その際に死にかけたが木綿の看護のお陰で助かり、木綿の事を大事に思っている。 ・暦(れき):武器は薙刀。シラヌイの里のモノノフ。率直で真面目な性格で主人公の事を先輩と呼ぶ。外様のモノノフであり、元は別世界で学校に通う女子であり、モノノフと鬼が戦うこの世界を物語のようだと少し馴染めていない。 ・九葉(くよう):霊山の軍師。大和と同期、悪人顔。オオマガドキが起きた際に、いち早く北の地の主力のモノノフと巫女を騙して霊山に集め中つ国を守った。 ・凛音(りんね):シラヌイの里の長。北の女狼と呼ばれる強気な女性。それしか人類が残る手段は無いと分かっていても、北の地を見捨てた霊山を許さず、シラヌイの里は霊山との関係を絶っている。 ・虚海(きょかい):顔の左半分、左半身が鬼と化した女性。動物と話し操る能力を持つ。主人公には千と名乗る、本来の名前は千歳。 ・オビト:主人公の夢の中に現れる謎の男子。何故、暗闇の中にいるのかわからない。モノノフの創始者のひとりでムスビの君。 324討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 00 07 27.10ID decydpei0[2回目] ●ストーリー ムービーで青い髪と青い瞳の女性が鬼達と戦っていたが、負けて崖から落とされる。 主人公が寝ているとオビトと名乗るモノノフの少年が現れた。なぜ暗闇の中にいるのかわからないので、調査を頼まれる。 その後、ストーリーを進めて行くと手に入れたミタマと主人公と話し、己が何なのか情報を集めて行く。 里を回っていると青い髪青い瞳で銃を持った女性と会う。ホロウと名乗るが崖から落ちたショックで記憶喪失になっていた。 モノノフではないかと言う事で、共に鬼と戦う。記憶はないが体はモノノフの戦い方を覚えていた。 ウタカタの里の周りに、急速に異界化を進める、見た事の無い鬼が現れるようになる。 霊山の精鋭である百鬼隊がウタカタの里に到着。隊長の相馬は大和とオオマガドキで共に戦った英雄と呼ばれている。 百鬼隊の他、霊山の軍師の九葉、シラヌイの里の暦が自己紹介する。そして百鬼隊が訪れた説明をする。 未知の鬼が北から攻めてきた。まずシラヌイの里で戦い鬼は逃亡。次に霊山に来たがこれも撃退。 現在は居場所は分かっていないが、ウタカタの里方面に移動した事は分かっている。 蝕鬼と呼ばれたこの鬼は、自己増殖を行う能力を持ち、早く退治しないとならないと九葉は説明する。 その後、暦が主人公達と話をし、同じ外様なのに隊長となった主人公を尊敬し、先輩と呼ぶようになった。 暦は何故か主人公の家を家探ししたり、里の情報を嗅ぎまわったりする。 戦力を出し渋る霊山。なんとか百鬼隊の参番隊だけ動かす事が出来たと言う九葉。 その後、九葉の命令で鬼を退治して回る。不満があるモノノフ達だが、大和は認めていた。 あと美麻と美柚という二人の少女のコンビが、霊山新聞ウタカタ支部を発行する事になった。 夜になるとオビトがミタマ達と話し、自分の情報を集めていた。そして主人公にモノノフについて話す。 モノノフとは異能の集団、死者と語れる者、結界を張れる者、動物と話せる者など。 そういった世の中の異端の人々が集まり、人から隠れて住み、鬼を退治するモノノフという集団を作ったと聞ける。 暦が大和に頼み、しばらく主人公と共に戦いたいと望む。主人公が良いなら構わないと認められた。 こうして共に鬼退治の任務に就く二人。そんなおり富嶽が暦に、なぜシラヌイの里が力を貸すのかと尋ねた。 同じモノノフとして当然と言う暦に、近くのホオズキの里は見捨てたのにかと富嶽は怒り去った。 主人公が富嶽と話すと、ホオズキの里が滅びたのは自分達が弱かったからだと、責めるのお門違いと反省していた。 暦は落ち込んでいた。実はホオズキの里から救援要請が来ており、当初は助けに行く予定だった。 だが霊山への反旗を表明していたシラヌイの里に丁度、霊山から部隊が送られにらみ合っていた。 結局、ホオズキの里への援護は出来ず。霊山が北の地を見捨てたように、自分達もホオズキの里を見捨てたと言った。 その後、仲直りの為にも一緒に何かをしようと那木が提案。ホロウの記憶を取り戻そうと動いたが、結局できなかった。 途中でホロウが天狐と喋れることが分かり、天狐が好きな速鳥がホロウを師匠と呼ぶようになった。 鬼が複数現れ、主人公達が別々に鬼を退治していく。暦が鬼の攻撃を受けて崖に落ちかけ主人公が助けるが崖下に落ちた。 主人公が目を覚ますと、雪山の洞窟の中。 洞窟は結界石によって鬼の異界の中にありながら空気が澄んでおり、瘴気が無い。また誰かが住んでいた痕跡があった。 外にはまだ鬼の声がするので、しばらくここを拠点に二人で鬼を倒して回る。だが暦が熱を出して倒れてしまう。 洞窟内を探すと、顔の半分が鬼になった女性と会う。千と彼女は名乗った。 自分を恐れない人間は珍しいと千は笑う。そして千との協力で解熱剤を手に入れて暦を助けた。 暦が眠った後、千と話す。ここはモノノフ達がかつて鬼と戦っていた拠点だと聞ける。 暇だから遊ぶかと、しりとりをした。何故か里の人間の名前も千は知っていた。遊ぶなんて何十年ぶりだろうと千は言う。 鬼を倒して戻ると、千はそろそろ行くと言い、食料を置いて出て行った。 目を覚ました暦は、主人公に話をする。両親は鬼に殺され故郷は無くなり、生きるのが辛かったと吐露する。 モノノフになれば生きる意味が分かるのではと頑張り、主人公も騙していたと話す。 325討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 00 18 39.95ID decydpei0[3回目] ↑抜けてました。千は洞窟の奥にいたため、暦は千と会ってません。 ウタカタの里では、主人公と暦の捜索隊が出されていた。 だが三日が経ち、行動限界時間も過ぎており、これ以上は意味が無いと九葉は中止を宣言。仲間達は声を荒げ非難した。 争いになりそうな空気の中、秋水が止める。主人公と暦がいると思われる地下洞窟の地図を用意していた。 そんなものどこでと問う九葉に、自分達が北の地から逃げる際に使用したと秋水が答える。 動けるようになった暦と主人公、そこにホロウが訪れた。この洞窟は崖下に落ちたホロウがいた場所であった。 外の大鬼を倒し狼煙を上げる。さらに大鬼が現れるが仲間達が救援に来て、主人公達は無事に里へと帰ったのだった。 帰った暦は主人公に本当の事を話す。シラヌイの里の長から与えられた密命、陰陽方の間諜を探す事だった。 夢の中オビトはミタマと話し、こうして話せる以上は自分は死んでミタマになったと理解する。 ミタマになれるのは英雄のみ、だがオビトは自分が何者かわからない。オビトの伝承について主人公は調べる事となった。 しかしオビトについて里の者達に聞いて回るが、誰も知らなかった。 休みとなった主人公の家に、仲間達が集まり暦が話をする。 シラヌイの里に死にかけの者が現れた、その男は陰陽方の人間であり、陰陽方が北の鬼を呼び寄せたと告げる。 そしてウタカタの里に陰陽方の間諜がいると言って、男は死んだと言う。 陰陽方と言えば秋水だが、シラヌイの里の長の凛音は秋水は違うと暦に言っていた。里の長と知り合いらしい。 最近、来た者が怪しいと主人公を調べたが違った。次に暦が怪しんだのは度々いなくなる相馬。暦は主人公に調査を求めた。 その頃、洞窟内で秋水が千と話していた。千は虚海と秋水に呼ばれていた。 同じ陰陽方だが、勝手に動く虚海に他の長老達が怒っており、行動の中止を秋水が求めた。 だが虚海は止まる気が無い。秋水は手に余るので、他の者を利用すると言った。 相馬に会い、しばらく百鬼隊で戦いたいと主人公は頼んだ。相馬は断る理由が無いと認めた。 三番隊には隊側があり、任務に出る前に復唱するのが決まりだと言う。 一つ、鬼はぶっ殺せ! 一つ、ミタマは使い倒せ! 一つ、仲間は守れ! 一つ、死ぬな! 一つ、死んでも生きて帰れ! 三番隊は元々、阿呆の集まりだった。オオマガドキでほとんど死んだが、隊則だけが残った。形見の様な物だと言った。 ともに任務をこなしていく相馬と主人公。相馬から色々と話を聞く。 オオマガドキで鬼の頭を倒し鬼門を閉じた。相馬は死にかけ、大和は左目を失った。 その後、相馬は英雄と呼ばれた。参番隊はその後、生き残りを探して異界を渡り歩いた。 誰も助けられなかったが、東の地から生きて帰った者がいた、それが主人公だったと話を聞く。 夜に夢の中でオビトから暇だから遊ぼうと、モノノフに関係するしりとりをした。 探し物があると、結界石の洞窟を訪ねた主人公と相馬。休むために寝て起きると、相馬がいない。 探すと代わりに千がいた。千は主人公に忠告する。この地はもうすぐ鬼の手によって異界に沈む。だから逃げろと言った。 自分はモノノフだから戦うと答えると、せめて生き残れと言い立ち去った。その後、相馬が見回りから帰ってくる。 里に帰った後に秋水に陰陽方について聞く。元々、異界に流れ着いた物を調査するのが陰陽方。 陰陽方の目的は時間移動。あらゆるものがこの世界に流れ着くならば、こちらからも行けるのかもしれない。 陰陽方は何人かの長老が頂点におり、それぞれが独立しており、横のつながりが薄い。 構成員は研究にとり憑かれた狂人、物好きな奇人、別の世界から流れ着いた者など、逸れ物の集まり。 間諜は自分も誰かわからないから、気を付ける様にと告げた。 326討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 00 22 25.68ID decydpei0[4回目] 任務を終えた後、相馬と酒を飲む主人公。色々と身の上を話した後、オオマガドキの話をする。 たくさんの鬼と戦い皆バラバラになった。目の前の鬼に捨て身の一撃をした。その鬼が頭だったらしく、鬼門が閉じた。 相馬が気が付くと暗闇の中、仲間達が何も言わず光に向かって歩いていく。 自分も共に行こうとしたが、小さな子供が自分の手を握って仲間を追いかける事が出来ない。 目を覚ませば布団の中で、木綿が自分の手を握っていた。木綿が掴んでいなければ、自分もあの世に行っていたのであろう。 命の恩人である木綿に恩を返すと、相馬は決めたのだった。 蝕鬼の発見を伝えられる。北の鬼は周囲を異界化し、鬼を増やしていると言う すぐに討伐に向かおうとする相馬と主人公。それを仲間達と暦が止めた。 何度も姿を消す理由を聞く暦、主人公が一緒に戦っていたのもそれが理由かと相馬。そして理由を話し始めた。 参番隊はオオマガドキの決戦に挑む前、全員である約束をした。それぞれが願いを言い、生き残った奴がそれを叶える。 参番隊で生き残ったのは相馬だけ、だから相馬が十六人全員の願いを叶える事にした。すでに十五人を叶えた。 仲間の一人、左近の願いは家族の下に帰る事だった。だからずっと骸を探していた。 だが異界は流動し切り替わる、そのため鬼の異界があるたびに探していたのだった。 そして次の任務の際に、ようやく左近の骸を回収できた。これで八年の戦いは終わったと相馬。 これからは鬼を一匹残らず消す戦いだと相馬は言った。仲間達や木綿にも礼を言う。 暦がまた誤解したと謝罪、気にしていないが主人公は百鬼隊から除名だと告げる。お前にはお前の戦う場所があると相馬。 そこに九葉が現れ、勝手に戦っては困ると言う。簡単に許すのねと初穂。無益でも士気を高められるなら構わないと九葉。 鬼の七割は削った、もう一息だという九葉。私はまた失敗したと暦が落ち込んでいた。 夜、主人公は新しいミタマとオビトと話す。一応、人に聞いたがオビトについて心当たりは誰も無いと伝えた。 私は英霊のミタマではないのかと喜ぶが、浮かれている場合ではないなとオビトは落ち込んだ。 千年前、。触れる者すべてを鬼に変化させる常闇の鬼、とオビトは仲間達と共に戦った。 大地を埋め尽くすほどの鬼の群れを生み出し、それにオビトたちは戦った。 仲間達は次々と倒れて行く、だがオビトは諦めず倒していった。そして常闇の鬼の前まで迫った。 もう一人のモノノフと共に。なのにそれが誰なのか、どうなったかを思い出せないと言った。 落ち込む暦。見当違いを起こした事もそうだが、この里のモノノフや相馬を見て、自分には信念が無いと言う。 所詮、自分は外様、命令が無ければ何もできないと暦。そこに鬼襲来の鐘が鳴った。 主人公達が見に行くと、そこには大量の大鬼がいた。その数は百を超える。蝕鬼がここまで増やしたかと九葉。 一同が集まり話をする。まだこの場所に迫るのには時間がある。戦うか守るか引くかと九葉。 何か策があるのかと尋ねる大和に、無いと九葉は答える。手段は一つ、ウタカタを捨て霊山に戦力を終結させると言う。 たくさんの人がいる、全てを避難させるのは不可能だと聞くと、ならば見捨てるしかないと九葉は答えた。 人類を守るにはそれしか手が無い、かつて北の地を見捨てたように。 すると暦が、私がシラヌイに行き援軍を頼むと言った。 果たして来てくれるかわからない。霊山に属するウタカタを助けてくれるかわからない。 でも任務だとかではなく、そうしたいから行きたいと言う暦。私を信じて待ってくれるかと暦は主人公に言い、頷いた。 援軍が来るかはわからないが九葉は良い策だと認める。それを聞いて大和は皆に命令。 シラヌイの援軍が来るまでの防衛、一匹でも多くの鬼を倒し援軍を待つ。 桜花に一人でも生かす為の避難の準備を命じ、そして主人公に戦闘の指揮を命じたのだった。鬼を倒す任務を繰り返した。 しばらく戦い続けたがシラヌイの援軍は来ない。ここまでだと九葉は告げる。 相馬に百鬼隊の霊山への撤退を告げる。まだ判断が早いと言う相馬に、犠牲が出ない今こそだと答えた。 さらに大和にも霊山へ撤退するように言う。霊山に去れば、さらに蝕鬼は増える。 ますます鬼の撃破が遠のくのではと言う大和に、その通りだと九葉。 現在、人類の存亡の危機がかかっており、ここにいても勝ち目は無い。霊山には様々な備えがある。 まだ勝ちの目は霊山にあると九葉は言い、撤退の準備を始めた。 327討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 00 30 02.82ID decydpei0[5回目] 残ったウタカタのモノノフ達。撤退しないよねと聞く初穂に、大和は霊山に向かうと告げた。 むざむざ死ぬわけにはいかない。里の民全員の避難の準備を進めている。全員に撤退を命令するが、初穂が声を上げる。 ここは四十年前、ずっと前それ以上にたくさんの人の想いがつまっている。ここを守ると言ってと初穂。 だが大和の決断は変わらない。ウタカタを捨て、全員に撤退の準備を里長として命じた。 木綿が泣いている、人々が生き残る為には仕方ない、それでもこの場所の想い出があると言う。 それを見ていた相馬は、自分は木綿に何を返せるのかと呟いた。 家に戻った主人公に、起きているのにオビトが頭の中で話しかけてきた。あの時と全く同じ状況だと言う。 鬼の増殖は爆発的であり、ここで退けばこの世は鬼で埋め尽くされる。今ここで倒すのが唯一の勝機であると言った。 相馬と話す。百鬼隊は相馬の私物ではない、死地に送る事は出来ない、だが己は戦いたい。 オオマガドキの時、地獄の光景だった。だが木綿は一人、笑っていた。皆を元気付ける為に無理に笑顔をしていた。 おかげで戦う前に、笑って仲間と語りあえた。俺は英雄相馬、人の願いを叶えるのが俺の仕事だと相馬は答えた。 そして相馬は戦の準備をする。退くも地獄、進むも地獄、どこへ行こうと地獄地獄。なら守る為に戦うまで。 シラヌイの里から援軍が来る可能性に賭け戦う。命を救われた恩を今こそ木綿に返す。そしてモノノフ達も集まった。 九葉は一人、考えていた。退いた所で策は無い、どうするかと。 そこに秋水が現れ九葉に言う。また北の地を見捨てた時と同じように、過ちを繰り返すのかと言った。 すると九葉は大笑いする。あれは私にしては完璧な策だった、おかげで中つ国は生きながらえた。 言い返したい所だが、今は未来の話をしたいと秋水。ウタカタの里を捨てない手を打つべきだと言う。 シラヌイの里の援軍を待つ、ウタカタの里の全戦力を投じればあと数日は持つ、それに賭けるべきと秋水は言う。 だが九葉は判断は正確だと言い返す。現有戦力の事を考えれば、今が引くべきであると断る。 そこで九葉は言葉を止め、そして秋水に何を言ったのかともう一度聞く。全戦力を投じればとと秋水。 現有戦力では不可能、だが全戦力ならばどうだと九葉は言った。 三組に別れ、主人公と桜花と相馬が大鬼のラッシュと戦う。次々と来る大鬼に疲労から桜花の動きが鈍る。 そこに鬼の炎が放たれが、橘花が駆け寄り結界を張って桜花を守った。 里の結界を解いてきた橘花。攻撃を防ぎ、大鬼はさらに攻撃を放とうとした。さらに大和が走り寄り鬼の腕を斬り落とした。 九葉が現れ、相馬の命令違反を言う。大和と巫女を連れて来たのは彼だった。 現有戦力では無理だが、全戦力を投じれば鬼の攻撃を防げるだろうと九葉。戦略を越えた英雄の力を見せろと言う。 こうして大鬼を倒し、鬼の攻撃を一時退けた。大和が里に戻り、木綿は抱き着いて笑顔で良かったと言う。 その横を通り去ろうとする相馬に木綿はお礼を言った。命を救われた恩を返しただけですと、相馬は言った。 橘花に無茶をするなと言う桜花。自分も共にいたいと言う橘花に、なら一緒にいようと答えた。 相馬は十六人の願いを叶えたと言う、だが自信の願い木綿の笑顔に何かを返すと言う願いがあった。 相馬の分霊が主人公に宿った。その時、里に鐘がなった。鬼は退けたはずだと本部に急ぐ二人。 一同が集まる中、暦が扉を開けて戻っていた。遅くなりましたと暦が言う。 北の女狼、凛音が率いるシラヌイの部隊がそこにいた。大和と凛音がそれぞれ言葉を交わしたのだった。 全戦力を持って左右に別れ、鬼の群れを討った主人公達。それぞれ撃破して戻る。 鬼の撃破を喜ぶ一同。全員がそれぞれ、喜びの台詞を口にする。だがまだ安心はできない、残党の処理をしないとと大和。 凛音に感謝する大和。ウタカタが潰れれば、次はシラヌイ、それに説得した暦こそが最も褒められるべきだと凛音は言った。 暦と二人で話す。皆と会えて良かった、間に合ってよかったと泣く暦。自分はまた大切な人を失うかと思った。 自分はずっと無意味な存在だと思った、でも今回の事で自分にも意味があったと言う。 この世界が好きだと暦。自分の道は自分で決めると両親に告げる。そして暦の分霊が主人公に着いた。 オビトが鬼の群れを倒した主人公を誉める。さすがわが友と言った。 千年前と同じ状況だと聞いてひやひやしていたが、常闇の鬼はいなかったかとオビトは言う。 気を付けると良い。今回の事は先ぶれ、常闇の鬼は必ず現れる。人の世の存亡がかかっている。しっかりなと激励した。 328討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 00 36 03.23ID decydpei0[6回目] 凛音はしばらく鬼の残党狩りを手伝うと言う。また鬼に増えられても困る。 九葉は考えたい事があると、指揮を大和に任せて立ち去っていた。 凛音は霊山の為に戦う気はない、自分たち自身の為だと言う。わかっていると大和と相馬。 その頃、虚海の所に九葉が現れた。虚海は九葉に働いてもらわなければならなくなったと告げる。 今世のムスヒの君を討たねばならぬと言う。やり方はそちらに任せる、逆らえば娘がどうなるかと虚海は九葉を脅した。 ホロウが記憶の回復の努力をしている。本来の己を知らないのは辛い。様々な異界の建物に関する記憶があった。 二十代前後と思われるホロウが、数百年に渡る歴史の記憶があるのがおかしい。自分の戦う理由を知りたい言うホロウ。 その夜、主人公は夢の中でオビトに戦う理由について聞く。 オビトは友達を守る為に戦っていた。主人公も友達だから、この常闇から出たら戦ってやると言った。 後日、物見隊がホロウが一人で鬼と戦っていると報告。主人公は仲間達と共に助けに行く。 鬼を倒した後、帰還し謝罪するホロウ。記憶を求めて異界をさ迷っていたと言う。存在理由を探していたと答えた。 他の皆や主人公になぜ戦うのかを問う。主人公はこの里か仲間が好きだからと答えた。 納得するホロウ。桜花は橘花、那木は星々、速鳥は天狐が好き。好きな物を守る為に戦う。 私は好きを守る為に戦っていた、記憶の欠片を拾った気がすると言う。 九葉がそろそろ頃合いかと呟く。主人公が家に帰ると天狐がいない、散歩に行ったのかと寝た。 夜にオビトが自分のいる暗闇に一筋の光が差した。なぜかは分からないと言う。 君を宿す人間の心が晴れたからではないかと別のミタマが言う。 自分はミタマかどうかわからない、宿しているモノノフがいるのかもと考えた。 その後、常闇の鬼について話す。脅威の存在だったが、どんな能力だったか靄がかかったかのように思い出せないらしい。 次の朝、天狐が帰ってこない。九葉から北の鬼の元凶を探すと指令が出た。 オオマガドキから八年、いま蝕鬼が出たのに理由があるはずだと言う。 何かが物質なのか現象なのか鬼なのかはわからない。霊山はずっとオオマガドキの元凶を探していた。 そしてそれが北にあると通達があった。最高の巫女である霊山君の言葉であり、信頼に値する。 北の脅威を取り除かねば終わらない。相馬は元々そのために来た、大和も考えた末にその案に乗った。 凛音は霊山の話である事で乗り気ではないが、しかし終わらすためには仕方ないと合意した。 探索の前に天狐に関して聞いていくが誰も知らない。また速鳥が言うには、動物達が主人公を監視していると言う。 その後、秋水と話すと消音効果のあるお香の中で他言無用の話をされる。 主人公は命を狙われていた。陰陽方の長老の一人、虚海からである。 虚海の一派が三か月前に陰陽方から姿を消した。おそらく蝕鬼の作成方法を入手した。 ウタカタの里、ひいてはその要である主人公が邪魔であり排除してようとしている。 警戒しなければならないのは虚海のもつ異能の能力。鳥やネズミを使役する能力でこの里を監視している。 そしてこの里にいるだろう間者が、何かを仕掛けてくるはず。 秋水は戦う力は無いが、主人公の敵ではない。あらゆる手段で敵を阻止する、だから生き延びてほしいと言った。 凛音と秋水が二人で話す。三年ぶりだと秋水は言う。死んだかと思ってたと凛音が言う。 主人公がそこに現れる、聞けば二人は戦友、北の生き残りだと答えた。 一通の命令書。オオマガドキで最初の敵は北の地の北端に出現した。鬼がその地に鬼門を開いた。 そこから続々と鬼が現れ、付近の人里は異界に飲まれて行った。 そんな時、北の各里に一通の命令書が届いた。北の頭は巫女を連れて霊山に集結せよという内容だった。 鬼が迫っていたら承服はしない命令、だがまだ状況に気付いている里は少なかった。理解もせず北の主力は霊山に行った。 そして主力のいない北の地は、抵抗する間もなく鬼に食い破られた。その命令書を出したのが九葉だった。 329討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 00 40 55.46ID decydpei0[7回目] どうやってかはわからないが、九葉は敵の戦力を正確に把握していた。 そして北の地を放棄して防衛線を下げなければ、万が一にも勝機は無いと九葉は判断した。 秋水は北の地に取り残された。そこからは楽しい話ではない、ただ結界石の洞窟を通って脱出した。 逆に凛音たちは北の地を救おうと北進し、シラヌイの里近くに陣を張った。途中で暦と秋水を拾った。 主人公は九葉にオオマガドキでの情報をどうやって集めたかを聞く。 自分には優秀な諜報部隊がいた、あらゆる情報を集めてくれる。 だがもうすでにほとんど死に、今は一人だけ、そいつだけが自分の切り札。 主人公にいずれ世界はお前に大きな選択を迫る、その時は振り返らずに己を信じて進めと九葉は言った。 鬼を退治する任務をこなし七日が経過。手がかりは何も見つからない。 そもそも広大な異界を少人数のモノノフで探すのが無理だと息吹が言う。わかっていると九葉。 もっと人数をかけると、部隊の編成をし直す。手薄になる里には主人公に任せると言った。 凛音がまだ戻っていないが、九葉は命令を聞かないので好都合だと言う。 そして全員に命令書を配った。内容はこまめな部隊の動きが書かれている。 命令書通りに動けと九葉、下手な動きは命取りだと告げた。仲間は主人公に里を頼み任務に出かける。 橘花と二人になった主人公。橘花では蝕鬼に千里眼をしても全く分からないと答えた。蝕鬼の気配は散ってしまうらしい。 橘花は主人公にお礼を言う。この里は以前より笑顔が増え、人々が結束したのは主人公のお陰だと言う。 秋水は九葉を呼び出す。そして消音の効果のお香の中で、即刻、今の作戦を中止してほしいと宣告。 部隊を分散させ、主人公を単独にし陰陽方と組んで抹殺するつもりだと言う秋水。 何の話か分からないと答える九葉。それ以上を言えば秋水を百鬼隊に捕縛させると告げる。 人質がいるならば自分が助けようと秋水は提案する。シラヌイにも協力させると言った。 そこまでして何の益があると九葉。主人公が助かると秋水。それを聞いて笑う九葉、なぜそこまで味方をすると問う。 秋水が言う。陰陽方の目的は時間を旅する事。秋水も過去に戻り北の地を救う方法を探していた。 もし時間を移動できるならば、モノノフの部隊を鬼門に送る事になる。その場合は主人公は隊長をする。 九葉にとっても悪くない話、北を見捨てた鬼と呼ばれる汚名をそそげる。それを聞いて九葉は大笑いした。 戯言を、本気で言っているわけでは無い、私を止める為の方便も度が過ぎれば虚言だぞと九葉は言う。 しばらく沈黙し、自分は大まじめだと言う秋水。お前も私も鬼に魅入られた狂人だと九葉。 妄執の中で死ぬか現実を生きるか。お前の好きにしろ、だがそこまで言うなら見届けてみろ。お前の言う英雄を。 悪い様にはしない、作戦は必ず成功させる。九葉はそう言って去った。 主人公が九葉に話しかけると、天狐が近くの領域で百鬼隊が見かけたと伝えられる。 他のモノノフは出払っている、だが近場ならば一人でも行けるだろう。連れ帰ってくるが良い。 そして沈黙し、九葉の読みでは主人公の生存は五分。お前の未来はお前自身の手で切り開けと言った。 鬼の領域で、千が天狐を抱えていた。主人公がムスヒの君だったかと言う。 皮肉なものだ、せっかく友達が出来たと思ったのに。だがもう後には引けぬ。そう言って千が手の中の小さな箱を見せる。 それは蝕鬼の核が封じられている。そしてその箱を天狐に食わせ、地面に投げ捨てた。天狐は巨大化、大鬼となった。 戦う主人公に千は語る、天狐は神代の生き物。蝕鬼に完全に侵食される事は無い。倒せば元に戻せる。 主人公と友達になりたかったのは本当だ、だがもはやどうにもならない、私には時間が無いと言った。 そこにホロウが支援が必要かと加勢に入る。ホロウの登場に千は戸惑う。本当に来たと、千はホロウの名を呼ぶ。 だがホロウは記憶喪失だと言い、今は敵として排除すると千と鬼に銃を向ける。 九葉の命令により加勢に来たホロウ。千はホロウを見て大笑いし、会えたことを喜ぶ、待っていたと言う。 富嶽と速鳥が加勢に入る。九葉め裏切ったかと言い、ホロウにまた会いに来ると言い千は逃げて行く。 倒せば天狐が帰ってくる。無事でよかったとホロウは言い、一同は千を追いかける。 330討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 01 07 01.69ID decydpei0[8回目] 結界石の洞窟に逃げ込んだ千。そこで千こと虚海を九葉が待っていた。 私を裏切る気かと言う虚海に、大笑いする九葉。騙されたていた事に気付かぬか、最初からお前の敵だと九葉は言う。 虚海が蝕鬼を生み出していたのは最初から分かっていた、だがその手段が分からない。しかし今回のことで理解した。 娘がどうなってもいいのかと言う虚海に、あれは娘ではなくその振りをしていた部下だと九葉は答える。 部下を失うのは痛手だが、代わりに大物がかかった。陰陽方の長老 蝕鬼を使う虚海。 仲間を見捨てるのかと言う虚海に、北の地を捨てた私が行くのは血塗られた外道の道だと九葉は言う。 さらなる血を流してでも、流した血に報いて見せる。それが唯一、北の地の犠牲を無駄にしない方法。 警戒を解いてくれて助かった、こんな場所に隠しておくのは感心せぬなと、蝕鬼の核は全て見つけたと言う九葉。 もはやお前に用はないと九葉は言い、そしてモノノフ達がこの場所に集結し取り囲んだ。 逮捕しますと言う暦に、こうなっては仕方ない捕まえてみろと言う虚海が手に蝕鬼の核を持つ。 だが何かをする前にホロウが走り寄り、虚海を地面に押し倒し、蝕鬼の核を奪った。 おんしが邪魔をするのかホロウと言う虚海。私を知っているのですかと問うホロウ。 虚海はホロウお姉ちゃんと呼んだ。そしてホロウは自分を姉と呼ぶ者がいた過去を思い出した。 ちとせと呟くホロウ。その名で呼ばれるのは何十年ぶりだろうと、安心した顔をする虚海だった。 本部に戻った一同。虚海は牢屋にいれられた。 虚海を捕獲する作戦は最初から言ってほしいと九葉に言う凛音。誰が敵なのか分からなかったゆえに、作戦を隠していた。 ホロウに、記憶が戻ったのなら説明しろと九葉が尋ねる。ホロウは千歳と古い友達だと答えた。 そして全員に告げる。火急的に速やかに戦の準備をするようにと。 もうすぐこの地にイヅチカナタが現れる。何地彼方より来りて、何地彼方へ去りし者。 因果を喰らう常闇の鬼。蝕鬼はその先ぶれに過ぎない。ホロウはその鬼を追って、千年の間戦い続けてきた。 ホロウは、ムスヒの君と共にモノノフを創設した者であった。 ホロウは鬼を退治する使命を帯びてこの地に来た。千年前、ムスヒの君と千歳と共にモノノフを創設した。 千年間、戦ってきたわけでは無い。初穂が神隠しに会い四十年の時を超えたように、時を何度も越えて戦った。 千年前、ホロウとムスヒの君はイヅチカナタと戦った。しかし時間の彼方へと逃亡を許した。 ホロウはそれを追って千年、時代を越えつつ歴史の因果で戦い続けた。その時代の人々を集めて鬼と戦った。 豊臣と徳川を連れて関ヶ原で鬼と戦った事もあると聞き、関ヶ原の戦いは豊臣と徳川の戦いのはずだと初穂。 それが正しい歴史と答える。イヅチカナタは結びを喰らう鬼。人や事物の結びつきを喰らう事で歴史の因果を解く鬼。 ホロウが得たすべての結びは、イヅチカナタにくわれた。だから誰もホロウを覚えていない。 歴史から消えた存在ホロウ。モノノフの創始者にして、誰も知らない歴史の証人。 イヅチカナタがこの地に迫っている、放置すれば中つ国の全ての因果が解ける。因果と歴史を失い人は滅びる。 それが正しいと証明する手段は無いと言うホロウに、なら千歳を連れてきて話を聞けばいいと凛音が言った。 331討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 01 07 58.70ID decydpei0[9回目] ホロウはずっと遠い別世界から来た人間。 そこはとても技術の発達した世界。天高く建物がそびえ、誰もが千里の先を見通せ、船が空を飛び、夜は星が町に灯った。 だが鬼が現れ世界が滅びた、ホロウはそこで生まれ希望を託され送り込まれた。 ここより千年前の中つ国に、人々に鬼を戦うすべを伝える為に。いざとなれば魂を喰らう鬼となって敵を討つために。 どんな手段を使ってでも鬼を討つ、最優先指令を遂行する事が戦う理由。だから共に戦う仲間を作る為モノノフを作った。 本部に虚海こと千歳が呼ばれる。凛音がイヅチカナタについて聞く。 笑い、もうすぐイヅチカナタが来るのかと言う千歳。千年前に戦った鬼の名だと言う。 ホロウの話が真実だと知る。千歳はイヅチカナタと戦っている最中に鬼門に落ちた。そしてこの地に流れた。 半人半鬼の姿になった。目覚めればそこは異郷。水面に写る己の半身の姿に戦いた。 故郷に帰る方法を探して、物の怪と恐れられ鬼だと石を投げられながら、隠れるように過ごした。 記録を辿る為、陰陽方についた。陰陽方には膨大な古文書があり、その記録の中に不可思議な人物がいた。 歴史の変わり目に現れる、翠瞳の乙女。その存在は記録されていた、そしてある時に忽然と姿を消す。 鬼と戦い鬼と退け、人々の記憶からは消え去ったが、ホロウの存在は文書には残っていた。 だから千歳は蝕鬼を使って世界を危機に陥れようとした。ホロウを呼ぶために。 世界が大きく変わるほどの危機になればホロウが現れる、時を超えるホロウならば自分を千年前に返せるはずだと千歳。 謝罪するホロウ、人の時をさかのぼらせる手段は無いと千歳に答えた。 それに笑う千歳。この狂った世界に生きるのも疲れた、好きにすればいい。主人公に対し、さらばだ最後の友達よと言う。 千歳に対し感傷に浸る主人公達。九葉は千年前の事などどうでもいい、それよりイヅチカナタの対策が必要と言った。 霊山君が見た雷鳴の地、そこに現れるはず、そして完全に力を得る前に倒す、それが唯一の勝機。 九葉はモノノフ達に、霊山君が見た場所を探す様にと命令する。自分達は滅びの淵に立っている、必ず生き抜くぞと大和。 夜になってミタマと話す。するとオビトが落ち込んでいた。全て思い出したと言うオビト。 モノノフのオビト、最初のモノノフ。ホロウと共にモノノフを作り、イヅチカナタと戦い命を失った者。ムスヒの君。 自分は死人であった、そしてホロウのミタマだった。ホロウの記憶が戻るとともに封じられていた景色の全てが戻った。 周囲との結びによってかろうじて存在している。その結びが立たれればこの世から滑り落ちる。 ホロウがオビトの記憶を失っていた為に、オビトは不完全な状態になっていた。 イヅチカナタとの戦いで死亡し、魂を食われる前にホロウの中に魂を移した。ホロウはオビトの存在に気付いていない。 オビトは魂結びという異能の力を持つ。ホロウの中には魂を捕らえる期間がある。そこに無理矢理押し込んだ。 主人公と同じ能力。死者と語り数多のミタマを宿す異能の地から、万物と魂を結ぶ「魂結び」。それこそがムスヒの君。 気を付けろ、この世の全ての結びを喰らう、常闇の鬼が来る。イヅチカナタが。 私の友達の千歳をあんな姿に変えた鬼が。千歳を助けてやってくれ。 そしてホロウにあの力を使わせてはならん。ホロウを止めろ、魂をホロウに奪わせるな。 332討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 01 11 35.39ID decydpei0[10回目] 次の日、九葉と話す。主人公が生き延びたおかげで作戦は成功した。 娘の振りをさせた部下は今頃、陰陽方に殺されているだろう。これで本当に私は一人だが、蝕鬼の謎は解けた。 血を流してでも流した血に報いる、それが自分が出来る事だと言う。 そこに秋水と凛音が現れる。そして人質は無事だと言った。 秋水は独自に動いてシラヌイの里を動かし、陰陽方の拠点を一つ潰した。 虚海は陰陽方を除名されて、その後始末をしろと指示があった。その拠点の場所を凛音に密告して一網打尽にしてもらった。 秋水こそが陰陽方の間諜だった。だから虚海がこの里について詳しかった。 凛音は秋水が情報を流してくれるから、好きにさせてやっていた。 北の地を見捨てた男の仲間を何故助けたと言う九葉に、あなたと犠牲を是とするこの世界を否定するためだと秋水。 こんなことで考え方が変わると思うかと九葉。我々は決してお前のやり方を認めない、今までもこれからもと凛音。 私は北の地を見捨てた男、未来永劫、この業を背負い続けこの道を行く。だからお前はお前の道を行けと九葉は秋水に言う。 秋水は主人公に言う。誰も犠牲にしない世界、過去に戻って仲間達を救う。 この理想が可能なのかわからない、ですが追い続けようと思う。簡単に諦めてはならないそれを主人公に教わった。 全てを救う英雄の姿を見せてくれた。イヅチカナタに勝ってください、その宿命に。汝に英雄の導き荒れ。 千歳の隠し事を、主人公とホロウには言ってくれるかもしれないと凛音に聞き出す様に頼まれる。 主人公の家に千歳が訪れる。ホロウと共に話を聞く。聞かれて困る事では無いと言う千歳。 話す前に、外で聞き耳をしていたモノノフ達を招き入れた。 真の目的、千歳は実験だと答えた。この世界が滅んだら、どこに行くのかと言う実験。 この世界には時を越えて数多の遺物、人、物、ミタマが流れてくる。過去、未来、異世界から。 その流れを知れば、あるべき場所に返せるかもしれない。あるべき世界へと、全てのほつれた糸を戻せるかもしれない。 故郷に帰れるかもしれない。その時、初めて私達は真に鬼に勝つことができる。 だから決めた、この世界を虚無にし時間の流れを操る。 私は半人半鬼の身、鬼が住まう虚無でも生きていられる。時の流れを辿り、その内奥を知るためだと千歳は答えた。。 この狂った世界の全てを元に戻すのだ。それで死ぬ奴はと問う富嶽に、それごと元に戻せば良いと答えた。 こりゃ逝かれてると言う富嶽に、そうかもなと千歳。その過程でホロウに会えればと思っていた。その望みも無駄だった。 千歳はホロウに問う。どこから来た? 鬼とは何だ? 我々は何処へ行く? 私はなぜ流された? この世界は何だ? しかしホロウは分からないと答えた。故郷が滅びた時、鬼と戦うすべを持ったまま暗い穴に落ちた。気付けば中つ国にいた。 知っているのは鬼との戦い方と、時を前に進む手段だけ。ですが一つ言えることがある。 時間は二度と元には戻せない。前に進む事はできても、戻る事は不可能。起きた全てを受け止めて前に進むしかない。 ホロウは千歳に一緒に戦ってほしいと言う。だが千歳は、生きるも滅ぶも好きにするが良いと言い牢に戻った。 残された一同。相馬は世界を滅ぼすのは勘弁してほしいが、鬼の真実は探る必要はあると言う。 全てはあるようにしてある、それだけじゃないかと言う初穂。またお礼を言い忘れたと暦。 凛音に報告、馬鹿ねと言う凛音。虚海の処遇は置いといて、鬼が増えたので退治に向かう。 333討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 01 19 23.89ID decydpei0[11回目] 北の鬼の居場所を探し回ってもどこにも、見当たらない。ホロウに何か心当たりはないかと聞く。 千歳はどこで蝕鬼の核を手に入れたのか、それが気になるホロウ。 蝕鬼はイヅチカナタの先ぶれ。蝕鬼が最初に現れた場所は、イヅチカナタが現れる場所の可能性が高い。 千歳を呼んで話を聞くが、死骸から手に入れた物で知らない、知っていても教えると思うかと答える。 ホロウは貴方もモノノフだったはず、何が貴方を変えたのかと聞く。 千歳は逆に聞く、誰も自分を知らない、世界から抹消された痛み、それを感じなかったのかと。 鬼とののしられ、人の世に生きられなかった痛み。それだけならばここまでしなかった。 千歳は半鬼になった事で老いない体になった。千歳はそう思っていた、だがそうではなかった。 千歳以外にも半人半鬼の者がいた、陰陽方の長老が一人がそうだった。そいつは砂となって朽ちた。 そして千歳はもはや時間が無く、もうすぐ砂となると告げる。この世界に抗い、心中する覚悟で過去に戻る手段を探した。 だがおんしらに、いやこの狂った世界に負けた。だから静かに最後の時を待ちたい。ホロウに会えて良かったと言った。 ホロウと話すと真の存在理由を教えてくれた。 ホロウの体内には魂を捕らえる機関が存在する。そこに人々の魂を取り込みその力を以って鬼を殺す、それが任務。 鬼が人の魂を喰らって力をつけるなら、こちらも同じ手段で倒す。 だがそれを実行できなかった、いえしたくなかった。その結果、鬼は倒せず千歳は鬼門に落ちた。 ムスヒの君は討たれ、数多の魂がイヅチカナタに奪われた。私は間違っていたのかもしれないとホロウ。 千年間ずっと人の魂を奪わず戦い続けた事。それが私の犯した過ち。 この力を使わずにイヅチカナタを倒せれば、それでいい。イヅチカナタが現れる場所で待ち、因果崩壊が行われる前に討つ。 ホロウは覚悟を決めていた、必要ならば今度は魂喰(たまはみ)機関を使用する、同じ過ちは繰り返さない。 私は魂を喰らう者、その使命を全うするのが存在理由。どんな方法を使っても決着をつける。それが人々への、千歳への贖罪。 過去の話。オビトは魂と語る異端の者として、都の人々に屋敷に閉じ込められていた。 そこにホロウが尋ねてくる、驚くオビト。ホロウはオビトの力がひつようだと誘いに来たのであった。 鬼を退治する手助けをしてほしいと、鬼を祓う一族であるオビトをホロウが誘う。 守衛たちを気絶させ、オビトを連れて行く。退屈だから出て行くのは賛成だが、友達になってくれとオビトは言った。 これからは友ですと言い、お互いに初めての友となった。 家から出ると異形の霧が里を包んでいた。外に出ると里の人々の様子がおかしい。 初穂は大和のせいで両親に叱られると言い、那木は友と星について語らい、速鳥は主人公を上忍と呼ぶ。 富嶽はホオズキの巫女の言葉で見回り。息吹は恋人のカナデと話す、暦は学校に行く途中だと言う。 相馬は部下達と隊則について話す。九葉は北の地を見捨てた罪で殺せと言う。 秋水は北の地から友と逃げている途中、橘花はすぐそばにいる姉を探していた。桜花も橘花を探していた。 大和は木綿と旅行だと言う。凛音はシラヌイの里を救いに行くと言う。木綿は子供のような言葉で親とお出かけと言う。 そしてほとんどの人が、大切なことを忘れているようなと言った。 樒に話しかけると集中して対応しているとの事。因果の結びが解けそうらしい。魂をこの場所につなぎとめて時間を稼ぐ。 樒が必死に祈っている間に、ホロウとなんとかしてくれと言われた。 ホロウと会い無事だったのかと驚かれる。数多のミタマが主人公を繋ぎとめたのだろうと言った。 334討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 01 23 57.32ID decydpei0[12回目] 里の者は記憶の消失、人格が崩壊をし始めている。イヅチカナタがもうすぐこの地に現れようとしていた。 この世界との結びを食われ、皆さんの魂が徐々に消失しつつある。このままだと全員の魂はあちら側に行く。 ホロウは魂を喰らい力に変えて鬼を討つと言う。それが皆を殺す事になっても、鬼に奪われる前に倒すと宣言。 千年前、ホロウは同じ状況に追い込まれた。記憶を失っていく仲間達、世界から消える数多の魂。 それでも可能性に賭け、魂を奪わなかった。結果イヅチカナタに仲間の魂を食われ、敵はより強くなってしまった。 そして千歳は鬼門に落ちた。選択を間違えた、魂を奪って戦うべきだったホロウ。 魂を鬼に奪われる前に、ウタカタの里の人々の魂を使って鬼を倒す。鬼の様に魂を喰らい鬼を倒すとホロウは言う。 協力してほしいと言うホロウ。その時、主人公のゲーム画面にノイズが走る。そして画面が消えた。主人公の因果も食われた。 残念です、皆さんの事が好きだった。魂を喰らう者ホロウ、鬼を討つのが最優先指令。魂喰機関を起動すると宣言する。 オビトが主人公に必死に呼びかける。この暗闇から連れ出してくれるのではなかったのかと言う。 お前が何者なのか、大切な友達の事を思い出せと言うが、主人公は動かない。どうすれば良いとオビトは落ち込む。 ホロウに光が集まり、主人公の魂を奪おうとした。だがそれ以上は動けない。 自分自身に言い聞かせるホロウだが、しかし実行できない。ホロウの目から涙があふれて動けなかった。 機関を停止し、動かぬ主人公に言う。自分はイヅチカナタに戦いを挑む。倒せは出来なくとも時空の彼方に追い返す。 そうすれば因果は戻る。ホロウは次の時代もその次の時代も退け続けると言う。 例え誰も覚えてなくとも、自分が裂けるまで永遠に戦い続けるとホロウは言った。 魂を大切に生きてください。私はホロウ、鬼を討つ鬼。あなたの友達です。 その瞬間、分霊オビトがホロウから主人公に移る。オビトとホロウが驚く、闇から出られたと喜ぶオビト。 主人公の魂を取り返してくると言って、オビトが主人公の闇の中へと入る。 主人公に呼びかけ、思い出せてやると言って過去の記憶を見せて行く。 大和が最初に迎え入れた所から、次々と仲間達と会った時の会話をしていく。 記憶を魂をこの地を結び直す。我らはムスヒの君なのだから。そして友達になってくれてありがとうホロウに伝えてくれ。 主人公が意識を取り戻す。ホロウが尋ねてくるので、名前もモノノフも里も覚えていると言った。 主人公とオビトの結びの力が合わさり、イヅチカナタの力を上回った。 私はこの為に千年戦ってきたのかとホロウは言う。 死んだ仲間も消えた歴史も無駄では無かった、オビトとあなたを会わす為にここまでこれた、無意味では無かった。 仲間達の魂を取り返しに行く。皆の魂はこなたとかなたのはざまにあり消えつつある。 だが主人公とオビトの力を合わせれば、再びこの世界に結び直せる。イヅチカナタの因果崩壊を無効化できる。 オビトが友達になってありがとうと言っていたを伝える。ホロウもずっと私の中にいたのですか、ありがとうと言う。 そして主人公にも照らしてくれてありがとうと言った。これより魂奪還作戦を開始すると二人は行く。 335討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 01 39 32.93ID decydpei0[13回目] 里の人々の魂の声が聞こえる中、大鬼と戦う主人公とホロウ。空に開く大穴こそが鬼門、人が入ってはいけない場所。 大鬼を倒すと大和と木綿とたたらが里に戻った。主人公の声が聞こえたと礼を言われる。 これなら皆を取り戻せるとホロウ。その後も大鬼を倒す任務に出るたびに、仲間達を解放していく。 途中で橘花を助けて結界を張り直し、イヅチカナタの霧を祓った。 また戦っている最中に北の地の者達を見捨てた事を後悔し謝罪していた九葉。戻った後、忘れろと主人公に言った。 そうやって全員助けた後、ホロウは千歳も救いたいと言い、千歳の体を持ってくる。 この世界を滅ぼそうとしていた、しかしホロウは助けたいから手伝ってほしいと主人公に頼んだ。 初穂が千歳が自分と同じ、故郷に帰りたいだけ。暦も助けられた事の礼を言いたいと言う。 大鬼との戦いの中、千歳の過去の話が聞こえる。かつて千年前、ホロウとオビトは友達を集めた。 世の中の異能と呼ばれる者、オビトは死者と語らう能力、千歳は動物と話せる能力。そういった者を集めモノノフを作った。 鬼と戦う鬼、集団にモノノフと名付けたのは千歳。困った人を助ける正義の味方だと千歳は称した。 鬼門に落ち、半身が鬼となった、人々から石を投げられた、かつての仲間達を求めてさまよった。 あれから千年がたった事を知る、生きていれば会えると思っていたが生きているのも疲れた。 ホロウが歴史に幾度と現れる事を知り、最後の手段と思った。主人公達は大鬼を倒す。千歳は意識を取り戻した。 殺そうとした自分を、心まで鬼となり果てた自分を何故助けたかと問う千歳に、助けられたからだと主人公。 モノノフは困った人がいたら助けてあげる。そう呟いた千歳は、イヅチカナタの探し方を教えた。 巫女は鬼の一部から千里眼で探す事が出来る。千歳の体の半分の鬼は、イヅチカナタの一部。千里眼を使えば追える。 これで親玉と戦える、明日の黎明イヅチカナタを討つと命令が入った。 若き主人公に、未来を託した。後に大和の分霊に託す。 皆と最後の戦いの前の会話をする。そしてオビトと話す。歴史が、百万の軍勢がお前の味方だとオビトは言う。 頭も隊長も無い。ただのモノノフとして死力を尽くすだけ。千年の戦いに決着をつける、これより進撃を開始する! 大きな一つ目、背中から二本の大きな触手の人型。イヅチカナタ。 戦いの末に撃破。すると荒れ果てた大地に草花が生え、緑の大地に変化していく。 イヅチカナタに食われてきたすべてがこの地に帰ってきた。植物が、木々が生えた。 すると千歳は思い出の湖畔だと歩み寄る、その湖には鬼ではない千歳の顔が映っていた。 千歳は笑い、生きろと言うのかこの世界でと泣き出した。泣く千歳に、ホロウは近寄る。生きてください、私と共にと言う。 千年の時を今に結ぶために。いまさら人の生き方などわからぬと言う千歳。 それでも生きろと言うならば、まだ私にその資格があると言うのならば、もう一度だけやってみよう。 ホロウと千歳二人は手をつなぐ。ホロウは、ありがとうオビト。ありがとう皆さんと言った。
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討鬼伝2 概要 ストーリー 追加点・変更点 オープンワールド化 鬼ノ手 武器・ミタマ(*1) 里の設備・その他 評価点 ゲームデザインの変更に伴う進化 戦闘・鬼ノ手に関して 物語・登場人物 ミタマ グラフィック 快適さ その他 賛否両論点 オープンワールド化に関して 難易度 グウェンと盾剣 前作『討鬼伝 極』と比較して 問題点 不完全な実装 調整不足に関して ストーリーに関して バグ関連 システム DLC その他 総評 余談 討鬼伝2 【とうきでん つー】 ジャンル ハンティングアクション 対応機種 プレイステーション4プレイステーション3プレイステーション・ヴィータWindows(Steam) 発売元 コーエーテクモゲームス 開発元 コーエーテクモゲームス(オメガフォース) 発売日 【PS4/PS3/PSV】2016年7月28日【Win】2017年3月22日 定価 【PS4/PS3/Win】7,800円【PSV】6,800円 レーティング CERO C(15才以上対象) 判定 良作 ポイント 大幅に改善されたプレイアビリティ前作までの長所を残しつつ正統進化デバッグが不充分のバグ地獄でリリース 討鬼伝シリーズ討鬼伝 / 討鬼伝 極 / 討鬼伝2 概要 PSVで展開を続けていた和風ハンティングアクション『討鬼伝』のナンバリング第2作。 初めて据置機を主軸として作られた作品で、既存の狩りゲーには無かったオープンワールド化を大きく宣伝していた。 一方で制作発表時期がPS4の性能に物を言わせオープンワールドに手を出すメーカーが増えた時期だったため、出来に関しては不安視する声もあった。 しかし、総合的に見ればゲームシステムを上手く組み合わせた続編に仕上がっていた。 本項ではPS4版を中心としてまとめていく。 ストーリー 時は明治―― 世界を滅ぼしたオオマガドキの災厄。 連綿と続いてきた「表の歴史」が滅び、 魑魅魍魎が闊歩する「裏の歴史」が世界を飲み込み始める。 遥か北の地に大量の“鬼”が出現し、人里を蹂躙しながら南下を始めた。 それを迎え撃つために横浜に展開した“鬼”を討つ戦士モノノフたちは、 “鬼”と激闘を繰り広げながら横浜の市街を防衛していく。 その最中、巨大な“鬼”が上空に現れ、 一人のモノノフが“鬼”が開いた鬼門に飲み込まれる。 そして十年後―― 西の果てにある「マホロバの里」に、 一人の記憶喪失のモノノフが流れ着く。(公式サイトより) 基本的なシステムは、『討鬼伝』を参照。 追加点・変更点 オープンワールド化 『モンスターハンター』シリーズで火が付いたハンティングアクションというジャンルでは同作に倣い、拠点で準備 → ギルド等の本部で任務を受注 → 指定されたフィールドへ向かう → エリアを移動しながら目標達成、という流れが当然のものとして存在した。 本シリーズの無印編や極編でもこの流れは変わらなかったが、オープンワールドが導入された事で、それまでのこの一連の流れはサブミッションの様な存在に変化した。 この任務請負による討伐は、初めから鬼域で限定された場所のみでの討伐任務がほとんどのため、素材集め・ハク稼ぎなどはこちらを利用することがメインとなる(*1)。 メインストーリーを追う場合、シナリオが進む毎に順次目標が設定され、それに従い拠点から領域へ移動、目標を達成する。マホロバの里周辺から各領域へと一切のロード無しに移動できる。 しかしどちらかというと本作のそれはオープンワールドではなく、各マップをシームレス形式で移動できるように繋いだものである。 各領域へは特定のルートを通らなければ侵入できず、ファストトラベルが解放されるまでは、決まったルートの内から侵入しなければならない。 前作までと比べてフィールド面積が圧倒的に広くなり、鬼やオブジェクト、ギミックのあるポイントの配置も増えた。 調べると小型鬼が大量に湧く瘴気の湧く場所、ハク(*2)溜まり、しるべ、歴史を紐解くための碑文、オンライン経由で武具・防具を交換できるつづらなど、その他後述の鬼ノ手で掴むことができる木々や崖も多数ある。 フィールド上には中型鬼(*3)・大型鬼の沸きポイントが存在し、付近を通過すると鬼域(行動範囲を制限する領域)が発生してこの中で戦うこととなる。 しかし、ストーリー上の討伐目標、又は受注任務でなければ、数秒程度鬼域にぶつかり続けていれば脱出可能。ストーリー上のイベント鬼以外はこの方法でスルーしてしまうことも可能である。 ちなみに、任務受注の失敗条件は「リスポーン3回」と従来通りであるが(*4)、オープンワールド行動時は一度力尽きた場合、前回セーブしたポイントからになるので少々シビア(*5)。 各領域は瘴気に汚染されているために行動限界があるが、特定ポイントを解放する事で瘴気の影響を受けない結界・及び里へ戻ることができる一方通行のファストトラベルポイントが使用可能。 また前作まで地祇石の内、「体力全回復」の石が「瘴気完全浄化(活動限界時間を最大にまで戻す)」効果に変更された。また、ストーリー進行によって各領域に1つだけ「拠点」が解放され、他のファストトラベルポイントと相互に行き来ができるようになる他、武具・防具とミタマの変更が可能となる。 他にも、フィールドを散策している途中でNPCが討伐任務を進行している時がある。協力して任務を終わらせることでNPCがその場から同行可能になる他、天狐(*6)が懐いて里に来るようになったり、鍛冶屋や大工の製造・修理が1回無料になったり、よろず屋の加入品目が増えたりする。 戦闘中のNPCは、時にネット上の他プレイヤーデータが反映されたNPCの場合もある。この場合、そのNPCの人別札(*7)を受け取れる。 フィールドが広くなった分、通常ダッシュではスタミナを消費しなくなった。代わりにもう一段階移動速度が上がる「鬼疾風」を使うことで気力を消費するようになる。 また、拠点となるマホロバの里も広くなり、「人里」感がグッと増した。 この仕様変更に伴い、恒例であった村人からの「依頼」受注の方法も変化。本部受付で受注するスタイルから、里やフィールドに居るNPCに話しかけることで受注・進行が開始されるようになる。 鬼ノ手 今作の目玉要素。構えから射出し、様々な物を掴むことで効果を得られる。 鬼絡(おにがらみ) 鬼ノ手で鬼や木や崖などの対象を掴み、その場所へ素早く移動出来る。空中で連続して仕様可能。飛びかかり中、空中に浮いた状態で攻撃ボタンを押した場合、特定モーションでターゲットした鬼を攻撃する。 これにより全武器種において空中での攻撃が可能となった。これに伴い、一部武具のモーションが追加・変更されている。 鬼喰(おにぐらい) 五大属性の元素が集まる「地脈」に干渉し、自然の力を取り込む。取り込んだ力は前方に射出できる他、装備武器に付与して一定時間属性武器としての効果を得られる。 鬼潰(おにつぶし) 道を閉ざす巨大なクモの巣や氷柱などを掴み、消滅させる事が可能。 鬼返(おにがえし) 突進など特定行動中に鬼が闘気を纏うが、その時に鬼ノ手で鬼を掴むと、地面に引き倒すことができる。 鬼葬(おにはぶり) 前作極編における「鬼千切・極」に使用した共闘ゲージが、鬼葬ゲージに変更。パーティーの貢献行動でゲージが溜まり、満タンになると発動。 「鬼千切・極」では複数部位を一気に破壊することが可能だったが、パーティーが近距離に居なければ発動できず、ゲージもパーティー内で共通だった。 今作では、個々のメンバーに固有のゲージとして存在する(*8)。破壊部位は一部位だけにダウングレードしたが、狙った部位をピンポイントで破壊することが可能に。 また一定条件を満たすか、あるいは満たさずとも最初から鬼がタマハミになった状態で鬼ノ手を構えると、足や尻尾など一部分が白く光る。 この部位を鬼葬すると、露出した鬼の生命力もろとも完全に消滅させる。PS4/PS3の場合は、R2ボタンを軽くタップするだけで点滅部位を優先的に自動で攻撃し、鬼葬を行う。 前作までは、破壊した部位を鬼祓いしても、生命力は祓った部位の形を留めていたが、この完全部位破壊をすることでそれがなくなる。 武器・ミタマ(*9) 追加された戦闘スタイルは「繰」で、追加武器は「盾剣」と「仕込鞭」である。仕込鞭は鎖鎌と似通っている部分もあるが、差別化はしっかり図られている。 ミタマの数は『討鬼伝』と同様の200種類+DLC。 削除されたものや新規で追加されたもの、戦闘スタイルが変わっているものもあるが、イラストとボイスは一新されている。 新規で追加されたミタマの中には、僅かだが、世界史、世界の神話や伝説に登場する人物も含まれている。 前作までは、武器に3つのミタマを装備し、メインとなるミタマ1つで戦闘スタイル、それプラス他ミタマ2つの組み合わせでスキルを付加したり組み合わせたりしたが、今回は武具・防具・鬼ノ手に1つずつ装備して組み合わせるようになった。 この影響で本作ではストーリーを進めないとミタマを3つセット出来なくなっている。また、防具や鬼ノ手にセットしたミタマのスキル効果も前作同様に得ることができる。 そのためミタマのスキルだけでは無く、アラタマフリやニギタマフリの効果も戦闘スタイルごとに異なるので、装備する枠ごとの戦闘スタイルも気を配る必要がある。 武器ミタマ 武器に装備。メインとなる戦闘スタイルに直接影響し、アビリティ(*10)や使用出来るタマフリに影響する。 本作から表記が「戦闘スタイル」から「武器ミタマ」という表記になった(*11)。また、タマフリにはそれぞれ設定されたクールダウン時間があり、加えて使用回数もタマフリごとに制限がある。 防具ミタマ 防具に装備。スタイルごとに異なる防御的な効果を得る「ニギタマフリ」が使用可能になる。 ただし、ニギタマフリはプレイヤーが能動的に発動させることはできず(*12)、条件を満たした時に自動発動する。 効果が切れた後はニギタマフリごとに設定されたクールダウン時間(*13)が経過するまでは再発動はしないが、使用可能回数自体は無制限。 鬼ノ手ミタマ 鬼ノ手に装備。スタイルごとに異なる強力な攻撃的な効果を得られる代わりに、効果中は何らかの代償が必要になる「アラタマフリ」が使用可能になる。 代償は基本的には使用したプレイヤーのみが受けるが、一部に他のプレイヤーにも代償の悪影響が及ぶものが存在している。 アラタマフリは使用可能状態であれば任意で使用する事が出来、効果が切れた後はアラタマフリごとに設定されたクールダウン時間の経過を待つ必要があるが、使用可能回数はニギタマフリ同様無制限。 里の設備・その他 鍛冶屋 武具・防具共に熟練度が一定値に達することで鍛錬出来た従来の使用から、素材を使った鍛錬に変更。素材さえあれば時間をかけなくても一気に性能を引き上げることができるようになった。 前作の魂鋼に代わる「万能石」で、必要素材が不足していても個数範囲内であれば鍛錬可能に。 ただし、万能石はランク1~3の装備品(つまり下級装備)の作成時にのみ代用として使用が可能であり、上級に関してはこれに相当する素材が無いので、結局上級では必要素材をきっちり集める必要がある。 大工 カラクリ人形を整備・強化して、領域へ派遣できる。能力や装備した思考回路に応じて時間経過で素材を拾ってくる、前回までの天狐システムに近い。 天狐 おやつをあげてごきげん度を最大に上げると、オープンワールドのフィールドへ連れていくことができる。素材を回収したり、鬼祓いをしてくれたりする。その他、親密度を上げる事でミタマを分霊できる。 久音 前作の樒(しきみ)同様、祭祀堂の巫女で、玉串を消費して60分間、ミタマを取得しやすくしたり成長させやすくしたり出来る。 また、振る舞う料理を食べることで同じく60分間スキルを得られる、前作で言う賽銭箱に近い役割も担う。 ついでに言うと、オープンワールドへの同行者決定は彼女に話しかけなければならない。 素材合成 ハクと素材を合成し、鍛錬素材を作ることができる。合成する素材と数によって、成功率が上下する。 カラクリ石1つで素材を1つ、100パーセントの確率で生成可能。 禊 NPCの装備武器や特徴からスキルを使用できるようになった前作までと変わり、任務達成時の素材獲得の数や種類が増える仕組みに変わった。 また、瘴気に汚染されたエリアでの活動限界時間が僅かに延長されるようになる。 評価点 ゲームデザインの変更に伴う進化 オープンワールド化という大幅な仕様変更により、マンネリ化を防いだことの功績は大きい。 元々同じ作業の繰り返しとなりがちな狩りゲーというジャンルで、目新しい感覚を得られるゲームスタイルは評価されている。 拠点から異界を散策している途中で突如中型・大型の鬼と遭遇したり、共同任務で思わぬ強敵と戦ったり、里の外に居るNPCに話しかけて依頼を請け負ったりという発見が、「狩りに出かける」というスタイルと上手くマッチしている。 特に、里周辺での連続討伐・乱戦討伐任務は、他領域と異なり(後述)大きく開けた高低差や段差の多いエリアでの討伐になるので、地形を或る程度生かした戦術や立ち回りが求められるので、臨場感とやりごたえが増している。 基本的に一度その領域に入ってしまえばストーリーの進行速度を無視して先まで進むこともできるが、明らかに今の力量に見合っていない鬼と遭遇する場合も。 ストーリー進行や依頼請負、共同任務で突発的に沸いた鬼と元々居る沸きポイントの鬼とで高難度の乱戦になったりといったハプニング要素も、この仕様に噛み合っている。 また、マップがただ広いだけの印象があった前作までと異なり、樹木や崖に鬼ノ手を使って瞬間的に移動したり、鬼疾風を使うことで、移動も思っている程ダレない。 マッピングに関しても、非常に高低差のある崖や密集した木々などもあり、鬼ノ手が有効に活用出来るような工夫がなされている。 戦闘・鬼ノ手に関して これまでの本シリーズに共通する問題点として、鬼の挙動が時に理不尽な程素早い・堅い、というのがあった。 しかしこれは、シリーズが豪快に鬼の部位を破壊するダイナミックさと爽快感、スピーディーでスタイリッシュなアクションを売りにしている。 そのため、それに合わせて鬼の行動も素早くしたり行動範囲・攻撃範囲を広げるなどしなければならないことに起因しており、鬼の行動パターンを劣化させてしまうとゲーム性を壊してしまう。 だが、本作では鬼ノ手の仕組みを盛り込むことでこのジレンマを完全に解決した。鬼ノ手の射程は鎖鎌や仕込鞭の射程よりもずっと長く、鬼を掴んでしまえば一瞬にして飛びかかることができる。 本来のスピーディーなアクションの魅力を削がず、同時に鬼も弱体化させずに、「エリアを縦横無尽に駆け回る鬼を追い掛け回さなければならない」「空を飛んだままの鬼相手に飛び道具以外では手が出せない」といった状況をほぼ皆無にして、大幅にストレスを軽減した。 また、これまでは鎖鎌などの一部武器でしか出来なかった空中での立体的な戦闘が、全武器で可能となったので(*14)、見栄えもいい。これに併せて、新規鬼も高低差のある巨大な鬼や飛行型の鬼が増えている。 他にも、これまでの鬼は部位破壊・鬼祓いを成功させても、鬼の生命力が消失部位をかたどって消失前とほぼ変わらない行動を取り、タマハミ・マガツヒ状態でなくとも攻撃が通る、突進後にダウンする、一部攻撃が発動しなくなるという程度の恩恵しかなかった。 しかし鬼ノ手の完全部位破壊により、足をもがれた鬼は終始這いつくばるようにしか動けなくなったり、両翼をもがれたらその場で跳ねるだけで飛び回れなくなったりと、行動面が大きく変化。戦局を動かす大きな要素となった。 過去作で問題となっていたプレイアビリティとアクション性の両方を改善・向上させたこの一点だけでも、「(出るとしたら)次回作以降の目玉要素として、鬼ノ手以上のアイデアが思いつかない」とユーザーに言わしめる程。 前作までは処理落ちが頻発したり、他のプレイヤーに悪影響を及ぼす程の過剰エフェクト(*15)が大きく問題視され、修正を希望するプレイヤーも少なくなかったにもかかわらず完全に無視されてしまっていた。 しかし、本作ではこの問題も大きく改善を見せ、基本的なエフェクトも自己主張しすぎるようなものではなくなり、さらに他のキャラクターの諸々のエフェクトも何をやっているかが解る程度の最低限の簡易表示になったことで、エフェクトが原因で他のプレイヤーが被害を被ることはなくなった。 物語・登場人物 異なる時代を行き来する鬼やミタマの謎を解明した前作から更に一歩進み、発見されたカラクリ技術や、鬼が生まれた謎に迫るストーリーに。 シリーズ恒例の、キャラの過去を掘り下げつつ少年漫画の様な王道を行く、悪く言えばありがちなシナリオは健在。声優に坂本真綾氏・山寺宏一氏・大塚芳忠氏などの実力派も参加。 前作までに登場したキャラも一部登場、ウタカタの里のキャラクターも一部名前だけ登場することもある。 また同行NPCの組み合わせによって、今まであった独り言の他、道中の掛け合いの会話が生まれるので、その組み合わせを探してみるのも楽しい。 ミタマ 戦闘スタイルが増えたこと以外に、武具・防具・鬼ノ手のどれにミタマを装備するかによってアビリティが変わってくるので、単純に組み合わせを探す楽しみが増えた。 レベルも、入手したハクの量に応じて経験値が溜まるのではなく、巫女に頼まなくても使い込むことによって自動的に上がる仕様になった。 レベルが上がっていくにつれ、ミタマのスキルが順次解放。最大3つまで好きなスキルを選択できる。 アップデート前はミタマを1つずつ選択しなければスキル一覧を確認出来ず非常に手間だったが、アップデート後には表示ウィンドウを切り替えるだけで一覧が参照可能になった。 グラフィック シリーズのオリジナル版であるPSVから比べものにならない程レベルは上がった。極編のPS4版と比較しても細部のディテールに磨きがかかっている。処理落ちも無く、フレームレートも安定している。 ただし、これらはPS4に限った話でPSV/PS3版ではカクツキも目立ち、グラフィックも前作のPSV版よりも落ちている。 映像の強化に伴い、本シリーズの特徴である部位破壊アクションの爽快感も上がった。 キャラクターメイキングもかなり進化しており、エディット可能な項目が非常に多く、実に多彩なキャラを作れる。公式で顔エディットコンテストも開催された。 あまりに作り込めるため納得が行くまでゲームを始める事が出来ない人が続出した。 快適さ 後述の通り、作り込みの甘さ・調整不足によるストレスはあるが、アクション面に関しては問題の無いレベルに調整されている。 先述した通り、大型鬼の動きに対処する鬼ノ手のシステムがとても上手く噛み合っている。そしてシリーズ共通である部位破壊の爽快感は健在。 流石にローディングの読み込み速度は遅くなったが、前作までの速度が驚異的だっただけであり、充分快適と言える程度の長さ。 そのローディングも、ゲーム開始時や戦闘開始・終了時、ファストトラベル使用時にストレスにならない程度の長さがあるのみ。 インターフェイスも従来通り、使いやすさ・遊びやすさを重視して考えられている。 地味ながらも大きな改善点として、すべてのタマフリやスキル・素材・装備品などに読み仮名が付与されるようになったことや素材の入手条件が確認出来るようになったことがある。 『討鬼伝 極』までは素材や装備名が読めないような難解なものであったり、いかようにも読めるようなものが多かったのだが、ミタマの列伝における名前を除いて読み仮名が振られていなかった。 そのため、50音順のソートで並べ替えた後で数を確認したい目的の素材がどこに行ったのか見失ってしまったり、ボイスチャット中に協力を依頼しようにも目的の素材名がピンポイントで伝えられず、結局は鬼と上級などの難易度を伝えて…となりがちだったが、これが解消されている。 入手方法に関しても、これまで装備を作れるようになった際に名前だけ出されてもどの鬼からどうやって入手するのかが見当が付かないものが多く、結局インターネットなりで調べる必要に迫られていた。 しかし、これも本作では入手方法を確認できるようになり、いわゆるマラソン行為もやりやすくなった。もちろん、上級/下級任務である必要があるものはちゃんとその旨も記載されている。 その他 禊 仲間同士で入ることもでき、仲間の友好度上げるとセリフが変わり、友好度を上げる良い物差しとなっている。 また、異性の時間にも入ることができる。友好度が低い内は追い出されるが、高いと一緒に禊をしてもらえる。 ギャルゲーや乙女ゲーとも言えるセリフを言ってくれることも。 賛否両論点 オープンワールド化に関して 先述した様に、正確に言えばシームレス形式でマップやエリアを繋げただけであり、『GTA』の様な海外のビッグタイトルが掲げるオープンワールドを想像すると余りにもレベルが違う。 領域でNPCがランダムに動いているわけでもなく、依頼を達成してしまえば里やその周辺域以外で人と出会うことは、共同任務を除いて無い。 申し訳程度に足したしるべや碑文、ミタマなどの収集要素も、それが終わってしまえばやることも無くなってしまい、素材集めに関しても従来の任務受注による討伐の方が効率がいい。 そのため、最終的にはランダムに発生する共同作戦を消化するかミタマ集めに奔走する以外にオープンワールドのフィールドに行く意味が無くなってしまう。 また、瘴気に覆われた異界が里と閉ざされているという設定を上手く活用してはいるが、それでも特定ルートからしか行けないエリアばかりで移動に制限が掛かっているのは残念。 そもそも領域内ですら一本道のルートでエリアが区切られているに等しい。特に「雅」の領域の、一本道が多いにもかかわらず無駄に複雑なマップは評価が低い。 崩れた塀など、それこそ鬼ノ手があれば難なく超えて移動できそうに見えてしまう分、余計にそう感じる。 鬼の沸きポイントは、実は出現する鬼はポイントによって完全固定。 特に良く通る道はすぐに鬼の種類を覚えてしまうので、出会うということの驚きや喜びは薄くなってしまう唯一共同任務だけが出現鬼がランダムとなっているが、実際に行かなければ何と戦わなければならないか分からない(*16)。 『GTA』のようなビッグタイトルのオープンワールドを想像していたユーザーからの評判は悪いが、概要にも書いた通り過度に期待をしていなかった層からは、充分面白いという声が多い。マップ自体も、作りが雑だという印象は無い。 ただしミニマップに関してはロードマーカーが無いので、イベントマークの通り行くと行き止まりということがしばじば起こる。 だが、オープンワールドがオフラインのみというのは寂しい感があるが、逆にこれでオンラインの任務…となると今度は収拾がつかなくなるのは容易に想像がつくので難しい所か。 難易度 物語本編だけに限って言えば、大型鬼は過去作に比べて大幅に脆く弱くなっており、難易度は下がっている。このため、元々シリーズを通して同行NPCのAIが優秀なこともあって、「ゴリ押しゲー」「ボタン連打」の傾向がやや強くなってしまった。 中でも、序盤に登場する本作初登場のオヌホウコはかなりヌルい。鬼千切や鬼葬で破壊出来る部位が多く、タマハミによる形状変化はあるが行動パターンに大きな変化無し、予備動作も隙が多い…と初心者モノノフでも上手く行けばノーダメージで倒せる。 結果として付いた渾名が、「サンドバッグ」「攻撃力チェッカー(*17)」である。 だが、不思議とこれを批難する声は少なく、その恐ろしい見た目とは裏腹な初心者にも優しい鬼という位置付けから、プレイヤーからは親しみを込めて「オヌホウコさん」と呼ばれている。癒し枠である。 しかし、難易度の問題はあくまで「物語本編」に限っての話であり、本編クリア後の上級任務からは難易度がグッと上がる。 オンラインの進行度12の任務では、装備や属性、ミタマスキルを考えた組み合わせで臨まなければすぐやられてしまう事もあり、歯応えはある。そういう意味では本作の間口は広い。 実際、『討鬼伝 極』では発売初期のとち狂っているとしか言いようのない難易度調整で猛反発を受けた事もあり、調整の方向性自体はちゃんと反省を活かしているものだと言えるだろう。 ただし、上に上げた進行度12の任務など、『討鬼伝 極』の極級任務よりも3体同時討伐をさせられる任務(*18)があったりで凶悪になっているものもあるのだが…。 また、進行度11のキー任務になっている「伏魔殿」はアヤナシ、メズコンゴウ、シンラゴウの3体討伐任務で、こちらは3体同時ではないものの、このうちの2体を討伐するまでは常に2体同時になってしまう。 さらに、フィールドが広いわけではない所に来て討伐する鬼が巨躯の鬼3体とあって、難易度も高いだけでなく非常に混沌とした戦闘になってしまう。 グウェンと盾剣 オオマガドキは世界規模で起きた災厄であるらしく、西洋にも影響があった。 新規キャラであるグウェンはそんなイギリスから来たモノノフなのだが、装備武器である盾剣やミタマ(*19)、彼女と因縁のある鬼(*20)など、和風アクションを基調とした世界からは若干浮いている。 しかしキャラクター自体が嫌われているわけではなく、あくまで目立っているという範囲の話である事に注意したい。 前作『討鬼伝 極』と比較して 武具の鍛錬に素材(前作では不要)、カラクリ人形の頭脳回路作成に素材、前作で言う賽銭箱に当たる料理を食べるのに素材、強化素材を錬成するために素材と、今作の拠点となるマホロバの里で施設を利用する時は、ほぼ必ず何かの素材が必要となる。 禊場での発動スキルの方向性が任務達成時に得られる素材に関係するスキル効果に変わったのもこれに起因すると思われるが、利便性が上がった部分がある一方で手間が増える場合もあり、里の施設に関して言えば全体的に前作から劣化してしまった印象を受ける。 共闘版 10月のアップデートに伴い、「共闘版」というオンラインモードのみプレイ可能・スタミナによる1日のプレイ回数制限ありな、課金スタイルの基本無料版が配信開始。 ストーリー部分は一章途中までしかプレイできないという販促程度の差別化は勿論あるので、一概にこの製作決定を悪とは言えないが、やはり本編製品版購入者にとってはモヤっとする点もある。 一応配信開始からオンラインに立つ部屋の数が一気に増えたので、一定の効果はあったと思われる。 しかし、無料故に仕方ないことだが課金要素が割と強烈になっている。加えて、本作はハードを問わず値崩れが強烈だったので、むしろDLC云々を考慮におかずとも快適にプレイしたいなら「共闘版に課金するより、中古を買った方がマシだ」と当たり前のように言われる有様だった。 問題点 不完全な実装 シリーズの方向転換を図る意味でも大きく変更点を加えた本作だが、実装された仕様が充分機能しているわけではない。 里とその周辺には昼夜の概念があり、夜は鬼が強力になるのだが、領域に入ってしまうと昼夜など関係なくなってしまうため、全体のボリュームを見ると設定倒れに等しくなってしまっている(*21)。 調整不足に関して 椿 物語の途中から、同行NPCの1人である椿が本部での任務受注の受付を兼任する事になるのだが、物語の進行状況によっては彼女が受付におらず、任務を受けられない時がある(*22)。 清麿 久音からの依頼で存在が判明する鍛冶屋であるが、ファストトラベルポイントを頻繁に移動するキャラであるため、滅多に出会えない。 会話することで武具・防具がそれまでの限界を超えて鍛錬出来るようになったり、彼に話しかけないと作れない武具があるのだが、とにかく会えない。 アップデートにより出会える頻度は上がったものの、必要な時に居ないことが多いため、ストレスなことに変わりはない。かと思えば里の鍛冶屋の前で待っている。偉そうに腕組みしやがっt 他、キャラクター関連 一度同行者を選んで散策に出ると、道中で鬼を倒したりしていくだけで友好度がガンガン上がる。特に序盤で顕著。 友好度が上がってしまうと散策中のキャラ同士の掛け合いや独り言で、キャラによってはネタバレ発言が生じてしまう。 その他にも、シリーズ恒例の禊場での反応の変化は友好度によって変化するのだが、あっという間に友好度が上がってしまうためその変化を楽しむことができずに終わってしまうパターンも出てしまっている。 物語の進行毎に上限を設けるか、もっと上がりにくくしても良かったとする声もある。しかし後者の場合、かぐやと九葉の友好度を上げる作業が一層面倒に…(*23)。 カラクリ人形 探索・戦闘能力の強化や思考回路作成に必要な専用素材が、各領域で拾う以外の収集方法が無かった。 非常に集まりにくい素材であること、カラクリ人形自体も強度が高くないこと、挙句は強化して危険度の高い領域に派遣しても、能力強化に必要な素材を集める頃にはプレイヤーも一通りアイテムを集め終わっていることから、完全に空気だった。 現在はアップデートで調整済み。共同任務にて補給隊を救助することで専用素材を購入できるようになった他、収得素材もそこそこ有用なものになった。 錬金釜 いらない鬼の素材を鍛錬素材に変換するという機能。鬼の素材にそれぞれ評価値が定められており、複数の素材を入れて値が100に達する毎に1個の鍛錬素材が作成できる。 これについてよく言われるのはあまりにもレートが釣り合っていないこと。大体選べる素材の中で一番値の大きい物を5個入れて1個といった具合だが、膨大な量を要求される鍛錬素材をこれで賄おうとすると逆に非効率である。カラクリ石1個で鍛錬素材1個に変換できるが、入手手段が非常に限られている。 狩りゲーとしては当然という声も極々僅かながらあるが、もはやトロフィー目的以外で使う意味が無いほどの産廃としてしまうのは流石に完全なる調整ミスと言わざるを得ず、「トロフィー取ったらもう使わない」「何のために追加した要素なのかまるで分からない」といった意見が多い。 鍛錬 賛否両論の項でも触れたが、今作では前作と違い鍛錬に熟練度を溜める必要が無い代わりに鍛錬用の素材が必要になる。何が使われるのか、いくつ使うのかはある程度統一されてるのだが、要求数が多い。 最初は1個や3個など妥当な範囲だが、+8辺りになると一度に5個や7個などを要求され、あっという間に素材が枯渇する。 一応、任務に赴けば3個や5個を纏めてもらうこともできるが、複数の武器、防具を鍛錬しようとすると多大な労力と時間を必要とされる。最高鍛錬を目指すと前述の清麿の仕様も重なって手間はかなりのもの。 武具・ミタマ 「銃」がまたも不遇な扱い。こちらは前作で初めて採用された武器だが、その当初も他武器と比して火力が低かった。更に本作では完全部位破壊との相性が最悪で、完全部位破壊を決めてしまうと鬼によってはよりダメージを与えることが出来る鬼の弱点とされる「霊脈」がなくなってしまう。 アップデートにより調整されたが、完全破壊で霊脈が無くなってしまうことは改善されていない。 ミタマのスキルも、頭一つ抜けて有用なタマフリスキルが存在する。新システムのアラタマフリ・ニギタマフリもスタイル毎に性能の格差が激しい(特にアラタマフリ)。 特に繰スタイルはアラタマフリ「五霊明神(ごれいみょうじん)(*24)」が、攻と迅スタイルはアラタマフリ(*25)・ニギタマフリ(*26)が共に強力で、一時期オンラインでもこのスタイルのプレイヤーが多く、バランスが大きく崩れた部分もある。 また、献スタイルのニギタマフリ「魂呼(たまよばい)」も強力。戦闘不能になると発動し、戦闘不能を回復し、再度倒れない限り一定時間体力と気力が徐々に回復していく。 防御的運用のニギタマフリはまだしも、アラタマフリまでクールダウンこそ設定されているが使用回数が無制限なため、余計にバランス崩壊に拍車をかけてしまっている。 なお、逆に使い勝手が悪い、何らかの形で他のプレイヤーにまで悪影響が及びかねないので使うべきでないとされるアラタマフリは特に癒の「生刀生弓(いくたちいくゆみ)(*27)」や魂の「照魔ノ法(しょうまのほう)(*28)」が特に指摘される。 生刀生弓は代償となる体力消費量の大きさの割に効果が明らかに釣り合っておらず、失う体力は時間経過で回復可能な赤ゲージ表示となるが、赤ゲージは攻撃を受けると消失するうえ、そもそもの体力消費によって事故死の要因ともなる。 照魔ノ法は特定部位以外全て(=それ以外の鬼の、通常状態の全部位・本体)が対象となり、ほかのプレイヤーもこの代償の影響を受けてしまうので、うまく使えれば効果的なダメージを見込めるのだが、デメリットが他プレイヤーにも影響する点が忌避されてしまっている。 実際はダメージの増幅率に対して鬼の防御上昇はスズメの涙程度であり、また本作の仕様上、鬼が通常状態でいる時間が短くなっているの。 そのため、デメリットは「ほぼ0」と言って差し支えないのだが、ゲーム内で数値として示されていないため、「他プレイヤーへの影響」という点が強調されて受け取られてしまったのが実情である。 性質上言及されにくいが、アラタマフリの性能格差が強烈なため、賭スタイルの「天運天恵(てんうんてんけい)(*29)」も、破軍星光などを引き当てられればいいが、生刀生弓や照魔ノ法を引き当ててしまえば目も当てられないことになりかねない。 照魔ノ法は実際はユーザーが不利になる可能性は限りなく0だが、勘違いは根強く、余計な波風を立たせかねない。 これらの問題により、持っているスキルは優秀でも、そのミタマの戦闘スタイルの問題でアラタマフリの使用を実質縛らざるを得ない等の問題が発生してしまうので、ビルドに組み込むのを断念するといったケースも少なくない。 多様過ぎるスキルに対して少な過ぎる選択肢 前作と比べタマフリやアビリティなどが大幅に増加しているが、セット可能なスキルは1ミタマにつき3つと変わっていない(*30)。 強化スキルだけであっても持続時間延長・待ち時間減少・効果量増加などなどあまりに多いため必然的に目標を立てて吟味するしかない状態なのだが、「とあるスキルを持ったミタマが1人か2人しか居ない」という極端な割り振りがかなり多く、結果として「この戦法を選ぶとこのミタマを選ぶしかない」という状況が頻発する。 特に溜め攻撃がメインの武器全般でこの問題が顕著である。素の溜め時間が非常に長いため、普段の吟味に加えて溜め時間を短縮するスキルを1~3個積むことが必要になる。 ミタマの数が少ない内はその限りではないが、高い実用性を求めれば最終的には選べる選択肢と言えば「どの武器を使ってどんな戦法で戦うか」程度であり、それだけでほぼ組み合わせは固定されてしまう。 そもそものミタマ総数が減少している(*31)にもかかわらず、システムの方で武器種や戦闘スタイル、さらにはアラタマフリやニギタマフリを追加してしまえばどうやっても強化スキルを複数のミタマに持たせることなど出来る訳がない。 このほか、刷新された新録の一部ミタマボイスがイラストイメージと合っていないという指摘が多い。 特に桃太郎の声は軒並み低評価で、宮本武蔵は剣豪というイメージと掛け離れたイラストが物議を醸した。 領域 オープンワールド部分は当初、下級レベルのフィールドしか用意されていないため、上級素材が必要・上級鬼と戦う場合は任務を受注する以外に無かった。 この点はアップデートで改善され、里や拠点でフィールドレベルを上級と下級に切り替えることができるようになったが、大型鬼や共同作戦などは上級や下級の差は全く考慮されずに配置されてしまう。 そのため、組み合わせ次第では領域を徘徊している大型鬼と共同作戦で討伐対象となっている大型鬼の出現位置が被って有無も言わさず2体や酷いと3体同時討伐に持ち込まれてしまうこともある(*32)。 特に古の領域で出てくる大型鬼は非常に強力なものが多く、領域自体に狭い場所が多いために戦いづらい所に来て、共同作戦との合わせ技で狭い戦闘エリア内で上級のショウケツジュとゴウエンマを同時に相手させられて絶望した…なんてプレイヤーも少なくないだろう。 共同作戦は必須事項ではなく、フィールド鬼の鬼域も走り抜けるだけでスルー可能なため、嫌なら逃げてしまうのは簡単なのが救い。 鬼葬 目玉の1つとしてアピールされていた「鬼葬」だが、「完全部位破壊をしたらかえって厄介な強敵になってしまった」「完全部位破壊後の挙動のせいで戦いにくくなってしまい、戦闘がグダグダになった」と言うケースが目立つ。 確かに、ミフチ系・ゴウエンマ骨格系などのように完全部位破壊を決めればむごいレベルで弱体化する鬼(*33)もいる。 だが、逆にオノゴロ系・クエヤマ系・センザンオウ・イテナミ系は、完全部位破壊を決めてしまうとむしろ「待ってました」と言わんばかりに大暴れするようになったり、回避が困難な技を連発するようになったりする傾向が目立つ。 また、オンジュボウやショウケツジュは両腕が完全破壊可能だが、片腕だけ完全破壊してしまうとタマハミ時に生やす球体(種子)を使って周囲広範囲に大爆発を巻き起こす攻撃をしてくる(*34)。 だが、両腕がある時は見てから距離を取るのに充分な時間の予備動作があるので回避ができるが、片腕だけ残っている時はこの予備動作がとんでもない速さになるため、見てからの回避はほぼ無理(*35)という罠もあったりする(*36)。 一般的な感覚や印象との乖離(*37)や、「鬼千切・極」と異なりNPCも鬼葬が出来てしまうので鬼葬をして欲しくない鬼との戦闘時はNPCを援護指示にして無理矢理鬼葬を使用しないようにするしか無い(*38)。 しかし、そうすると今度は鬼祓いの必要が無い状況でも、部位破壊をする度にがん首揃えて鬼祓いをしに行ってしまい攻撃の手が緩んでしまうデメリットもある。 前作と異なり、本作では同行者の武器ゲージの溜まり具合は確認できるが、共闘ゲージの溜まり具合は確認できない(*39)ため、共闘ゲージが満タンの時だけ援護指示にしてそれ以外のときは攻撃指示などに切り替えるというような運用も難しい。 ちなみに、開発へのインタビューの中で「完全部位破壊後に鬼が一方的に攻撃を受けるだけになるのは避けたかった」と発言しており、根本的に開発者が何か考え違いを起こしていること、そしてユーザー視点の考え方が欠落していたことが明らかになっている。 鬼返 タマハミ状態になっているオノゴロ・アヤナシが繰り出す前転攻撃に対して鬼返が出来るのだが、その際、転がっていた方と逆の方向に転がっていく。 それだけならば演出として悪くは無かったのだが、発売初期はなんとこの鬼返による被弾モーションにも攻撃判定が設定されており、触れてしまうと大ダメージを受け、さらに気絶してしまう。 流石に現行バージョンでは鬼返被弾後にダウンするまでは接触判定自体が削除されているために問題無くなっているが、そもそも鬼葬共々プレイヤーの立ち回りを有利にするためのアクションにいちいち罠を仕込む必要性も無いことから批判意見が噴出していた。 加えて、この鬼返による転がりはかなりの距離を転がってくるため、立ち位置によっては他プレイヤーが轢かれてしまうなどの形で迷惑がかかってしまっていた。 鬼返が可能なタイミングは鬼の体から赤い気が放たれている状態の時になるが、一部の攻撃は余りにもタイミングが短すぎ、あるいはタイミング外になる判定がシビアすぎるものもあり、鬼返をするつもりが鬼葬の暴発という最悪のケースになることもある。 一応、PS4/PS3版であればR2で鬼ノ手構えの状態で□ボタンで射出することで鬼を掴んでも鬼葬ではなく鬼絡ができるようにはなっている。 加えて、鬼絡よりも鬼返が優先される仕様があるため、これで射出すれば鬼返に失敗しても最悪鬼絡になるが、とっさのタイミングで鬼返をしようとなった時にこの操作が出来るかと言えば少々無茶な所がある。 そのため、通常操作で鬼絡、□ボタンで射出した時に鬼葬を試みる形にして欲しいという意見もあったりする。もちろん、現行の仕様だからこそ、PS4/PS3版のR2ボタンのタップ操作で完全破壊可能部位に優先的に掴み掛かる仕様が成立する部分がある。 だが、そのメリットを考慮してもそもそもの鬼葬で逆に難易度が上がってしまう、戦いにくくなるというケースが目立つというデメリット含めて不利益に感じるプレイヤーが多いと言うことでもある。 NPC 里のモノノフはともかくとしても、人別札のモノノフを同行させるときちんと行動しないことがある。 癒スタイルの人別札モノノフを連れて行けば体力が減っても回復をしてくれない、そもそも治癒で自身の回復すらしなくなるなどのように明らかに異常な挙動(*40)を見せることも少なくない。 そのため、元々本作では里のモノノフも十分に戦力になる(*41)こともあって、人別札のモノノフを使う事が敬遠されることがある。 それ以外にもこれは里のモノノフも同様だが、体力が減ってくると例え攻撃重視の指示を出していて、かつ鬼が広範囲の攻撃をしていないような、回避や走り回って逃げる必要も無いのになぜか治癒すら使わずに体力ゲージの赤い部分の自然回復を待ってひたすら逃げ回る、酷いと赤い部分がなくてどれだけ経とうが回復しない状況でもそんな挙動を見せたりと「基本的には」他の狩りゲーに比べれば優秀だが、一部分とは言え前作まで以上に「バカ」と言わざるを得ない挙動も目立つ(*42)。 こちらに関しては集合指示を出せば良いと思われるだろうが、集合指示を出しても無視して逃げ回ることが多々あるため、解決手段になり得ない。 そもそも、治癒を使えば良いだけの話なのにそれをしない(*43)こと自体がおかしいのである。 遺跡 前作「極」で言うところの無限討伐・特殊任務にあたる「遺跡」がアップデートで追加された。遺跡は登場する中型・大型鬼を討伐する毎に次の階層に移動するという流れを遺跡探索なら地下10階到達まで、無限探索なら帰還するまで繰り返すのだが、移動がその階層の鬼の亡骸を祓ってから3秒で勝手に移動してしまう。 そのため、自分勝手なプレイヤーがマルチプレイに混ざってしまうと、地祇石でタマフリを回復させたい…と思っていたプレイヤーが回復し損ねる事態が発生してしまう。 一応、フリーチャットが使えるようになり、定型文も弄れるので前もってその旨を知らせる定型文を仕込んでおけば討伐後に地祇石を使いたい旨は通達できるが、それでも結局、終わるのを待って貰えなければどうしようもない。 戦闘中でも使えるのでそうしろと言うことなのだが、戦闘後に補給を行うというのはこういったゲームで珍しいことではない自然な考えのため、次の階層に行くまでの移動時間をせめて『討鬼伝 極』の無限討伐・特殊調査任務の時のように地祇石を使うに充分なくらいは取るべきでは無かっただろうか。 遺跡探索限定で「ヤトノヌシ」と「オカミヌシ」の2体が復活しているが、遺跡探索では大型鬼の部位や亡骸を祓ったり全部位破壊報酬で貰えるアイテムがかなりの確率で換金素材や汎用素材に化ける。 これ以外の鬼は登場する任務をこなせば、その報酬でほとんどの部位の素材をひとつずつくらい獲得できるので、それ由来の装備が作りやすい(*44)が、この2体はそれが無いため、この2体由来の装備が非常に作りにくくなってしまっている(*45)。 加えて、万能石を大量に投じて無理矢理作成することができる下級装備に関してはまだしも、その手段も使えない上級装備でもこの2体由来の装備は必ずレア素材の「破滅の蛇(ヤトノヌシ)」「氷炎竜(オカミヌシ)」が要求されるが、最低でも全部位破壊ができなければ入手の可能性はゼロと言っても過言ではない程に入手が困難であり、当然のように全部位破壊しても出て来ないことがザラである。 しかも、前作まではタマハミ状態になる時の部位再生が無かったこの2体が何故か本作ではタマハミ状態になる時に4本ある腕の内の武器を持っていない2本が形状変化して強化された上で再生してしまう(*46)ため、全部位破壊の難易度も上がっている(*47)。 前作のコガネムジナ同様にまず安定して出現させる術が無く、出現した所で素材が高確率で化けるので素材が集まらず、さらに遺跡探索の報酬では大型鬼の部位素材は手に入らないので、いくら遺跡探索を繰り返そうが入手できないときはとことん入手できない。 コガネムジナの時もこの仕組みでかなりの猛反発を受けて、アップデートで換金素材や汎用素材に化けなくしたというのに、同じことをまたやらかしていることから、やはりかなりの反発意見が出ている。加えて、今回のこの2体に関しては未だ救済措置が無いという状況である。 無限探索では5階層ごとに帰還するか否かを選べるのだが、こちらは逆に猶予時間が30秒と長すぎると指摘される。 これ自体は『討鬼伝 極』の無限討伐でも同様の仕様だったため、好みの問題の部分はあるが、平時の移動が前述の通り3秒と短すぎるため、余計に印象が悪くなっている物と思われる。 また、無限討伐の時は広いマップで行われていたため、位置によってはそれでも帰還エリアに到達するのがギリギリになることもあったが、遺跡の場合はそんな広くないマップであることも大きい。 さらに、無限探索では帰還すると問答無用でサーバーから切断されてしまうため、無限探索を特定の階層まで行って戻るのを特定メンバーで(例えばフレンドなど)繰り返すといったプレイが困難になっている。 前作のコガネムジナの素材(*48)で苦しめられたプレイヤーからの不満の声があまりにも多かったからか、コガネムジナがやたらと遺跡で出現するようになっている(*49)。 本作では集団任務で上級のコガネムジナが確定出現する任務がある(*50)上、アップデートでマップを上級に切り替えられるようになり、確実に沸くポイントもあるため、むしろコガネムジナの素材で苦しめられることはほとんど無くなっている。 むしろ、これのせいで今度はヤトノヌシやオカミヌシの出る可能性を食い潰されてしまうことになり、前作では出現が切望されたコガネムジナが本作ではむしろ疎んじられる事態に。 さらにDLC任務「巡回ノ任、再び」の各領域の内容を紹介する際もやたらとコガネムジナの出現をアピールしていたが、ユーザーが望むものと完全にズレており、「(コガネムジナはどうでも良いから)ヤトノヌシやオカミヌシを出してくれ」と当然のように批判されることに。 天狐 任務同行ができるのは前作と同じだが、体力という概念がなかった前作と違い、今作の天狐には体力があり、大型の鬼の攻撃一発当たっただけで撤退してしまう。 アップデートで倒れにくくなったが、それでも数発で撤退するのであまり意味がない。 戦闘面 本作から登場した大型鬼のウシヲキナとその変異種のアケハワニはタマハミ後に非常に細長い体つきになるのだが、そのせいでロックオンを使用するとあらぬ位置にロックオンがされてしまうため、非常に動きを追いかけにくくなっている。 実際は鬼ノ手や弓などの照準を合わせる際にロックオン操作をすればその照準の位置にロックオンができるが、それをやっても全体像が長すぎてかなりカメラが振られるため、ロックオンを使って戦うのが基本になっているプレイヤーからは不満意見が挙がっている。 また、上で過剰エフェクトが改善された点を評価点に上げたが、それ自体は確かに評価されるべきなのだが、「虚空ノ顎(こくうのあぎと)」のシンボルがとても小さいものとなったことで確かに処理落ちなどの問題は解消された。 しかし、なんと当たり判定までシンボルの小ささに合わせて弱体化させられてしまい、「部位破壊などでダウンを奪った鬼相手の追撃に使ってもヒットしない」と言う調整を受けたことで、前作とは違った意味で産廃と化してしまった。 しかし、ユーザー側が攻撃判定は弱まっていても虚空ノ顎に付与される鬼の吸引効果が弱まっていないことを利用してミタマの熟練度稼ぎのテクニックが生み出されたが、現在はアップデートで諸々のバグ諸共攻撃判定の強化という形で消滅している(*51)。 また、マシンスペックの関係かPSV版はエフェクトのさらなる簡略化または消去が行われているのだが、その結果敵のエフェクト付き攻撃がほとんど詐欺判定同然の状態になってしまい、中にはほぼ視認不可能なもの(*52)まで生まれてしまった。 過去作の鬼は基本的にその当時のタイトルから流用されているのだが、その過去作で問題視されていた仕様や挙動までそのままである。 機動力の大幅強化等で間接的に改善された要素もあるが、状態異常関連や「極」で登場した大型鬼が持つ異常なヘイト管理仕様など、明確に改善されるべき要素までそのままなのは再利用を通り越して最早手抜きと言わざるを得ない。 「引き継いではじめから」の削除 前作『極』では、アイテムや所持金等を引き継ぎつつ、ゲーム開始のキャラメイク時点からやりなおす、いわゆる「強くてニューゲーム」に当たる「引き継いではじめから」というものが存在したのだが、本作ではそれがなくなってしまっている。そのため、ストーリーをもう一度楽しむためには1からプレイしなおさなければならない(*53)。 前作においては、この「引き継いではじめから」のみが、キャラメイクをやりなおす唯一の手段であったため、そういった面でもこの機能の削除を残念がる声は多い。なにより、前作まで存在したシステムを削除する必要があったのかどうかについては疑問が残る。 キャラメイキング周りの不便さ 非常に多彩なキャラを作ることができる反面、一度キャラメイクを決定してプレイをはじめると髪型周りやメガネなどの装飾品などを除いてそのデータでは以後一切修正することができない。 また、膨大なバリエーションのある各キャラエディット項目の内、どの部分をどう調整したかについて、あらかじめ保存しておく機能や、ゲーム内で再確認する手段がない。 そのため、一度作ったキャラクターが気に入らずに微調整したい際や、1からプレイをやりなおす際に同じ容姿のキャラクターを用意したい場合は、あらかじめ自分でキャラクターエディット画面をスクショするなどして、パラメータを確認できるようにしておく必要がある。 本作もクロスセーブ・クロスプレイが可能になっているが、PS4版で作成した時は納得の出来だったキャラクターが、PSV版では画質の劣化、描写の簡略化などの影響を受けてPS4版のそれと異なるキャラクターになってしまったという不満意見もある。 こちらは最早ハードスペックなどの問題でどうしようもないので、メインでプレイするハードの側で満足行く出来になったところで良しとする他無い。 その上、特に調整を要するであろうキャラクターの顔については、数分の長さではあるがチュートリアルバトルとイベントを終えなければ確認することができない。 この点自体は開発の不手際とは言いがたいが、結果的に、真に納得のいくキャラメイクをするためにはそれなりの手間と根気を要する仕様になってしまっている。 上の項目でも述べたが、前作のように「引き継いではじめから」を使ってのキャラメイクやりなおしも、今作では不可能となっている。 ストーリーに関して ストーリーを大枠で括ってしまえば、博士と鬼ノ手(とカラクリ)があればどうにでもなると言う内容になってしまっている。 何かあれば鬼ノ手なり博士によって解決してしまうと言う内容になってしまっており、ネット上のネタを使って「もう全部あいつ(博士)1人でいいんじゃないかな(*54)」と言われたり、あまりの博士の万能ぶり(*55)から「博士えもん(*56)」と揶揄するものも少なくない。 捻くれた見方という部分も否定出来ないが、実際問題博士と鬼ノ手(とカラクリ)でほとんど作中の事態を解決してしまっていることなど、ストーリーに魅力を感じられないとして「シリーズで一番陳腐なストーリー」という批判もある。 もちろん博士と鬼ノ手だけでは成し得ず、主人公たちがいたからこそ成せたこともあるのだが、博士や鬼ノ手がほとんどの下地を作っていて、主人公を含めた他の面々がしたことはそれの後押しだったり駄目押しだったりばかりになってしまっているのは否めない(*57)。 何より、半ばオムニバス形式で各キャラの話になるストーリーで毎回展開が被るのはあまり良い事とは言えないだろう。 また、前作のメイン進行が、小規模な里が明然たる外憂に立ち向かう勧善懲悪・復讐劇テイストの「鬼退治」を基本志向したのに対し、本作では人間集団同士のいがみあい・不調和・軽挙妄動といった内患も骨子を成す。 上述の博士の大活躍も、裏を返せば重職を背負った道化キャラ達が踊ってくれているからこそだし、ゲーム内の主人公のともすれば無責任な行動もその道化ぶりに少なからず寄与している。 動機の明快さの薄濁化に加え、プレイヤー共々「踊らされていた」印象を随所に残すのも、前作より多少社会性を深めるシナリオを試みたが故にフォローしきれなかった問題点と言える。 バグ関連 発売当初は、仕様とバグの区別が付かないとまで言われてしまう程不具合が多かった。 進行不能バグ、ミタマに関わるバランス崩壊バグ、解放した筈のファストトラベル先が表示されない、ストーリーのADVパートでキャラクターのグラフィックが消失したままシナリオが進む、などなど。 特にアクション面に関するバグは、通称破天バグを代表とするとんでもなものもあった。 引き継ぎ体験版と製品版のバージョン1.01まではで特定の指南を受けてしまうと一部のNPCキャラクターがプレイヤーが侵入できない場所に移動してしまうことでストーリーが進行出来なくなるバグがある これを修正するバージョン1.02を適用すると今度は「すべての任務を達成すると獲得出来るはずのトロフィー「金眼四ツ目の守り人」が取得できない」バグに見舞われる。 この件を除いてもアップデートを適用する度に何かしら別のバグを産み出しているような状態が続いた。 大型アップデートの際には、遺跡探索限定で復活を遂げたヤトノヌシやオカミヌシに鬼葬でトドメを刺すか、鬼葬を当てた後のダウン中にトドメを刺してしまうと、なぜか亡骸が鬼祓い出来なくなることで進行不能になるバグも実装されてしまった。 当然のようにこの2体が出現しうる領域の遺跡探索を目的としたマルチプレイの部屋には「(ヤトノヌシとオカミヌシの)ヌシ系に鬼葬厳禁」の旨が伝達に書かれるようになってしまった。 進行不能バグを含む多くのバグはアップデートで修正済み。 システム 会話面の不備 ○ボタンが会話の続きの選択とスキップが同じなので間違えてスキップしてしまう。おまけにオート再生がないので上記のようなことがしばしば起こる。 前作から改善されることなく、音声付きのシーンでは主人公の名前は他のキャラクターは呼んでくれず、主人公の名前だけ飛ばされて会話が進んでしまうため会話に不自然さを感じる。 さらに前作では吹雪で聞こえ難い演出やムービーの暗転時など違和感無くプレイヤー名を呼ばせるシーンもあったため余計に強く感じる人も居るだろう。 この手のゲームによくある、「お前」などの二人称を使用するなどの形をとっても良かったのではないだろうか。 本作はこれまで以上に主人公の名前を呼ばれるケースが多いので余計に気になってきてしまう。 DLC 過去作までは非常に好評だったDLCだが、本作では盛り上がりに欠ける結果となった。 前作までは配信から一定の無料期間が設けられ「戦闘開始時からタマハミ状態」「速攻任務(*58)」「本編になかった組み合わせの鬼で高難度の乱戦・或いは連続討伐」など、工夫が見て取れたことで高評価で、これなら有料でもいい、という声もあった(*59)。 が、本作のDLCの任務集は、過去作からリストラされていた大型鬼の配信メインとなり、無料期間も無い。 本編で登場しなかった敵を配信する事自体は問題ではない。しかしここで問題なのは、1つの任務集で追加鬼が1種類だけであり、属性と色が違うその変異種の鬼さえも別のDLCとして小分けに配信されたこと。 そして1つの任務集の中身が、単体だけの「下級任務」「上級任務」「本作既存鬼との乱戦」の3種をワンセットとして、第伍集まで捻りの無い任務を毎回ワンパターンに配信した事であった。特に工夫も加えられずにリストラした鬼を切り売りする方針には批判が強い。 また、本編にて武器作製ツリーで「???」の表示になっていてユーザーに期待を持たせた武器も、DLCで解放される前作武器だった事が判明。 第八集から、ようやく凶暴化した条件での鬼の討伐任務・及び新防具が配信されたが、手遅れ感が否めない。 広いマップに複数人で行ける「巡回ノ任、再び」も配布されたが、一部領域だけ抜けていたりもしている。 さらに問題なのは、これまで同様にマルチプレイでDLC任務をプレイする場合は統合本部に入室しているプレイヤー全員がそのDLCを購入・適用している必要がある点である。 『討鬼伝 極』までは無料配信期間があったことで、オンラインマルチプレイでもDLC任務をプレイしやすい環境で、ほかのプレイヤーの手を借りやすかった。 だが、本作では上記諸々の事情で導入したプレイヤーの数が少なかったのだろうか、DLC任務がマルチでプレイしにくい状態であった。 制作費の回収のため、無料期間の有無に関してはまだ理解できるが、せめて内容についてはもう少し購入するプレイヤーのことを考えて作れなかったのだろうか。 任務内容もそうだが、報酬で作れる装備もかなり性能が低いかピーキーすぎて扱いづらいかのどちらかで、切り売りのリストラ鬼やちょっと特殊なシチュエーションで戦える任務に価値を見出せないなら、購買意欲は湧きにくい(*60)。 加えて、前述したDLC任務の仕様により、実質オフラインプレイ前提で購入しなければならないのもキツいものがある。 もちろん『討鬼伝 極』の「抜忍の装束」のような性能的に他の装備の選択肢を一蹴するような性能にしてしまうのも問題ではあるが、だからといって積極的に選択肢に入れていけないようなものばかりで良いわけもない。せめて、性能や見た目共に実用的なものであればまだ印象も違ったのだろうが…。 その他 エンディング曲 過去作の和風オーケストラな楽曲ではなく、グウェン役の中川翔子氏の歌う和風ロックが採用されているが、作風に合ってないという声が多く、評価は低い。 総評 これまでの狩りゲーというジャンルにオープンワールドのシステムを導入し、過去作の持ち味を十二分に活かしつつ、続編として上手く進化させた印象を抱かせる。 そこに新要素を取り入れたことで評価された部分も多いが、同様に調整不足な部分も多い。 しかし、「前作までは、先行の狩りゲーに追いつくためのゲーム」「新しいものを作るには、モーションや敵を追加しただけじゃ駄目」「他ゲームの先を行くためにも、IPを殺す覚悟で新しい事に挑戦しなければならなかった」と開発が語った通り、手抜きから生まれた粗さという印象は薄く、シリーズ経験者も新規プレイヤーも概ね満足出来うる仕上がりとなっている(参照)。 惜しむらくはDLCによる盛り上がりが過去作と比べて極端に低く、その他調整不足な点が目立つことだろう。 実際の作品を見る限り、完全版ありきと取られる仕様が多すぎることや、いくらアップデートで改善したとは言えてんこ盛りだったバグなど、作りが雑すぎる部分はある。 だが、アクション面での快適さは他の同ジャンルのゲームとは段違いに高く、組み合わせや収集の楽しみも増えた。 狩りゲー特有の単調さに抵抗が無いのであれば、是非一度プレイしてみてはどうだろうか。 余談 本作以降『討鬼伝』シリーズは発売されていないが、2022年9月にはオメガフォースとエレクトロニック・アーツが共同で開発する完全新作の和風ハンティングアクション『WILD HEARTS』が発表されている。 なお、公式によれば開発スタッフが『討鬼伝』シリーズとは異なるとのことである。対応機種はPS5/XSX/Winで、2023年2月17日に発売された。 この作品はそこそこの評価は得たようだが、発売元であるエレクトロニック・アーツの期待していた売上には程遠かった模様。 その後、発売して1年経たずで各種修正込みのアップデート、追加コンテンツの配信やサポートを打ち切ることになった(*61)という報道がなされる。 そして、実際に2023年9月のアップデートを最後に完全に動きがなくなってしまった。もはや『モンハン』に勝てる狩りゲーは無いのか…。
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バグ一覧 バグ一覧バグ1 バグ1 起こる原因・動作 起こる原因・動作2 メモ1 メモ2 俺のだけ?大和に話しかけると高確率でフリーズして電源が切れるんだが・・・ - 名無しさん 2013-07-10 03 32 41 討鬼伝起動したらセーブデータが壊れています。 最悪だー - 名無しさん 2013-07-12 17 38 36 対なす鬼蜘蛛のあとイベントをやらず鬼の目の極意やったらイベントマークが消えストーリーが進まなくなった - 名無しさん 2013-07-15 23 14 17 バグって言うか間違い?新田義貞のミタマの解説、生年没年がおかしい、7歳じゃんか。 - 名名無しさんさん 2013-07-16 21 20 34 オンラインで皆が準備整ってチェックマークが付いた所で出発しようとしたら、準備が整ってないメンバーがいると言われて、それでも強引に出発しようとしてもやっぱり弾かれ出発出来ず、受付に行って任務を取消するか?と聞かれて「はい」を何回押しても変化がなく、「任務を取り消しますか?」というメッセージの無限ループ。チャット機能が無いので他のメンバーにこのことを知らせる事が出来ず…。 - 名無しさん 2013-07-25 02 29 43 結構役にたつバグ発見! - 名無しさん 2013-07-29 20 50 05 ↑の続き 合成素材を登録しておいて、それを合成してまた登録しておいたほうを装備すると登録したままのミタマがスロット1のままでも装備されてる! - 名無しさん 2013-07-29 20 53 31 つまり最初から3つつけた状態だと - 2013-08-01 23 08 07 二回やって同じ結果だったから間違いありません! 口下手で分かりにくいと思いますが。。。 - 名無しさん 2013-07-29 20 54 35 オンラインでハクが上書きされて増えないんだが俺だけ? - 名無しさん 2013-08-02 16 04 53 名前
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登録日:2023/07/18 (水曜日) 19 01 00 更新日:2024/05/16 Thu 19 49 50NEW! 所要時間:約 ? 分で読めます ▽タグ一覧 イケメン ネタキャラ バカ殿 不遇 南北朝時代 天然キャラ 新田義貞 武士 脳筋 褐色肌 豪放磊落 逃げ上手の若君 ? ?を探せ …まあいい 二千も来れば俺には充分! 鎌倉攻めにもはや迷いなし!続け者共! 新田(にった)義貞(よしさだ)とは、足利尊氏と並んで南北朝時代を代表する武将の1人。 本項目では、史実を元に創作されている漫画作品『逃げ上手の若君』におけるキャラクターとしての新田義貞を扱う。 【データ】 レアリティ(1335年) ☆☆☆☆☆ UR 能力 南北朝適正 武力 91 蛮性 99 知力 ? 忠義 67 政治 35 混沌 41 統率 97 革新 34 魅力 58 逃隠 73 ※ステータスの詳細 レアリティ:その年代における人物の重要度。なのでステータス数値とレアリティが比例しない場合もある。 能力面 武力:刀、弓、馬術などの個人戦闘力 知力:知識、機転、戦略などの総合力 政治:内政、調略、権力争いを制する力 統率:政治体制や味方の軍をまとめる力 魅力:善悪に拘らず人を引き寄せる力 南北朝適正 蛮性:荒々しい時代を戦い抜く生命力 忠義:高すぎるか低すぎる時に力となる能力値 混沌:次々に変わる環境、状況への適応力 革新:古きに拘らず新しい世界を作る意思や発想力 逃隠:人の眼が行き渡らない時代に適応する能力 技能:武芸百般(甲) 剣術・弓術・馬術の複合技能 技能:疾風怒涛 平地での武力20%上昇 技能:戦場のクエスチョン ?マークがはっきり見えているほど武力上昇、知力下降(完全ランダム) 固有武器:源氏重代太刀「鬼切(おにきり)」 矢弾防御40%上昇 【概要】 後醍醐天皇の味方をし、足利尊氏と共に鎌倉幕府倒幕に力を尽くした東国武士。 尊氏、楠木正成に並ぶ南北朝の花形武将であり、鎌倉攻めの際は尊氏と共に鎌倉を攻め滅ぼした張本人の1人である。 風貌はちょっと浅黒い肌にギザギザのあご髭が特徴のワイルド系イケメン。ちなみに分家の岩松家も浅黒い肌なので、肌の色は一族の特徴なのだと推察される。 郎党からは「覇気に満ち顔も精悍な武士の鑑」と太鼓判を押されている。 「けど…」 「……なあ?」 「うん…」 「頭の横に見えるよな常に何か」 「どうしてだろう」 「なんとなく…何もわかっていないような気がするのは」 ? しかしその実態は、頭の横に「?」マークが物理的に具現化する脳筋天然キャラ。 なお、この「?」は実際に頭の横に浮かんでいるようで劇中人物たちにも視認可能。コマや吹き出しに隠されていてわかりづらいが、常時「?」は浮かんでいる。 新田が登場する度にあの手この手で?マークが隠されているため、?マークの扱いはさながらウォーリーを探せのソレ。 花形武将ではあるのだが幕府が第1話であっさり滅んだ本作での出番は遅く、連載1周年目での回想が初登場となった。 おまけに主人公が北条時行故にあまり登場回数や主人公と交流する機会に恵まれず、「存在感は凄まじいのに中々スポットライトが当たらない哀しい人物」みたいな独特のポジションになってしまったキャラクター。 作中でも新田の一族は不遇であり、佐々木魅摩には「盆暗」と小馬鹿にされている。 マーキング・パターンは「新田一つ引に戦、百合」。 【人物】 一人称は「俺」。 鎌倉攻めに際しても尊氏の動向がわからず、ほとんどのコマで「?」を浮かべていたものの、天狗衆の報せによって援軍が来ると即座に迷いを捨てて攻め入るなど性格は豪胆にして豪放磊落。 鎌倉陥落後の新政には加われず、郎党と共に不遇を囲っているが本人は「心配無い。敵に回れば打ち倒すだけのこと!」とさして気にしておらず大らかで気風の良い性格であることが窺える。 ……のだが、やはり「?」が浮かんでいるため「何もわかっていないだけでは?」と郎党たちからも訝しがられている。 また天然キャラぶりは戦場でも表れており、鎌倉攻めの際は進軍を邪魔する海に目がけて「この刀あげるから浅くなれ」と唐突にのたまい刀をダメ元感覚で適当に放り投げて「…ダメか」と発言したため、郎党達からは「何がしたいのバカ殿!?」と総ツッコミされた。 そういった点を含めて郎党たちから直接バカ殿呼ばわりされている始末だが、当人は自分がそのバカ殿であると認識していない。 一応海が引いたのを見た部下からは「バカ殿やるぅ!」と評されているため、割と軽口に近い感覚でバカ殿呼ばわりされている様子。 実際京都で尊氏の手下みたいな扱いされている事に対し、郎党達は「鎌倉を陥とした殿の功績はあの尊氏より上なのですぞ!」と愚痴っている辺り、郎党にはきっちり慕われている。 とはいえ流石に湊川の戦いで尊氏が繰り出した「新たな天皇の擁立」という奇策により生まれた2枚目の錦の御旗を目の前にすると困惑しきっていた。 【能力】 バカ呼ばわりされている上に常に?マークが浮かんでいるため凄まじくシュールだが実力は本物。 11巻現在で、 武力値及び統率値:2位 蛮性値:ぶっちぎりの1位 とあまりにも戦闘に特化した尖った高ステータスが特徴。 その勇猛さと豪胆さ、二刀を駆使して矢の雨を悉く斬り落としたという武勇は郎党からの信頼も厚い。 何気に弓の達人小笠原貞宗が放った本気の射撃を真正面から刀で切り払って迎撃した現状唯一のキャラであったりもする。 1336年の尊氏の反乱の際には尊氏軍目がけ二刀を駆使しながら果敢に突撃し、無双ゲーの如く足利の軍勢を薙ぎ払い蹂躙。 師直も「勢いに乗せると手が付けられない」とその武勇を危険視したほどである。 しかし敵を蹂躙しながら尊氏に対し投げかけた言葉が「決着をつけよう尊氏!どっちが偉くて強いのか!!」だったためアホっぽさに拍車がかかった。(*1) だが、戦略・軍略にはあまり長けてはいないのか、湊川の戦いでは尊氏軍の見え見えの陽動作戦にあっさり釣られる姿も見せており、正成の弟からは「あーもう新田のアホ!」とキレられていた。 一応 鎌倉攻めの際は天狗衆の知らせを受けるまで自軍の戦力を冷静に見て攻めるか否かギリギリまで思案する 湊川の戦い敗戦後の戦いでは、貞宗の弓術を防いで「あの弓は俺以外防げない」と判断し、自軍の損害が増えるのを忌み冷静に退却する といった場面はあるので、大局的な視野は苦手な反面個人の武勇に限れば非常に優秀なタイプなのを伺わせる。 【余談】 海目がけて刀を放り投げるシーンの元ネタは新田義貞の代表的エピソード「稲村ヶ崎伝説」。 鎌倉攻めの際、義貞は稲村ヶ崎から海を渡って通るルートで奇襲をかけようとしたが海が深くて渡れなかった。 そこで義貞は海に黄金の太刀を投げ入れて龍神に祈願するとたちまち潮が引いて進軍できるようになった……というもの。 しかし本作では神秘性もへったくれもない天然バカ殿ムーブの逸話として昇華された。 ちなみに関東庇番に属する岩松兄弟は分家だが、作中でも言われている通り義貞の元を去っている。 追記修正よろしくお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 建て主さん分割提案しました?個人的には本作ではまだ出番の多くないキャラですし、(もう少しで描かれるであろう)彼の結末まで待ってから建てた方が良いと思ったんですが… -- 名無しさん (2023-07-19 20 10 17) 分割提案は忘れていました。元項目がかなり文量あるのと、登場から時間もそれなりにありステ―タスもあるしで分けて内容を盛れば問題ないかなと思ってました。 -- 名無しさん (2023-07-19 20 15 42) 武力への信頼はすさまじいが、鎌倉統治に失敗しただの盆暗だから郎党も苦労するだの、あげくにはっきりと馬鹿呼ばわりされるだの、たぶん同作者の三作の登場人物で一番頭が悪い疑惑さえある。 -- 名無しさん (2023-07-19 20 48 22) 歴史に名高い新田義貞と言われるけども後半の活躍が地味なのはまあ認めざるをえない -- 名無しさん (2023-07-20 01 36 16) 群馬は有名な武将ほとんどいないんだもん・・・全国区なのはほんとに新田だけっていう -- 名無しさん (2023-07-20 15 01 15) 尊氏や後醍醐以上にライブ感に身を任せている男 -- 名無しさん (2023-07-20 16 07 51) ↑2 実は最期を迎える直前は越前をほぼ制圧していた。言われるほど無能でも考えなしでもないんだけど、当人と上司の運とカリスマが微妙に低かったのが致命的だった。 -- (2023-07-21 21 09 56) 名前 コメント
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新田義貞の刀剣塚 (日野・下永谷) bgsound むかし,港南区には,鎌倉に向かうおもな道が,いくつかあって,鎌倉幕府が滅んだ時のお話が,たくさん伝えられています。 「陣ケ台」のお話。 桜道を登って日野公園墓地に入ると,正面の方にこんもりとした古墳のようにも見える土盛りがあります。このあたりを陣ケ台と言います。江戸時代の書物にも,むかしここに,戦のために陣をしいたことがあると書かれています。 きっと,敵の矢をふせぐための,小高い土盛りのようなものを築いたと思われます。 そこで,鎌倉に向かおうとする新田の軍と鎌倉を守る側とがぶつかり,激しい戦いがあったと伝えられています。 そのあとで,鎌倉方は,新田の軍に敗れました。その時にキズを負った鎌倉方のさむらいが,たくさん逃げて来たそうです。 そして,陣ケ台にいた新田のさむらい達に,はとんど殺されてしまったそうです。死体は,このあたりに散乱することになりましたので,このままではいけないと,村人は考えて,敵味方の区別なく埋めて供養したそうです。 日野公園墓地の入口には,そうした鎌倉時代のさむらいが今でもねむっているのかも知れませんね。 あわれな最後を遂げた人たちの魂が,無念のあまりに,うらみの心がつのって,村にたたりをもたらすのではないかと考えたからでしょう。 むかしの人たちは,悲しい死を遂げた人の魂は,成仏せずに村の中をさまようと考えていましたので,血に染まった刀や鎧も,に葬り皆で供養しました。 もう一つ「刀剣塚」のお話。 下永谷に,地蔵院という寺の跡があります。新田義貞が鎌倉を攻めた時に,戦死した人たちや刀などを埋め,供養したという塚です。 戦にまきこまれて,多くの人たちがなくなりました。亡きがらと共に刀なども葬られ,供養したという塚があって,刀剣塚と呼ばれていました。 りっぱな刀剣塚がいくつか建てられていたのですが,いつしか失われて,言い伝えだけが残っています。
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登録日:2014/05/06 Tue 14 32 49 更新日:2023/12/30 Sat 01 20 16NEW! 所要時間:約 11 分で読めます ▽タグ一覧 PSP PSVita PlayStation Portable PlayStation Vita オメガフォース ゲーム コーエーテクモゲームス ハンティングアクション モノノフ 和風 妖怪 狩りゲー 討鬼伝 討鬼伝 極 討鬼伝2 鬼 討鬼伝とは、コーエーテクモゲームスより2013年6月27日にPSVita及びPSPで発売されたハンティングアクションゲームである。開発は無双シリーズでおなじみのオメガフォース。 2014年8月28日には様々な要素が加わった「極」が発売。 2016年6月30日には「2」が発売。 ◆概要 本作では力なき人々を守るために“鬼”と呼ばれる異形の存在に挑むモノノフたちの戦いを描く。プレイヤーは「ウタカタ」と呼ばれる里に新たに派遣されたモノノフとなり、世界の滅びを阻止するべくこの世に現れた鬼との終わることのない戦いに身を投じることになる。 ◆あらすじ 古より、“鬼”と呼ばれる異形の存在と戦う者たちがいた。彼らを称して「モノノフ」(鬼ノ府)という。 千年の長きに渡り「モノノフ」は歴史の影で人の世を守り続けてきた……。 しかし、太平の時代の末、突如、大いなる災厄が訪れる。時が歪み、天地が裂け、各地に異界が出現……。 かつてない大量の“鬼”があふれ出したのである。 多くの土地が“鬼”に飲み込まれる中、「モノノフ」は生き残った人々を里に迎え入れ、“鬼”に立ち向かった。 七日七晩……短くも熾烈な戦いの後、かろうじて人間の勢力圏を守り通した。 後に“オオマガドキ”と呼ばれるこの災厄を経て、「モノノフ」は人の世を守り、治める組織として、歴史の表舞台に立つこととなった。 それから八年――。 いまだ終わらぬ“鬼”との戦いの最前線に、新たな戦士が派遣される。 人の世を滅びから守るため、モノノフたちよ、“鬼”を討て! ◆戦闘システム ★武器 太刀・双刀・槍・手甲・鎖鎌・弓の6種類。 ○太刀 攻撃の速さ、範囲、威力のバランスがよく、扱いやすい武器。敵の攻撃を避けながら攻撃できる翻身斬や、力を溜めて衝撃波を放つ真空斬などを使い分ければ、多彩な立ち回りができる。癖があまりないため初心者にオススメ。 ○双刀 両手に持った小太刀で素早い連続攻撃を繰り出し、手数でダメージを稼ぐ武器。空中と地上を自在に移動でき、空中での攻撃手段も豊富に持っているため、高さを意識した幅広い立ち回りが可能である。ただし、ダメージを稼ぐためには相手に密着する必要があるため、被弾しやすい。 ○槍 中距離からの突き攻撃を主力とするため、相手とある程度間合いをとって立ち回れる。槍の柄で近くの敵を殴ることも出来るため、近距離での戦闘も多少は可能。突進してくる敵にカウンターを加えることもできる。一方で、溜め攻撃が主な火力源である為、動きまわる敵は苦手。 ○手甲 リーチが短く攻撃範囲も狭いため部位破壊に関しては微妙だが、それを十分に補う程の火力を誇る。ガードが出来る唯一の武器でもある。高い場所の部位破壊を他に任せられる場面ではその偉大な攻撃力が討伐速度で輝く。 ○鎖鎌 鎌攻撃と分銅攻撃を併せ持つ武器。近~中距離を自在に動き回りながら攻撃を繰り出すことができる。分銅の溜め攻撃で敵に張り付くことが可能で、さらに、「瞬迅印」を発動することで常時鬼に張り付きながら攻撃できるなど、非常にトリッキーなアクションが特徴である。 ○弓 遠く離れた距離から攻撃できる唯一の武器。溜めることで威力を上昇させることができる通常攻撃と、番える回数で性能が三種類に変化する番え攻撃を使い分けることで小型鬼から大型鬼まで幅広く対応することができる。しかし、近距離の敵に対応する手段に乏しいため、他のモノノフの援護の有無よって両極端な結果になりやすい。 ☆極から追加された武器 ○金砕棒 手甲よりリーチの長い重打撃武器。先端で攻撃することで威力が上がる「豪打」が発生し、豪打を連続で当てると「豪腕状態」となり攻撃速度と溜め速度が上昇する。手甲と違いガードはできないが敵の攻撃を受け止め、跳ね返すことが可能。 ○薙刀 攻撃範囲と速度を兼ね備えた切断武器。攻撃を当て続けることで「連舞状態」になり複数部位への攻撃が可能になる。また、「流転」によってあらゆる攻撃を受け流し、絶え間なく攻撃を続けられる。 ○銃 弓に続く遠距離武器。鬼に備わる「霊脈」という部分を撃つことでダメージが上がる。「狙撃弾」「散弾」「爆発弾」「貫通弾」「吸引弾」「時限弾」の6種類の弾丸があり、銃ごとにどれか3種が決められている。 ☆2から追加された武器 ○盾剣 右手に剣、左手に盾を持つ。盾で攻撃を受け止めつつ剣で攻撃するのが基本だが、盾にも刃が仕込まれており、それによって攻撃的な立ち回りができる。 ○仕込鞭 苦無を発射することで遠距離にも対応できる近距離武器。複数の部位を一度に攻撃できる。刺した苦無を積極的に爆発させることで、鬼千切に必要な武器ゲージを全武器中トップクラスに早く溜めることができる。防御技がないので、適切な位置取りを心がける必要がある。 ★ミタマ 日本史上に名を残す200名以上の英雄の魂。8種類の戦闘スタイルに分かれており、モノノフはミタマを武器に宿すことで、「鬼祓い(Rボタン)」+□or△or〇or×ボタンで戦闘スタイルに応じた“タマフリ”という特殊な力を発動させることができる。また、ミタマはレベルを上げる事により様々なスキルを1名につき3つまで(4つ目以降はいずれかのスキルを消去しなければならない)習得することができる。鬼は強い魂を喰らい体内に取り込むことで自身をさらに強化することができるため、現在は大半が鬼の体内に囚われてしまっている。 2ではごく僅かだが、日本以外の歴史上人物や神話の人物もミタマとして登場した。 ☆ミタマの戦闘スタイル一覧 ○攻 攻撃を得意とする戦闘スタイルで、自身の攻撃力などを上昇させるタマフリを持つ。鬼祓い中に気力回復速度が上昇する。 ○防 挑発や被ダメージ緩和など、守備や自他の生存に特化した戦闘スタイル。鬼祓い中、「防御ゲージ」を回復する。「防御ゲージ」はゲージが0になるまで本来体力が受けるダメージを肩代わりする。 ○癒 自分や仲間の回復を得意とする戦闘スタイル。回復効果を持つタマフリ以外にも、自身の回復技の効果を上昇させたり、味方に攻撃を当てることでその味方にかかっている状態異常を回復させたりすることができる。 ○隠 特殊な立ち回りを得意とする戦闘スタイル。設置型のタマフリなどを持ち、敵を背後から攻撃したときに会心率が上がる特性を持つ。 ○迅 素早い立ち回りを得意とする戦闘スタイル。あらゆる行動で消費する気力が減少する。気力消費が激しい武器と相性が良い。 ○魂 遠距離攻撃を得意とする戦闘スタイル。鬼祓い中に「魂ゲージ」が溜まる。「魂ゲージ」が溜まるほど、タマフリによる遠距離攻撃の威力が上昇する。 ○空 空間を操り、特殊な補佐を得意とする戦闘スタイル。鬼祓い中、鬼祓い範囲内の味方のタマフリ使用間隔を短縮する。 ○賭 運頼みの戦闘スタイル。鬼祓いに成功すると、いずれかのタマフリの回数が回復する。 ☆極から追加されたスタイル ○壊 部位破壊に特化した戦闘スタイル。鬼を倒すか部位を破壊すると一定時間攻撃力が上昇する。 ○献 味方の支援を得意とする戦闘スタイル。ダメージの一部を肩代わりするタマフリ・仲間が無敵になる代わりに自身の体力が減少するタマフリがあるため、回避や防御に慣れたプレイヤー向き。 ☆2から追加されたスタイル ○繰 繰鬼という精霊のようなものを召喚し、五大属性の攻防支援を行う戦闘スタイル。鬼祓い中に十字キーで操る属性を変更する。 ★表層破壊と部位破壊 大型の鬼は驚異的な力を宿しているため、通常時は攻撃しても体力は減少しない。鬼の体力を削るためには「マガツヒ」という体内の生命力が露出した状態にする必要があり、体の一部を「部位破壊」するか、鬼の表層に一定以上のダメージを与えて表層を破壊することで一時的に全身をマガツヒ化させなければならないのである。 2では、「鬼葬(おにはぶり)」を使う事で、大型の鬼の部位を生命力ごと破壊、もしくは破壊済みの部位の生命力その物を破壊する「完全破壊」が追加された。 例えば足を完全破壊すると鬼は立てなくなり、移動速度が大幅に遅くなったり、腕を完全破壊すると、腕を使った攻撃が使えなくなるなど、戦略的なメリットは大きい。 ただし、完全破壊できる部位は各種決まっており、全ての部位を完全破壊できるわけではない。 鬼葬が使用可能な状態で鬼ノ手を構えると、完全破壊が可能な部位は白く光る。 また、鬼によってはタマハミ中やタマハミ後のみ完全破壊可能な部位も存在する。 鬼によっては、完全破壊後に攻撃方法が大きく変化する種類も存在し、必ず有利になる訳ではないので注意が必要。 ★その他のモノノフの能力 ○鬼千切(△+〇) 武器ゲージが最大まで溜まった時のみ使用可能。極限まで高めた己の魂の力を込めた一撃を放つ。小型鬼を瞬殺し、大型鬼の部位を一撃で破壊する。 ○鬼ノ目(SELECT) 鬼の残り体力や表層耐力、破壊可能な部位及びその状態を確認することが出来る。使用中は自動的に気力を少しずつ消耗していく。他にも、鬼ノ目を使わなければ見付ける事の出来ないアイテムや地祀石(回復ポイント)、特殊な小型鬼などを発見することが出来るようになる。 ○鬼祓い(R) 光の陣を作り出し、陣の中にある鬼の死体や切り離した部位などを浄化・封印する。大型鬼の部位は破壊しても一定時間経てば再生してしまうが、鬼祓いによって破壊した部位を封印することで部位の再生を阻止することができるのである。浄化した死体や部位からは素材が出る。体力が尽きた仲間を復活させる力も持つ。 ◆作中用語 ○“鬼” 絶大な力と驚異的な回復力を持つ異形の存在。人間の魂を喰らい、己の生命力に変えて活動する。時間の概念を超越した存在であるため、現在と過去を行き来することができる。知能が高く、自分が仕掛けた罠にモノノフを誘い込んだり、上位の鬼が下位の鬼を使役したり、指揮官の指示に従って組織的な行動をとったりなど、高度な知性や社会性を有していることが窺える。ちなみに、鬼が戦闘時に上げる声は単なる咆哮ではなく、鬼独自の言葉を叫んでいるという設定らしい。 亜種に相当するものとして、各鬼には体色や属性が異なる「変異種」が存在する。 大型の鬼の変異種は、名前が原種とは異なり、種類によっては体の一部が原種とは異なる形状に変化している。 小型の鬼の変異種は、名前の後に「不浄」「黄泉」「朧」の何れかが付く。 「不浄」は異界に長く適応し、より多く瘴気を吸収した事で、炎熱や水氷の属性を得た個体。 「黄泉」はより多くの魂を喰らった事で、一段強力になった個体。風雷の属性を得ている。 「朧」は鬼ノ目でしか見えない、白い希少な個体。多くのハクが獲れる他、英雄のミタマを呑み込んでいる事もある。 ○オオマガドキ(大禍時) 八年前に起きた鬼の大量発生現象。七日七晩に渡る戦いの末にモノノフたちにより一旦は鎮圧されている。この事件によって日本のほとんどが壊滅した。 ○異界 オオマガドキと鬼の影響によって時間と空間が歪んだ場所。鬼の勢力圏であり、モノノフと鬼の戦場。鬼が食らったミタマの影響で歴史的な場所や建造物が歪んだ形で出現している。「古」「雅」「武」「戦」「安」「乱」の6つの領域に分かれている。 ○鬼ノ府(モノノフ) 昔から人々を守るために鬼と歴史の影で戦い続けてきた組織。8年前のオオマガドキをきっかけに統治機関としての側面も持つようになった。 ○中つ国 現在、日本に残っている人類の勢力圏。鬼ノ府の本拠地である霊山を中心に、複数のモノノフの里から成り立つ。ひとつひとつの里には独立した統治権限があり、複数の里による連合国体制をとっている。 ○モノノフ 鬼ノ府に所属し、鬼を討伐する戦士達のこと。「鬼を討つ鬼」「金眼四ツ眼の守り人」などともよばれる。 ○神垣ノ巫女(かみがきのみこ) 霊山から各里に一人ずつ配属される特別な巫女。鬼や鬼が発する瘴気が里に侵入することを阻止するために里の周囲に結界を張ったり、物質やミタマに残る残留思念を読み取ったりする能力を持つ。これらの能力を行使することは体に強い負担を与えるため、短命の者が多い。 ○ウタカタ 主人公が配属されるモノノフの里。異界に隣接している。本作の主な登場人物は全員がこの里の住人である。 ○禊場 ウタカタに存在する施設。体を清める事で、一時的にスキルを得ることができる。男と女で使用する時間帯が異なる(青い看板の時は男、赤い看板の時は女が使用出来る)が、異性の使用時間に入ることも普通に可能。先に誰かが入っていると、禊場限定の衣装(滝打ちの修行僧のような格好。透け具合からして下には何もつけてない)を見ることができる。相手が異性の場合、はじめのうちは追い出される(この場合、禊ぎ場の効果は得られない)が、仲良くなると2人で清めることができる。その場合、一緒に清めたキャラに応じて特殊なスキルがつく。主人公がためらいなく異性の使用時間に禊場を利用するのはこれが理由であり、決してやましい理由があるわけではない。ないったらない! ○天狐(てんこ) ウタカタに住んでいる狐に似た不思議な生物。知能が高く、人間の言葉がわかる。飼い主のために素材を集めて来てくれる。 ◆登場人物 ○主人公 新しくウタカタに配属された新人モノノフ。あずまの地の出身。その道行きには、数々の出会いと試練が待ち構えている。戦いの果てに何を掴むのか。それはプレイヤーの手に委ねられている。 ○桜花(おうか) 武器 太刀/戦闘スタイル 防/CV 浅野真澄 組織内でもトップクラスの実力を持つウタカタのエース。新人の頃より進んで危険な任務に赴くことでモノノフとしての力を磨いてきた。鬼を討ち果たすことを己の使命としており、そのためには命を投げ出すこともいとわない。面倒見がよく、まだ新人の主人公にも親切に接する。妹である橘花を何より大切にしている。 ○息吹(いぶき) 武器 槍/戦闘スタイル 魂/CV 野島健児 実戦経験豊富な槍使い。普段は軽薄かついい加減なふうを装っているが、本来の性格は冷静かつ慎重。仲間を戦場から必ず生きて返すことを信条としており、仲間の命のために命令や規則を度々無視するため、高い実力を持ちながらも組織内の評価はあまり高くない。 ○初穂(はつほ) 武器 鎖鎌/戦闘スタイル 迅/CV 野中藍 鎖鎌を操る天真爛漫なウタカタのムードメーカー。少々意地っ張りだが、明るく賑やかな性格。何故か自身をウタカタのモノノフの中で最も年長であると言い張っている。自分のいた場所への郷愁を捨てきれずにいる。 ○富嶽(ふがく) 武器 手甲/戦闘スタイル 攻/CV 福原耕平 拳一つで戦場を渡る百戦錬磨のつわもの。言動は粗暴かつ荒っぽいものの、根は仲間思いであり面倒見もいいため、周囲からは兄貴分として慕われている。 ○那木(なぎ) 武器 弓/戦闘スタイル 癒/CV 佐藤朱 正確無比な弓の名手。真理の探求を志す学者でもあり、鬼の研究を生業としている。柔和で人当たりがよく心優しい性格だが、一度説明を始めると止まらない「説明魔」でもある。知的好奇心が旺盛であり、興味のあることには子供のようにはしゃいでしまうことも。 ○速鳥(はやとり) 武器 双刀/戦闘スタイル 隠/CV 中尾良平 組織内での面倒事を引き受ける孤高の仕事人。指示や指令を忠実に成し遂げることを信条とする。必要以上の事は語らない寡黙な性格。実は天狐のようなかわいいものが好き。 ○大和(やまと) CV 高塚正也 ウタカタの代表者。他のモノノフを指揮統括する。かつては英雄とも呼ばれたほどの凄腕のモノノフであったが、オオマガドキで片目を失ったことで現在は前線から身を引いている。基本的には自他に一切の甘えを許さない厳格な人物だが、仲間の身や心情を案じて励ましたりなど、本質的には慈悲深く情に厚い。木綿の父でもある。 ○橘花(きっか) CV 庄司宇芽香 ウタカタの神垣ノ巫女で、桜花の妹。里の周囲に結界を張り、鬼の侵入を防ぐ役を担う。巫女としての力を行使することで自らの体が衰弱し、死が近づくことを内心では恐れているものの、責任感が強く負けず嫌いな性格であるため、ウタカタの里を守るためならば自らの死も受け入れようと懸命に努力している。 ○秋水(しゅうすい) CV 赤羽根健治 モノノフの研究員。鬼の生態や弱点を分析し、モノノフたちに戦術情報を提供する役目を担う。冷静かつ物静かな人物。 ○木綿(ゆう) CV 斉藤佑圭 モノノフ本部の受付嬢。大和の娘でもある。明るく優しい性格で、誰にたいしても分け隔てなく接する。ウタカタに住む男性たちのアイドル的存在。 ○たたら CV 川津泰彦 鍛冶屋。モノノフ達が持ち帰る素材を加工して、武具を作り出すことを生業としている。非常に頑固な性格。頼まれたものはどんな物でも作ることを信条としている。 ○樒(しきみ) CV 牛田裕子 ミタマを祀る祭祀堂の巫女。モノノフとミタマの結びつきを強め、力を引き出すことができる唯一の人物。非常にマイペースな性格。趣味は貯金。 ◆鬼 小型鬼 ○ガキ(餓鬼) 鋭い爪と突き出た腹を持つ小型の鬼。異界の至る所で見かけられる。基本的には常に群れで行動し、人間を見つけると一斉に襲い掛かってくる。 変異種に、より異界に適応した青い「不浄」と、多くの魂を食らい知性が向上した「黄泉」が存在する。 ○サザガニ(細蟹) 蜘蛛に似た姿の小型の鬼。局所的に大発生する事がある。猛毒を吐き出す為、新米モノノフにとっては注意を要する相手となる。 変異種に、睡眠毒を持つ白い体色の「不浄」が存在する。 ○ノヅチ(野槌) 長大な体を持つ鬼。普段は人に興味を示さず、異界をのんびり徘徊している。時折、地面を咀嚼し、正体不明の物質を吐き出しているが、これは世を異界に作り変える行動と考えられている。 変異種に、鬼の目でしか見られない、白い体色の「朧」が存在する。目撃例が滅多に無く、白いノヅチを見つけると幸運が訪れると噂されている。 ○オニビ(鬼火) 燃え盛る炎に包まれて宙を漂う鬼。普段はあまり動かず、周囲を伺う様子を取ることから、物見のような役割を担っていると考えられる。近づくと炎を吐いてくる。 変異種に、鬼の目でしか見られない、白い体色で緑色の炎に包まれている「朧」が存在する。 ○オンモラキ(陰摩羅鬼) 大きな耳で羽ばたき、飛行する蝙蝠のような小型の鬼。距離を取れば雷球を吐き出し、近づけば鞭のような尻尾で攻撃する。 氷の息を吐く青い「不浄」と、落雷攻撃をする「黄泉」が存在する。 ○ドリュウ(土竜) 地中に潜む目の無いミミズのような鬼。音や振動で獲物の接近を感知し、突如、足元から襲い掛かる。 普段は地中の魂を喰らうが、異界化が進む領域では、積極的に地上の生物に襲い掛かる。 氷水の力を手に入れた青い「不浄」が存在する。 ○キンキ(金鬼) 金属質の皮膚を持つ鬼。脚部が退化して存在しておらず、腕で這うように移動するので動きは遅い。しかし、右腕は極端に発達しており、そこから繰り出される一撃は、強固な鎧をも打ち砕くほどの威力を持つ。 氷の力を手に入れた青い「不浄」が存在する。より多くの瘴気を吸収し、年を経た個体とされている。 ○ナキサワ(鳴沢) 蝦蟇に似た姿を持つ鬼。鈍重そうな外見に似合わず攻撃的で、人間を見かけると襲いかかってくる。猛毒の霧を吐き出し、獲物の動きを鈍らせてから、棘のある舌で絡めとる。 炎の力を手に入れた赤い「不浄」が存在する。 ○モノイワ(物岩) 亀のような姿をした鬼。小型鬼の中ではかなり大柄。水辺を好んで徘徊している。甲羅は岩石のように強固で、あらゆる攻撃を跳ね返す。腹甲は比較的柔らかいので、転倒させたうえで攻撃を加えるのがよい。 炎の力を手に入れた赤い「不浄」が存在する。 2では、回転攻撃中に鬼返を使う事で、転倒させる事ができる。 ○ヌエ(鵺) 猿の頭、虎の胴体、蛇の尾を持つ鬼。小型鬼の中でも上位の種類とされている。動きが素早いうえに、鋭い牙と爪を駆使した、強力な攻撃を持つ。経験の浅いモノノフにとって脅威となる存在。 多くの魂を食らい、雷の力を手に入れた「黄泉」が存在する。こちらは、漆黒に近い体色であり、並の大型鬼に迫る力を持つ。 ○ワイラ 赤い甲殻に覆われた、巨大な鉤爪を持つ鬼。下半身は蛇のような形状で地面を滑るように動き、火炎の息を吐き出す。獰猛な性質で、人間を見ると襲い掛かってくる。小型の鬼でも上位の種類とされている。 「新米狩り」と呼ばれるほど経験の浅いモノノフの犠牲者が多い。 多くの魂を食らい、雷の力を手に入れた黄色の「黄泉」が存在する。熟練のモノノフには発見次第、討伐が義務付けられているようだ。 ○マフウ(魔風) つむじ風と共に現れる、翼を持った烏天狗のような鬼。小型と分類される鬼の中で、最上位の種類と目される。 知能が高く、力も強い。空を舞いながら、巧みに間合いを取り、モノノフを翻弄する。 雷の力を手に入れた金色の「黄泉」が存在する。こちらは、大型鬼と同じかそれに匹敵する力を持ち、腕に自信が無いモノノフには戦略的撤退が推奨されている。 中型鬼 ○ヒダル 長い腕と巨大に膨れた腹を持つ鬼。ガキとは同じ種族らしく、 多くの魂を喰らい年を経たガキであり、ガキ達をまとめる長とされている。 長い腕を使った攻撃や汚物を吐き出す攻撃の他にも、 膨れた腹を叩いて、複数のガキ達に指示を送ったり、パワーアップする。 ○ダラシ ヒダルの変異種。 ○グヒン(狗賓) ○マカミ(真神) ○ムクロマネキ(骸招) 蟹のような鬼。鬼の死骸を寄せて背中を守る殻にする事からこの名前が付いた。 横歩きしながら右手の鋏で攻撃したり、口から毒の泡を吹き出したりする。 ○カバネヒキ(屍引) ムクロマネキの変異種。 水氷の力を宿してるのに、乾燥した砂地を活動拠点にしているという変わった生態を持つ。 大型鬼 ○ミフチ(深淵) 獅子のような頭に蜘蛛の体を持つ鬼。民間で語られる「牛鬼」と同一の存在とされている。 最もポピュラーな大型鬼であり、この鬼を討つ事が一人前のモノノフの証とされている。 ○マフチ(真淵) ミフチの変異種。体色はミフチとは正反対の白色であり、 原種より大振りに発達し、血に塗れた色のような前脚の爪が特徴。 ○カゼキリ(風切) 靭やかな体躯を持つ四足獣のような鬼。風を切って疾駆する姿から、この名が付けられた。 ○アマギリ(天切) カゼキリの変異種。天すら切り裂く刃を持つ鬼。 ○クエヤマ(崩山) 山の如き巨躯を持つ鬼。序盤に登場する大型鬼では、かなり巨大。 その巨体から繰り出される攻撃を受ければ、全身の骨を砕かれるだろう。 タマハミ化すると、腹が裂けて内部の巨大な口が開く。 ○ワダツミ(海神) クエヤマの変異種。海原の神の名を持つ鬼。 深青の巨躯から、霜氷の攻撃を繰り出してくる。 ○ヒノマガトリ(火凶鳥) 四枚の翼を持つ鳥のような鬼。炎の力を身に宿し、灼熱の吐息で獲物を焼き焦がす。 また、小型の鬼を呼び出して使役する姿が目撃されており、鬼の社会性についての研究に一石を投じている。 ○アメノカガトリ(天輝鳥) ヒノマガトリの変異種。風雷の力を身に宿しており、紫電を放って敵を焦がす。 ○ツチカヅキ(土潜) 巨大な腕鰭を持つ大型の鬼。本来は地面を掘り進むために使われると思われる腕鰭は、力強く発達しており、振り回されるだけで驚異的な破壊力を発揮する。 2では有料DLCのみで登場。 ○ホムラカヅキ(炎潜) ツチカヅキの変異種。外殻の隙間に溶岩を蔵しており、攻撃の度に炎が弾ける。 一説に、ツチカヅキは年を経ると溶岩の海に向かい、力あるものがホムラカヅキに生まれ変わるらしい。 2では有料DLCのみで登場。 ○タケイクサ(建軍) 猛々しい武将の如き鬼。四本の腕を持ち、右半身が水氷、左半身が炎熱とそれぞれに攻撃を使用する。 足は退化して存在しない為、動きは遅い。 タマハミ化すると、四本の腕で逆立ちしながら移動するようになり、動きが早くなる。 ○マガツイクサ(禍ツ軍) タケイクサの変異種。凄まじく濃い瘴気を身に宿し、こちらは右半身が風雷、左半身が大地の力を宿す。 モノノフ達の間に流れる風説によると、かつては二本の脚があり、伝説のモノノフによって断たれ、封印されたという。 ○ミズチメ(水蛇女) 下半身が二本の蛇となった女性型の鬼。脚部が蛇のような形状をしていることから、この名がついた。 水氷の力を持つ他、知能が高く、呪術のような技も使用する。 タマハミ化すると背中の殻を分離するが、この殻は暫くするとミズチメ自身が着火し、大爆発を起こす危険な物。 しかも分離する度に再生するので、鬼祓いで防ぐ必要がある。 奇病「夢患い」の原因とされる。 ○カガチメ(巨蛇女) ミズチメの変異種。呪術に長け、風雷を自在に操る。「かがち」の名は、巨蛇(かがち)の事とも、風霊(かざち)の事とも言われる。 ○ダイマエン(大魔縁) 巨大な鷲のような鬼。その翼は岩のように硬く、刃のように鋭い。羽ばたける構造ではないことから、鬼特有の力によって、巨体を飛行させているのだと考えられている。また体内に爆発性の岩石を蔵し、上空から地上を攻撃する。 ○インカルラ(陰迦楼羅) ダイマエンの変異種。霊鳥の名を持つ鬼。一説に、空の彼方、星の海へ飛び去ったダイマエンは、インカルラとなって戻ってくるという。 ○ゴウエンマ(業焔魔) 圧倒的な体躯に炎熱を宿す鬼。下位の鬼を支配して、組織的な行動を取らせる、指揮官のような存在と思われる。 ○ダイテンマ(大天魔) ゴウエンマの変異種。雷雲をまとった蒼黒の巨躯には、膨大な風雷の力が満ちている。 ○クナトサエ(岐塞) 巨大な甲羅を持つ亀のような上位の鬼。甲羅は圧倒的な硬度を持ち、強力な結界を張る能力を使用して鬼の本拠地を防衛する役割をする事から「塞ぐ者」の異名を持つ。 ○ヨミトサエ(黄泉戸岐塞) クナトサエの変異種。生者と死者の国を分かつ巨岩の名で呼ばれる鬼。 その甲羅は現世と異界全ての物質の中で最も硬いという。 ○ヤトノヌシ(夜刀主) 蛇のような下半身と、棍棒と剣を持った四本腕の上半身を持つ上位の鬼。 圧倒的な腕力と絶大な呪力を誇る。また知能が高く、タマフリに似た能力を使いこなす。 2では無料の大型アップデートで追加された「遺跡探索任務」のみで、一定確率で登場する。 ○オカミヌシ(淤加美主) ヤトノヌシの変異種。水神の名を持つ鬼。腕力、呪力ともにヤトノヌシを凌ぎ、炎と氷の力を身に宿す。 地面から削り出した剣と棍棒を持つヤトノヌシに対し、こちらは氷の剣と溶岩の棍棒を持つ。 2では無料の大型アップデートで追加された「遺跡探索任務」のみで、一定確率で登場する。 ○トコヨノオウ(常夜王) 王の名で呼ばれる最上位の“鬼”。異界の彼方より降臨し、この世にオオマガドキを告げる。 圧倒的な力の前に人はただ絶望し、ひれ伏すしかないという。クナトサエとヤトノヌシに類似した鬼が融合した姿をしている。 2では有料DLCのみで登場。 ○トコヨノオオキミ(常夜大王) トコヨノオウの変異種。トコヨノオウを凌ぐ、王の中の王とされる鬼。 ○ケルベロス 『ソウル・サクリファイス』とのコラボで登場。PS Vita版限定。 この世とも鬼の世とも異なる世界から現れた「魔物」。鬼に匹敵する凶暴性を持った禍々しい存在であり、モノノフの討伐対象に加えられている。 極から登場する大型鬼 ○オラビ(叫) 極彩色の翼で天を駆けるヒノマガトリと似た姿の大型“鬼”。女性の叫び声にも似た甲高い声を上げることから、この名が付けられた。 その機動力と声によって、“鬼”同士の連絡役を担っていると推測される。 2では有料DLCのみで登場。 ○オメキ(喚) オラビの変異種。煌く翡翠色の翼を持ち、その鳴き声は風を呼び、雷を生み出す。 原種のオラビよりも戦闘に特化した能力を持っていることから、単なる連絡役に留まらず、北の鬼の先陣を務める存在であると推測される。 2では有料DLCのみで登場。 ○カゼヌイ(風縫) 猫のような姿をした、女性型の大型“鬼”。愛らしい外見とは裏腹に、その性質は狡猾かつ残忍。背後から音もなく忍び寄り、鋭い爪でモノノフを斬り裂く。 動作の全てが他の鬼と比べて素早く、モノノフの背後を取ろうとする傾向が多い。 また、名前の由来通り、タマハミ時には周囲の風を操り、自身を透明化する。 ○アマモ(天裳) カゼヌイの変異種。天衣を纏うもの、という名で呼ばれる黒の猫鬼。 ○オンジュボウ(怨樹坊) 靭やかな体躯を持つ鬼。山林に棲息しており、体には異界の植物が共生している。 動作が素早くプロレスのような攻撃を仕掛けてくる。 タマハミ化すると、背中から猛毒を持つ異界の木の実を取り出し、それを使った攻撃を行う。 ○ショウケツジュ(焦血樹) オンジュボウの変異種。すさまじいまでの熱量を体内に宿し、その身に触れたものは、体液を沸騰させられ、身の内から焼き焦がされるという。 こちらは炎熱を蓄える異界の植物と共生しており、燃え盛る異界の木の実を使ってくる。 ○ウロカバネ(虚屍) 漆黒の外殻を持つ巨大な鬼。姿はクエヤマと似ているが、体から巨大な角のような棘が幾つか生えている。 その正体は「蝕鬼」が、クエヤマの死骸に寄生して、新たな器として得た物。 2では有料DLCのみで登場。 ○イテナミ(凍波) 美しい女性の上半身に、下半身は蛇となっている鬼。 体組織の半分は霜氷で組成されており、爪は氷上で活動できるように発達している。 タマハミ化すると、後頭部に隠れた蛇の口が開き、蛇のような動作も行うようになる。 このことから、女体は敵を欺く為の疑似餌と推測されている。 主に寒冷地である「乱」の領域(2では「武」の領域)で、その姿が確認される事が多い。 ○ヨモツイラツメ(黄泉郎女) イテナミの変異種。大地の力を操り、獲物を瞬時に死にいたしめる事から「黄泉」の名前で呼ばれている。 ○オノゴロ(自凝) 岩塊のような質感と姿を持つ鬼。 巨大な腕で強力なパンチや、丸まり転がって攻撃するなど、強力な肉弾戦を仕掛けてくる。 また、皮膚が岩のように頑丈で、5つ全ての属性攻撃に強力な耐性を持つ。 北に現れた鬼の一種であり、目撃情報も多いことから、北の鬼の主力をなす存在であると考えられている。 ○アヤナシ(理無) オノゴロの変異種。オノゴロの群れの中に混じって、最近その姿が見られるようなった。 計り知れない防御力を持つことから、「この世の理の枠外にあるか」という意味の名が付けられた。 ○ヤチギリ(八千切) 巨大な二本の牙が特徴の獅子に似た鬼。その牙によって獲物を千々に切り裂く姿から、この名が付けられた。逞しい体躯にはどこか王者の風格が感じられる。 太古の鬼の上位種であり、カゼキリやアマキリとは同族にして、それらを支配する最上位の王とされる。 ○アンクウバッコ(闇空跋扈) 巨大な両翼となった前脚を持つ、蝙蝠のような鬼。 鬼の総大将に仕える親衛隊のような役目を持つ鬼とされている。 骨格がダイマエンと似ているが、こちらは竜巻を起こしたり、 水氷の球を飛ばしてくる。 ○テンキュウバッコ(天穹跋扈) アンクウバッコの変異種。音もなく蒼穹を飛び回る鬼。 巨大な翼膜は本来、長距離や長時間の飛行には不向きだが、テンキュウバッコは天の力を使って、それを可能にしているようだ。 ○イミハヤヒ(忌速火) ○タケハヤミ(建速水) ○コガネムジナ(黄金狢) 希少な鉱石を含んだ金色の外殻を持つ鬼。ツチカヅキとは同種と思われる。 地下鉱脈を拠点とし、オオマガドキの際には多く確認できていたが、 金色の外殻やそれに含まれる希少鉱石目当で、鬼にしては珍しく、欲に目が眩んだモノノフ達に討伐(というよりは乱獲)され続け、 個体数が激減、遭遇できた者は幸運とされる。 討伐任務が存在せず、他の大型鬼の討伐任務に一定確率で混じる形で登場する。 2では主に遺跡内部での任務で、対象の大型鬼の討伐後に一定確率で乱入する形で登場する。 また、無料の大型アップデートで追加された「遺跡探索任務」でも、一定確率で登場する。 ○ゴズコンゴウ(牛頭金剛) 炎熱を宿した牛頭人身の鬼。北の地から来た鬼の一体。 大将格の強力な鬼であり、体躯の特徴や行動などからゴウエンマに近い存在と思われる。 巨大な体躯と左手に持った棍棒を武器とする。 ちなみに、棍棒は体を組成する溶岩のような物質で作られており、左腕を破壊して祓う事で素材として入手可能。 ○メズコンゴウ(馬頭金剛) 水氷を宿した馬頭人身の鬼。ゴズコンゴウの変異種。雄たけびも異なる。 ゴズコンゴウと同様、もしくはそれに匹敵する力を持つ。 ○イヅチカナタ(何地彼方) ○カガヨウモノ(耀揺者) ○ネクチメ(根朽女) 背中の殻が球根、下半身が二匹のムカデのような蟲になった鬼。ミズチメとカガチメとは同種であり、それらの原種とされている。 ○トコヨノメノキミ(常世女王) ○マガツミカド(禍ツ帝) 四本の腕を持ち、見上げる程巨大な体躯を持つ鬼。 四本の腕を除けば、その姿は民間に流布する「鬼」に最も近いとされている。 モノノフが結成される以前の遥か遠い時代から存在したらしい。 上半身の特徴から、タケイクサとマガツイクサはこの鬼の眷属である説や、前述のマガツイクサの風説から、タケイクサの下半身が存在していた姿である説が存在するが、詳細は不明。 登場する鬼の中では最大級の巨躯であり、巨大な金棒を武器にする他、5つ全ての属性の攻撃を自由自在に操る。 タマハミ化すると、額に隠された第三の目が開き、背中には曼荼羅のような光が現れ、座禅をした仏像のようなポーズを取る。 2から登場する大型鬼 ○オヌホウコ(隠這蟲) 緑色の外殻を持つ蟲のような鬼。 恐ろしい顔に怯える新米モノノフが多いが、落ち着いて戦えば新米モノノフでも対処可能なようだ。 ○フシミヅハ(伏水走) オヌホウコの変異種。青い外殻を持ち、水氷の力を宿している。 森林地帯を離れたオヌホウコが、寒冷地に適応した姿と推測される。 余談だが、素材の説明文で「水中を泳ぐ」と書かれており、鬼の中では珍しい水陸両方に適応した鬼だと思われるが、 水中を泳ぐ姿は確認できない。 ○ダイバタチ(大刃断) 四足獣のような鬼。最大の特徴は、先端が巨大な鎌のような刃になった尻尾であり、名前の由来にもなっている。 前述の尻尾を使った攻撃の他にも、竜巻を起こしたり、素早い動きで近接戦などを仕掛けてくる。 タマハミ化すると、尻尾がより凶悪な形状に変化し、空中を一時飛びながら攻撃をするようになる。 ○アマツミツツカ(天津光束) 翼の生えた女性のような姿の鬼。大型鬼の中では一番小さい体躯。 ○ナルハヤテ(鳴疾風) アマツミツツカの変異種。 ○センザンオウ(千山王) 四本の腕を持ち、紫色の巨大な体躯の鬼。これまで多くのモノノフがこの鬼に挑んだが、その全員が返り討ちに遭ったという。 その強大さから、畏怖を込めて「王」の名で呼ばれている。 他の大型鬼を凌駕する巨躯、巨大な棍棒を持つ、四本の腕を使った強力な攻撃など、マガツミカドと共通点が多い。 タマハミ化すると、腕が溶岩が固まったような巨大な石柱のように変化し、リーチが大幅にアップする。 鬼葬で足を完全破壊すると、タマハミ化したタケイクサのように四本の腕で逆立ちを行い、攻撃や行動が大きく変化する。 湾曲した巨大な赤い角を持つが、鬼では唯一、角の破壊が左右別々に分かれている。 ○ウシヲキナ(潮大魚) 手足が生えた鯰のような鬼。外観通り水陸両方に適応した鬼であり、沼地といった水辺に生息している。 水掻きを持つ手足で泥や水を掻き分けて泳ぐ。あるムービーでは砂地の中を平気で泳いでいた。 ○アケハワニ(朱牙和邇) ウシヲキナの変異種。牙の色が赤く染まっており、名前の由来にもなっている。 炎熱の力を宿しており、溶岩の中を泳ぐ姿が確認されている。 ○カシリ(呪詛) 赤い鱗と長い尻尾を持つ有翼の鬼。 最大の特徴として、人間を鬼に変える毒を使用する。そこからこの名前が着いた。 戦闘では呪毒に触れると、一時的にタマフリが使用不可になってしまう。 ○トコイ(呪宣) カシリの変異種。こちらは緑色の鱗を持つ。 カシリと同様、人間を鬼に変える毒を使用するが、こちらは風雷の力を宿している。 ○ハクメンソウズ(白面僧都) 大猿のような鬼。ずる賢く、年を経た個体程その知性が高い事から「賢老鬼」の異名で呼ばれている。 ハクメンソウズの毛を使った武具は持ち主に知恵を授けると噂されており、厄介である事を理解しつつ、この鬼に挑むモノノフ達が後を絶たない。 前述の通り変則的な行動が多く、踏むと爆発する罠を仕掛けたり、こちらの行動を読むかのように、一間ずらした攻撃などを仕掛けてくる。 ○ビャクエン(白炎) 遠い異国から飛来してきた鬼。西洋の伝説に語られる「ドラゴン」と非常に似た姿をしている。 ○コクロウ(黒瀧) ビャクエンの変異種。漆黒の体躯に、極低温の冷気を宿している。 ビャクエンと同様、遠い異国から飛来してきた鬼と考えられるが、詳細は調査中。 ○シンラゴウ(森羅睺) 圧倒的な体躯と巨大な剛腕を持つ鬼。 炎熱の力を宿し、巨大な剛腕を使った攻撃はとても強力。 ○バンケイト(万計都) シンラゴウの変異種。青が掛かった白銀色の体に、水氷の力を宿す。 ○トキワノオロチ(時輪大蛇) ○テンリンカイジャ(転輪廻蛇) 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] …モフモフしているな -- 名無しさん (2014-05-06 16 43 32) 樒さんとお風呂は入れません… -- 名無しさん (2014-05-06 18 16 48) 面白かったけどPSP版はグラフィックが酷いのなんのって…… -- 名無しさん (2014-05-07 11 47 05) ↑Vitaには遠く及ばないにしても、PSPゲームとしてはかなりキレイな水準と聞いたが? -- 名無しさん (2014-05-08 13 32 56) 難易度とやりこみ度なら既にモンハンやGEを超えてると思う、ただゲームデザインが洗練されてないせいで荒っぽく見える -- 名無しさん (2014-05-11 08 36 05) 難易度バランスは良くはないでしょ。一部の鬼は弓か槍じゃないと何もできない時間が多過ぎるしガードが基本アクションじゃないくせに後半は敵の火力が尋常じゃないし。でも一作目と考えると凄く面白かった -- 名無しさん (2014-05-24 16 34 50) 極が良作のようだったら本体ごと買うわ -- 名無しさん (2014-05-24 17 30 57) 無双で開発したモーションを転用出来るから武器をどんどん増やせるのが強みだわ、逆を言えばどこかで見たことあるような動きばっかになるけど、双剣なんてまんまくのいちだし -- 名無しさん (2014-05-24 18 45 07) ミタマ集めは大変だった。朧システムはもっと良くしてもらいたい。 -- 名無しさん (2014-05-24 19 12 15) 那木さんにはお世話になりました -- 名無しさん (2014-06-26 15 55 01) Vitaの狩りゲーでは一番出来が良かったな。 -- 名無しさん (2014-07-08 12 53 42) まあミタマのシステムだけはよかったと思う -- 名無しさん (2014-07-08 14 40 31) 5年ぐらい前に家族ゲームって四コマ漫画で「戦国無双をパクられた意趣返しに、コーエーが日本の鎧や刀を使って妖怪退治をするモンハンっぽい狩りゲーを作るんじゃないか」って話があったが、まさにドンピシャだったな。関係者があの漫画読んでんじゃねーかなってレベル -- 名無しさん (2014-10-15 15 03 00) ストーリーが綺麗に終わったから狩ゲーなのにストーリークリアの充実感が大きかった -- 名無しさん (2015-02-06 11 30 15) 近頃、2も出る予定です。 -- 名無しさん (2015-10-23 02 34 19) 速報。今年の6月30日に2が出るぞ。 -- 名無しさん (2016-04-24 00 14 20) 2は…なんというかだいぶ変わったねぇ。極出るなら薄目なストーリーの補完をお願いしたい -- 名無しさん (2016-08-09 15 10 50) 続報はまだか…… -- 名無しさん (2019-02-03 12 26 28) なんでSwitchで出ないんだろうと知恵袋で聞いたら「単純にそんな人気がない」とバッサリだったでござる…… -- 名無しさん (2019-05-10 11 05 25) ホロウって2で明らかになった古代文明滅亡後に千年前の世界にやって来てって -- 名無しさん (2020-01-10 00 34 52) ムスヒや千歳とでモノノフを創設したってことでいいんだよな? -- 名無しさん (2020-01-10 00 35 38) 名前 コメント
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討鬼伝 極 2016年01月25日22:42仮作成 以下すべて見たくない人は開けないようにしてください +ミタマ・タマフリ ミタマ・タマフリ ミタマ 状況別ミタマ組み合わせ タマフリ 攻 ボタン 名前 効果 □ 渾身(こんしん) 一定時間、攻撃力が上昇する。 △ 吸生(きゅうせい) 一定時間、攻撃した”鬼”から体力を吸収する。 ○ 軍神招来(ぐんしんしょうらい) 一定時間、すべての攻撃が会心になる。 × 治癒(ちゆ) 体力を回復する。 防 ボタン 名前 効果 □ 挑発(ちょうはつ) 一定時間、防御力が上昇し、”鬼”の注意を引きつける。 △ 堅甲(けんこう) 防御ゲージの最大値が増え、防御ゲージが最大になる。 ○ 天岩戸(あまのいわと) 一定時間、すべての攻撃を無効化する。 × 治癒(ちゆ) 体力を回復する。 迅 ボタン 名前 効果 □ 韋駄天(いだてん) 一定時間、移動速度が上昇し、気力回復速度が上昇する。 △ 空蝉(うつせみ) すべての攻撃を一度だけ無効化し、攻撃中に回避が可能になる。効果は攻撃を受けるまで続く。 ○ 科戸ノ風(しなどのかぜ) 一定時間、攻撃速度が上昇し、気力消費量が減少する。 × 治癒(ちゆ) 体力を回復する。 癒 ボタン 名前 効果 □ 武神ノ砦(ぶしんのとりで) 一定時間、エリア内にいる味方の気力を徐々に回復する。 △ 女神ノ社(めかみのやしろ) 範囲内にいる味方の体力を徐々に回復する陣を設置する。陣の効果は一定時間続く。 ○ 変若水(おちみず) エリア内にいる味方の体力、気力、状態異常、戦闘不可を回復する。 × 治癒(ちゆ) 体力を回復する。 魂 ボタン 名前 効果 □ 追駆(ついく) 魂の力を凝縮して撃ち出す。狙った部位を追尾する。狙いは武器で攻撃した箇所に付く。 △ 連昇(れんしょう) 狙った”鬼”の足下から魂の力を噴出させる。狙いは武器で攻撃した”鬼”に付く。 ○ 破敵ノ法(はてきのほう) ”鬼”体内の魂の力を操り、狙った部位を内から爆発させる。狙いは武器で攻撃した箇所に付く。 × 治癒(ちゆ) 体力を回復する。 隠 ボタン 名前 効果 □ 秘針(ひしん) 弾けて針を飛ばす弾を発射する。針が刺さった部位の防御力が低下する。 △ 隠形(おんぎょう) 範囲内にいる味方の気配を消し、”鬼”に気付かれにくくする陣を設置する。陣の効果は一定時間続く。 ○ 不動金縛(ふどうかなしばり) 入った”鬼”を一時的に行動不能にする陣を設置する。 × 治癒(ちゆ) 体力を回復する。 空 ボタン 名前 効果 □ 縮地(しゅくち) 前方に瞬間移動する。 △ 祓殿(はらえどの) 鬼祓いの力を空間に固定する。一定時間、範囲内に鬼祓いの効果が続く。 ○ 虚空ノ顎(こくうのあぎと) 空間を引き裂き、次元の狭間を作り出す。狭間は一定時間”鬼”を引き寄せ、触れた”鬼”に傷を負わす。 × 治癒(ちゆ) 体力を回復する。 賭 ボタン 名前 効果 □ 運否天賦(うんぷてんぷ) 何かのタマフリが発動する。ハズレが出て、何も起きないこともある。 △ おみくじ(おみくじ) 出た運勢によって攻撃力と防御力が変化する。大凶が出ると状態異常になる。運勢の影響は一定時間続く。 ○ 幸魂(さちみたま) エリア内にいる味方のタマフリ使用回数をいくつか回復する。 × 治癒(ちゆ) 体力を回復する。 献 ボタン 名前 効果 □ 献身(けんしん) 一定時間、範囲内にいる味方の攻撃力と防御力が上昇する。 △ 命ノ楔(いのちのくさび) 一定時間、味方が受けるダメージをエリア内にいる全員で分散して共有する。受けたダメージは、時間経過で回復する。 ○ 捨身供儀(しゃしんくぎ) 一定時間、範囲内にいる味方が受けるすべての攻撃を無効化するが、自身の体力が徐々に減少する。体力がなくなると効果が切れる。 × 治癒(ちゆ) 体力を回復する。 壊 ボタン 名前 効果 □ 鎧割(よろいわり) 一定時間、表層や部位に対する攻撃力が上昇する。 △ 断祓(たちはらえ) 一定時間、攻撃した部位に鬼祓いの力を付与する。付与された部位が破壊されると瞬時に鬼祓いが完了する。 ○ 布都御魂(ふつのみたま) 一定時間、武器ゲージ増加量が飛躍的に上昇する。 × 治癒(ちゆ) 体力を回復する。 上へ +管理人の各種構成 管理人の各種構成 装備 武器 黒丸+9 麻痺 ミタマ1 風魔小太郎 迅 ミタマ2 服部半蔵 迅 ミタマ3 猿飛佐助 迅 防具 頭 抜忍の装束・覆面+9 防具 胸 抜忍の装束・上衣+9 防具 手 抜忍の装束・籠手+9 防具 足 抜忍の装束・下衣+9 能力 体力 1000 気力 1250 攻撃 720 麻痺 290 会心 0 防御 1539 天防御 1136 風防御 1136 火防御 1136 水防御 1136 地防御 1136 重さ 120 発動スキル 風魔小太郎 闘志 韋駄天強化・快気 韋駄天延長+5 科戸ノ風強化・連動 服部半蔵 英霊の激励 忍び足【大】 俊足 気力上昇【特】 猿飛佐助 空蝉強化・快気 空蝉増加+2 回天の貴公子 空蝉強化・二段 防具組み合わせ 冥護 ミタマ組み合わせ 忍びの道 三つ揃い「迅」 三つ揃い「戦」 (注1)紫文字は重複不可、オレンジ背景はミタマレベル極で取得するスキル (注2)禊場で速鳥から回天の貴公子を受けた場合は猿飛佐助の回天の貴公子を気力上昇【大】に変更します 上へ
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討鬼伝2 2016年09月13日01:53仮作成 以下すべて見たくない人は開けないようにしてください +タマフリ タマフリ タマフリ 攻 ボタン 名前 効果 □ 渾身(こんしん) 一定時間、攻撃力が上昇する。 △ 吸生(きゅうせい) 一定時間、攻撃した”鬼”から体力を吸収する。 ○ 軍神招来(ぐんしんしょうらい) 一定時間、すべての攻撃が会心になる。 × 治癒(ちゆ) 体力を回復する。 ニギタマフリ 死反(まかるがえし) 致命傷を受けると発動する。一定時間、戦闘不能にならなくなる。 アラタマフリ 破軍星光(はぐんせいこう) 一定時間、攻撃力と攻撃属性が上昇する。ただし、代償として効果時間中は自然治癒力を失う。 防 ボタン 名前 効果 □ 挑発(ちょうはつ) 一定時間、防御力が上昇し、”鬼”の注意を引きつける。 △ 堅甲(けんこう) 防御ゲージの最大値が増え、防御ゲージが最大になる。 ○ 天岩戸(あまのいわと) 一定時間、すべての攻撃を無効化する。 × 治癒(ちゆ) 体力を回復する。 ニギタマフリ 鋼化(こうか) 攻撃を受けると発動する。一定時間、ダメージを軽減する障壁を出現させる。 アラタマフリ 奉護剣(ほうごのけん) 一定時間、攻撃力が上昇する。ただし、代償として防御力が減少する。 迅 ボタン 名前 効果 □ 韋駄天(いだてん) 一定時間、移動速度が上昇し、気力回復速度が上昇する。 △ 空蝉(うつせみ) すべての攻撃を一度だけ無効化し、攻撃中に回避が可能になる。効果は攻撃を受けるまで続く。 ○ 科戸ノ風(しなどのかぜ) 一定時間、攻撃速度が上昇し、気力消費量が減少する。 × 治癒(ちゆ) 体力を回復する。 ニギタマフリ 八咫烏(やたがらす) 攻撃後に回避行動をすると発動する。回避による気力消費量が減少し、攻撃中に回避が可能になる。 アラタマフリ 残影(ざんえい) 一定時間、分身が出現し追撃を行う。ただし、代償として効果時間中は消費気力が増加する。 癒 ボタン 名前 効果 □ 武神ノ砦(ぶしんのとりで) 一定時間、エリア内にいる味方の気力を徐々に回復する。 △ 女神ノ社(めかみのやしろ) 範囲内にいる味方の体力を徐々に回復する陣を設置する。陣の効果は一定時間続く。 ○ 変若水(おちみず) エリア内にいる味方の体力、気力、状態異常、戦闘不可を回復する。 × 治癒(ちゆ) 体力を回復する。 ニギタマフリ 自然治癒(しぜんちゆ) 瀕死の状態になると発動する。体力を回復する。 アラタマフリ 生刀生弓(いくたちいくゆみ) 一定時間、代償として攻撃するたびに体力消費するが、消費量に応じて追加で固定ダメージを与える。 魂 ボタン 名前 効果 □ 追駆(ついく) 魂の力を凝縮して撃ち出す。狙った部位を追尾する。狙いは武器で攻撃した箇所に付く。 △ 連昇(れんしょう) 狙った”鬼”の足下から魂の力を噴出させる。狙いは武器で攻撃した”鬼”に付く。 ○ 破敵ノ法(はてきのほう) ”鬼”体内の魂の力を操り、狙った部位を内から爆発させる。狙いは武器で攻撃した箇所に付く。 × 治癒(ちゆ) 体力を回復する。 ニギタマフリ 呪禁(じゅごん) 鬼ノ手で掴んだ“鬼”の直下に、“鬼”の動きを抑制する陣を設置する。設置された陣は一定時間その場に残る。 アラタマフリ 照魔ノ法(しょうまのほう) “鬼”体内の魂の力を暴走させ、武器で攻撃した部位の生命力を露出させる。ただし、効果時間中は生命力が露出していない外殻に与えるダメージが低下する。 隠 ボタン 名前 効果 □ 秘針(ひしん) 弾けて針を飛ばす弾を発射する。針が刺さった部位の防御力が低下する。 △ 隠形(おんぎょう) 範囲内にいる味方の気配を消し、”鬼”に気付かれにくくする陣を設置する。陣の効果は一定時間続く。 ○ 不動金縛(ふどうかなしばり) 入った”鬼”を一時的に行動不能にする陣を設置する。 × 治癒(ちゆ) 体力を回復する。 ニギタマフリ 薬師(やくし) 状態異常攻撃を受けると発動する。受けた状態異常攻撃を無効化する。 アラタマフリ 神便鬼毒(しんべんきどく) 一定時間、周囲に猛毒を撒き散らす。猛毒状態中の“鬼”を攻撃すると、会心が発生しやすくなる。ただし、効果中は状態異常になりやすくなる。 空 ボタン 名前 効果 □ 縮地(しゅくち) 前方に瞬間移動する。 △ 祓殿(はらえどの) 鬼祓いの力を空間に固定する。一定時間、範囲内に鬼祓いの効果が続く。 ○ 虚空ノ顎(こくうのあぎと) 空間を引き裂き、次元の狭間を作り出す。狭間は一定時間”鬼”を引き寄せ、触れた”鬼”に傷を負わす。 × 治癒(ちゆ) 体力を回復する。 ニギタマフリ 大直毘(おおなおび) 鬼祓いを行うと発動する。一定時間、鬼祓いの効果が上昇し、範囲が拡大する。鬼祓いで“鬼”や部位を浄化すると、タマフリ使用間隔を短縮する。 アラタマフリ 終ノ種子(ついのしゅじ) 光をも飲み込む空間を作り出す。空間は一定時間後に大きな爆発を引き起こす。ただし、発動中は鬼祓いによる浄化が行えなくなる。 賭 ボタン 名前 効果 □ 運否天賦(うんぷてんぷ) 何かのタマフリが発動する。ハズレが出て、何も起きないこともある。 △ おみくじ(おみくじ) 出た運勢によって攻撃力と防御力が変化する。大凶が出ると状態異常になる。運勢の影響は一定時間続く。 ○ 幸魂(さちみたま) エリア内にいる味方のタマフリ使用回数をいくつか回復する。 × 治癒(ちゆ) 体力を回復する。 ニギタマフリ 奇魂(くしみたま) 敵を撃破もしくは部位破壊すると発動する。タマフリ使用回数、体力と気力、共闘ゲージのいずれかが回復/増加する。 アラタマフリ 天運天恵(てんうんてんけい) いずれかのアラタマフリが発動する。 献 ボタン 名前 効果 □ 献身(けんしん) 一定時間、範囲内にいる味方の攻撃力と防御力が上昇する。 △ 命ノ楔(いのちのくさび) 一定時間、味方が受けるダメージをエリア内にいる全員で分散して共有する。受けたダメージは、時間経過で回復する。 ○ 捨身供儀(しゃしんくぎ) 一定時間、範囲内にいる味方が受けるすべての攻撃を無効化するが、自身の体力が徐々に減少する。体力がなくなると効果が切れる。 × 治癒(ちゆ) 体力を回復する。 ニギタマフリ 魂呼(たまよばい) 自身が戦闘不能になると発動する。戦闘不能を回復し、一定時間、体力と気力が徐々に回復する。 アラタマフリ 神懸(かむがかり) 一定時間、攻撃速度が上昇し、自身が得た共闘ゲージをすべて範囲内の味方に付与する。 壊 ボタン 名前 効果 □ 鎧割(よろいわり) 一定時間、表層や部位に対する攻撃力が上昇する。 △ 断祓(たちはらえ) 一定時間、攻撃した部位に鬼祓いの力を付与する。付与された部位が破壊されると瞬時に鬼祓いが完了する。 ○ 布都御魂(ふつのみたま) 一定時間、武器ゲージ増加量が飛躍的に上昇する。 × 治癒(ちゆ) 体力を回復する。 ニギタマフリ 発破(はっぱ) 特殊技もしくは鬼千切すると発動する。“鬼”を一瞬ひるませる。 アラタマフリ 天羽々斬(あめのはばきり) 一定時間、武器ゲージが徐々に増加し、強力な鬼千切を発動できる。効果中、武器ゲージが最大でないと体力が徐々に減少する。 繰 ボタン 名前 効果 □ 攻種召喚(こうしゅしょうかん) 一定時間、追随して攻撃を行う繰鬼を具現化する。鬼祓い中は自身の周囲を回転しながら攻撃を行う。 △ 衛種召喚(えいしゅしょうかん) 一定時間、攻撃した“鬼”の属性耐性値を下げる繰鬼を具現化する。鬼祓い中は周囲に五大属性攻撃を無効化する陣を設置する。 ○ 五輪権限(ごりんごんげん) 一定時間、周囲の“鬼”に強力な攻撃をし続ける繰鬼を具現化する。鬼祓い中は自身の近くに移動し、攻撃間隔が短縮される。 × 治癒(ちゆ) 体力を回復する。 ニギタマフリ 形代召喚(かたしろしょうかん) “鬼”の亡骸もしくは部位を浄化すると発動する。自身の身代わりとなる繰鬼を具象化する。形代は攻撃されると爆発し、周囲の“鬼”にダメージを与えてひるませる。 アラタマフリ 五霊明神(ごれいみょうじん) 一定時間、攻撃を当てた位置上で攻撃を行う繰鬼を具現化する。繰鬼が与えたダメージに応じて自身の体力と気力を回復する。ただし、代償として効果時間中は属性防御が低下する。 上へ +管理人の各種構成1 管理人の各種構成1 装備 武器 武器名 属性 双刀 薄緑+12 麻痺 防具・頭 防具・胴 防具・腕 防具・脚 光理の兜+12 光理の鎧+12 光理の籠手+12 光理の脚具+12 能力 攻撃力 会心力 麻痺 防御力 加護力 天 風 火 水 地 493 58 270 1541 66 714 714 714 714 714 発動スキル ミタマ スタイル 時代 スキル 小野小町 迅 雅 英霊の加護 空蝉強化・快気 空蝉強化・二段 ニギタマフリ 武市半平太 攻 乱 回天の貴公子 状態異常強化 至誠の武士 アラタマフリ 源義家 迅 雅 空蝉増加 空蝉短縮 死反延長 上へ +管理人の各種構成2 管理人の各種構成2 装備 武器 武器名 属性 双刀 薄緑+12 麻痺 防具・頭 防具・胴 防具・腕 防具・脚 光理の兜+12 光理の鎧+12 光理の籠手+12 光理の脚具+12 能力 攻撃力 会心力 麻痺 防御力 加護力 天 風 火 水 地 493 58 270 1541 66 714 714 714 714 714 発動スキル ミタマ スタイル 時代 スキル 木曽義仲 迅 武 英霊の激励 韋駄天増加 科戸ノ風増加 ニギタマフリ 武市半平太 攻 乱 回天の貴公子 状態異常強化 至誠の武士 アラタマフリ 巴御前 攻 武 空蝉強化・快気 空蝉増加 死反延長 木曽義仲+巴御前 夫婦の絆 上へ +管理人の各種構成3 管理人の各種構成3 装備 武器 武器名 属性 双刀 薄緑+12 麻痺 防具・頭 防具・胴 防具・腕 防具・脚 光理の兜+12 光理の鎧+12 光理の籠手+12 光理の脚具+12 能力 攻撃力 会心力 麻痺 防御力 加護力 天 風 火 水 地 548 58 270 1541 66 714 714 714 714 714 発動スキル ミタマ スタイル 時代 スキル 源義経 攻 武 攻撃力上昇 闘志 吸生強化・増幅 ニギタマフリ 武市半平太 攻 乱 回天の貴公子 状態異常強化 至誠の武士 アラタマフリ 源頼光 攻 雅 攻撃力上昇 攻特化・増幅 死反短縮 三つ揃い「攻」 上へ +管理人の各種構成4 管理人の各種構成4 装備 武器 武器名 属性 双刀 薄緑+12 麻痺 防具・頭 防具・胴 防具・腕 防具・脚 光理の兜+12 光理の鎧+12 光理の籠手+12 光理の脚具+12 能力 攻撃力 会心力 麻痺 防御力 加護力 天 風 火 水 地 548 58 270 1541 66 714 714 714 714 714 発動スキル ミタマ スタイル 時代 スキル 長谷川平蔵 攻 安 攻撃力上昇 死反延長 悪人取り締まりの鬼 ニギタマフリ 武市半平太 攻 乱 回天の貴公子 状態異常強化 至誠の武士 アラタマフリ 源義経 攻 武 攻撃力上昇 闘志 吸生強化・増幅 三つ揃い「攻」 上へ +管理人の各種構成5 管理人の各種構成5 装備 武器 武器名 属性 双刀 薄緑+12 麻痺 防具・頭 防具・胴 防具・腕 防具・脚 光理の兜+12 光理の鎧+12 光理の籠手+12 光理の脚具+12 能力 攻撃力 会心力 麻痺 防御力 加護力 天 風 火 水 地 493 58 353 1541 66 714 714 714 714 714 発動スキル ミタマ スタイル 時代 スキル 菅原孝標女 隠 雅 状態異常強化 搦手・猛攻 隠特化・奇手 ニギタマフリ 武市半平太 攻 乱 回天の貴公子 状態異常強化 至誠の武士 アラタマフリ 松尾芭蕉 隠 安 状態異常強化 搦手・猛攻 隠特化・奇手 上へ
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「判定不一致修正依頼」にて判定と記事内容の不一致が指摘されています。対応できる方はご協力をお願いします。 討鬼伝 極 【とうきでん きわみ】 ジャンル ハンティングアクション 対応機種 プレイステーション・ヴィータプレイステーション・ポータブルプレイステーション4Windows Vista~8.1 発売元 コーエーテクモゲームス 開発元 コーエーテクモゲームス(オメガフォース) 発売日 【PSV/PSP】2014年8月28日【PS4】2015年4月23日【Win】2015年6月26日 定価 【PSV】5,800円【PSP】4,800円【PS4】6,800円【Win】6,000円(各税別) 備考 【PSV/PS4】PSV版とPS4版間でのクロスプレイ、クロスセーブ対応【PS4】『討鬼伝』(PSV版)にアップデート1.07を適用することでネットワークを介してデータ引き継ぎ可能【Win】SteamWorks対応、PSV版とPS4版でマルチプレイは不可 判定 良作 ポイント ボリューム倍増続編としては申し分ない 討鬼伝シリーズ討鬼伝 / 討鬼伝 極 / 討鬼伝2 概要 物語 追加・変更点 新キャラクター 鬼千切・極 緊急任務・無限討伐任務 武器・ミタマ フィールド 指示 天狐システム 評価点 変わらぬ爽快感 グラフィック 大幅なボリュームアップ 追加要素によるUIの改善 物語 問題点 大型鬼 武器・ミタマについて NPC その他 総評 余談 概要 2013年6月にコーエーテクモゲームスから発売された、「和」の世界観を軸に作られた狩りゲー『討鬼伝』のアッパーバージョン。 前作の内容が丸々入っているので、新規でも参入が出来る。前作プレイ済みデータの引き継ぎは、PSPからPSVへも可能となっている。 本項では前作までとその内容を無印と、本作とその新要素を『極』と呼ぶ事にする。 物語 オオマガドキを巡る戦いから三月― ウタカタの里は、しばしの安寧の中にあった。 しかし、その平和は突如破られる。 北から未知の”鬼”が現れ、「中つ国」の守りを喰い破ったのだ。 霊山より派遣された精鋭「百鬼隊」 霊山に従わず、独立不覊(どくりつふき)を貫く「シラヌイの里」 そして暗躍する秘密組織「陰陽方」 それぞれの思惑を秘めた者たちが今、ウタカタの里に集う。 死戦の果て、勝つのは人か、“鬼”か。 モノノフたちよ、”鬼”を討て! (公式サイトより) 追加・変更点 基本的なシステムは全て『討鬼伝』と同じなので、そちらを参照。 新キャラクター 本作では7人の新キャラクターが追加されている。 大和と共にオオマガドキを戦い抜いた英雄の一人である「相馬」、シラヌイの里出身で相馬に付き従う「暦」、記憶喪失で銃使いの「ホロウ」、暦の上司にあたるシラヌイの長「凛音」ら4人は任務に同行可能。 大和と古い付き合いのある怪しげな軍師「九葉」、影で暗躍する半人半鬼の少女「虚海/千歳(*1)」、主人公の意識に潜り込んだ謎の少年「オビト」の3人は任務に同行出来ないが、それぞれが物語で重要な役目を果たしている。 鬼千切・極 武器ゲージとは別に存在する共闘ゲージを溜める事で発動可能。味方と一緒に鬼の同一部位を攻撃する、味方を回復させるなど、パーティーに有益な貢献行動をする事で溜まる。 ゲージを満タンにして、「仲間同士の絆」と言う体でキャラクター同士を繋ぐ青い線が表示されている時に発動が出来、命中させれば鬼の複数部位を一気に破壊する事も出来る。 鬼の部位は青い線で繋がっているキャラクター1人につき1部位、つまり、4人が青い線で繋がっていれば最大で4部位破壊することができる。鬼千切・極の攻撃モーションは武器によって異なるが、双刀と鎖鎌は始動モーションを空振り(*2)してしまうと鬼千切・極自体が不発となって、共闘ゲージが0になってしまうので注意が必要になる。 鬼千切・極はゲージが溜まると誰でも発動出来るわけではなく、ゲージが溜まった時点でプレイヤーの中から代表で1人が発動権を得る(*3)。ゲージを溜めることに貢献すればするほど発動権を得やすくなっているほか、オフラインでプレイする場合はNPCが発動権を得ることはなく、確実にプレイヤーが発動権を得られるようになっている。 鬼千切よりもダウン時間が長く、発動時の角度が良ければ3つ以上の部位を同時に破壊する事が出来る上に効果範囲も広いので、無印版で破壊の難しかった部位も比較的容易に壊せる。 もちろん、従来の鬼千切も使える。ボタン操作は鬼千切、鬼千切・極共通でどちらも使える状態の時は鬼千切・極が優先される。 緊急任務・無限討伐任務 緊急任務はストーリー第七章に突入した時に解放され、以降は通常任務に属している(*4)任務をいくつかこなすことで不定期に発生する。ウタカタの里に攻め込んできている大型鬼の討伐をし、里の防衛を目標とするという体の任務で、現地(鬼域限定)に赴くまで討伐対象がわからない。 総じて、同行させられる里のモノノフが生存能力を重視していて全体的に火力が低めになっていることを差し引いても、通常の任務で討伐することになる大型鬼よりも能力は強力になっているが、通常の任務よりもミタマ・素材の入手確率が高く、稀少度の高い素材も入手しやすい。 更に、緊急任務では自動的に鬼祓い成功時に希に同じ素材をもうひとつ入手出来るスキル、「名うての祓い師」と同等の効果が付与されるので、運が良ければ素材をより多く入手出来ることもある。 この緊急任務と下記の無限討伐任務・特殊調査任務でしか出現しない大型鬼が登場する。 ただし、それ以外の要素の合わせ技でこの仕様には反発の声が強い。詳細は後述する。 無限討伐任務は、秋水に話しかける事で受注可能な制限時間無しの任務。 一度全滅したらそれで失敗扱いとなってしまうが、全滅か撤退を選択する以外に任務の失敗条件は無く(*5)、オフラインでも同行NPCの選択次第では、基礎編なら30体討伐は比較的余裕。 また、討伐後の大型鬼の本体からは稀少な素材も若干だが出やすくなる。ミタマの方は入手確率にかなり大きなプラス補正が入るのか、容易に手に入りやすくなり、収集要素の救済措置となっている。 その一方で塵芥などの換金素材に化ける確率も相当に高いので、ピンポイントに特定の素材を欲している場合にはあまり向いていない。あくまでハク(お金)稼ぎやあまりミタマが揃っていない段階でのミタマ収集、そして規定数撃破毎にもらえる後述の魂鋼(たまはがね)収集と割り切った方が良い(*6)。 ストーリーと集団任務がそれぞれ一定の進行度に到達すると無限討伐と別に「特殊調査任務」が追加される。 これは特定のカテゴリ(*7)に属する大型鬼を討伐する任務で、達成する毎に「調査段階」が上がっていく。調査段階が規定段階に達する毎に秋水からオフラインでは里のモノノフからもらった特別な素材を用いて作成した双子武器を極級武器に強化する(*8)のに必要な素材が、オンラインではモノノフ制式系の武器を極級武器に強化する(*9)のに必要な素材を得られる(*10)。 調査段階が低いうちは5ウェーブクリアで完了となるが、調査段階を上げると最大で10ウェーブクリアしないと完了とならず、段階が上がればそれに応じて鬼も強くなっていく。また無限討伐でも同様だが、時折2体同時討伐になることもあるため、ウェーブ数よりもクリアのために倒さなければならない大型鬼の数が多くなることもザラにある。 無限討伐任務・特殊調査任務のいずれも、仮に途中で全滅してもそこまで討伐した大型鬼の数に応じて報酬を得られるが、当然ながら任務を達成した時よりもその額は大幅に減少してしまう。 武器・ミタマ 武器は、新たに「金砕棒」「薙刀」「銃」が追加。 手甲並の攻撃力の金砕棒、素早い連続攻撃と空中での攻撃が可能な薙刀、遠距離から様々な弾種を打ち込める銃 という名の対物ライフル が、従来の武器と差別化を図っての導入となり、武器の種類はこれで計9種類となった。 その他、既存武器も一部モーションが追加された。 ミタマに「献」と「壊」が追加。 「献」スタイルは支援を得意とし、「壊」は部位破壊に特化したスタイルとなっている。 新たなスタイルが追加されただけでなく、ミタマの数そのものも大幅に増加し、日本神話や歴史小説の登場人物等も追加されたことで、ミタマの総数はなんと300を超える事になった。 ミタマの最高レベル引き上げ 成長レベルを最大12段階(MAXの表記は「極」)まで引き上げ可能になった。また、極レベルまで成長させると、常時スキル1つ保持+今までそのミタマが獲得したスキルを3つまで自由に選択出来るようになる。泣く泣く消去したあのスキルをまた使えるようになる、という事で非常に使い勝手が良くなった。 ミタマ入手条件の緩和 ミタマの入手条件として、無印では難易度(下/上級)と領域の指定が完全一致する必要があったが、本作においては領域の指定は変わらないものの、難易度の条件でいくらか融通が利くようになった。 無印では、例えば「下級の雅の領域で特定の大型鬼を倒す」という条件で入手出来るミタマは、上級の雅の領域で同じ大型鬼を倒してもミタマを入手出来なかったが、本作では領域の条件が合っていれば、極級の場合は上級と下級、上級の場合は下級の指定があるミタマでも入手できるようになった。 これにより、「上級なら領域の条件上、2体同時に相手しなければならない任務でのみミタマ入手のチャンスが得られるが、極級ならば単体討伐もしくは複数連続討伐になるが戦いやすい任務がある」といった場合、上級の任務に固執せず敢えて極級任務を回すという対処法も存在する。 フィールド 極編からウタカタの里の「里周辺」が新規で追加。他にも、無印編の各フィールドに「侵域」が2種類ずつ追加された。こちらはストーリーの都合上、極編の大型鬼討伐時にのみ現れる。 里周辺とストーリー上で登場する「時の狭間(*11)」「何地彼方(*12)」は全ての領域のミタマを入手出来る可能性がある。 指示 NPCを連れて行く際、「攻(攻撃重視)」「任(任意行動)」「援(援護重視)」「集(集合)」の指示が出せるようになった。 慣れれば攻撃中でも即座に一斉指示を出せるようになるので、鬼祓いと攻撃で戦力を二分して戦う、という融通の利く戦い方が出来る。 「集」は鬼千切・極を使ったり、フィールド内探索でNPCに無駄な行動をさせない為に使う事が主となる。 天狐システム ただアイテム採集に行かせるだけで終わりだった無印までと違い、天狐をカスタマイズ出来るようになった。 おやつをあげる事で、天狐の鳴き声と体毛を自分の好きな様に変えられる(*13)。 ミタマを1つ同行させて成長させる事が出来るようになった(*14)。 着せ替えで衣装を替えると、それに応じてアイテムを取る量や種類が変わったり、ミタマが育ちやすくなる。 冒険に出した天狐の領域とそのレベル(下/上/極級)が同じだと、戦場で天狐に出会える。一度接触するとそれ以降パーティーに同行し、鬼祓いやタマフリをしてサポートしてくれる。 プレーヤーが力尽きた時にタマフリで救済してくれることもあるため、単独任務では中々心強い。 余談だが、本作のトロフィー・勲章の中には単独で討伐することを要求されるものがあるが、天狐は頭数にカウントされず、天狐のサポートを受けても条件を満たせば達成したと扱われるので、一部の条件的に天狐の助けを借りられないモノ以外は天狐のサポートをうまく活かせばいくらか達成のための難易度を下げることができる。 その他、無印までのDLCは特殊任務という形で全て収録されている。 評価点 変わらぬ爽快感 鬼千切・極という要素が追加された事で無印以上の爽快感が得られる。 無印の時点で優秀だったNPCは更に強化され、回避行動の速度強化や受け身が追加された事でプレイヤー側が感じるストレスは軽減。 追加された新キャラクターも、無印で網羅出来なかった武器・戦闘スタイルを今作で全て網羅する形で登場する。 特に戦闘中は共闘ゲージの存在もある為、発動させたタマフリが他プレイヤーに影響を及ぼす場合も多く、土壇場で思わぬ恩恵を受ける場面も増えた。 追加武器も非常に個性的。高所から絶えず斬撃を繰り出せる薙刀や、手甲の様に連打過多による誤爆が少ない高威力の金砕棒は、コツを掴めば中々面白い。薙刀が加わった事で、空中での攻撃可能な武器はこれで3種類となった。 グラフィック 無印と変わらず、携帯機としてはトップクラスを維持している。ムービーにも更に磨きが掛かり、演出も高評価。 女性キャラクターのプロポーションも中々である。 大幅なボリュームアップ 新規追加の大型鬼は、変異種を含めた20以上。ほぼ無印の倍である。 デザインも従来通り個性的で、防具作成の楽しみも増える 物語も、オフラインで6章分、オンラインで進行度7つ分が追加された。無印と比較しチャプター数は減少しているが、極級任務が、オン・オフ共に終盤に凝縮されている事を考慮すれば、充分なボリュームと言える。 追加要素によるUIの改善 無印でも好評だったローディングの短さや、アップデートなどで改善されていったUIは更に強化された。以下は更に本作から追加された要素。 別働隊派遣 任務に同行しない里のモノノフのいずれか1人を隊長とした別動隊を編成できる(*15)。他の任務へと派遣し、プレイヤーの任務達成時と同時に隊長としたキャラクターの能力(*16)に応じた素材を獲得出来る(*17)。 ただし、別働隊は集団任務(*18)では派遣させることが出来ない。オフラインでもストーリー上の展開の都合で派遣出来なかったり、派遣出来ても自身が受注した任務が含まれる章より前の章の最低1回クリアしている任務(*19)からしか選べない。 その他、緊急任務が発生した際に、プレイヤーが緊急任務以外の任務を受注した場合も里に残る(=任務に同行させない)モノノフが里の防衛、つまりは緊急任務にあたる形になるために別動隊の派遣が出来なくなる。 なお、里に残るモノノフに緊急任務を任せた場合は一切素材を入手することが出来ない。あくまで緊急任務はプレイヤーが受注しないと素材の入手が出来ないので注意。 プレイヤーが受注した場合は通常通り、現在進行中の前章までのクリア済任務に派遣が可能。 “鬼”事典 鬼の弱点となる五大属性と武器属性を参照出来るようになった。 鍛冶屋 魂鋼という特殊な素材をひとつ消費する事で、「馴染み度」に関係無く、武器や防具を鍛錬出来る。魂鋼は「魂鋼」「純魂鋼」「神仙魂鋼」の三種類あり、それぞれ鍛錬可能レベルが違う。 魂鋼は、基本的に無限討伐任務をクリアすることで秋水から報酬として受け取れる。神木から要求された素材と交換することで貰えることも。 禊場 一定以上仲が良くなった人物を選択し、禊ぎに誘えるようになった(*20)。 また、禊場利用許可証が無くても、禊場の入り口でハクを支払えば利用出来るようになった(*21)。 他にも、禊場にミタマを1つ奉納すると、希に奉納してあるミタマのスキルの内ひとつが発動する。 賽銭箱、神木なども仕様が変更されている。 物語 無印編では、里のモノノフ達個々の過去を掘り下げる事に注力していた為、物語の進行そのものはほぼ顧みないと言える程度のものであり、深層に迫ってはいなかった。 極編では、新キャラクター追加に伴い世界観を軸とした物語へシフトし、中々力が入っている。 何故古代から現在までの領域やミタマが同じ時間に存在しているのか、初穂が数十年の時を超えたのは何故か、鬼はそもそも何故生まれたのか、など。 キャラクターの追加人数もそれ程多くは無いので、個々を丁寧に描きつつしっかり物語を完結させている。 特にラストへと繋がる千歳とホロウの話は、演出も相まって評価が高い。 ストーリーを展開しつつも、主人公の個性を抑えてある。仲間たちが主人公の内面に触れることが少なく、狩ゲーにおいてありがちな「キャラクターメイクと矛盾する性格を押し付けられる」という問題が解消されている。 ヒロインとの絡みも程々なので女性主人公でも違和感が少ない。 ラスボス打倒後も、おまけという感じでまだ物語が続く。この点も無印から改善されている点である。 問題点 大型鬼 前回に引き続き、大型鬼の調整不足が目立つ。 極編大型鬼の異常な強化 鬼千切・極が複数部位を一気に破壊してしまう特性上、マガツヒ状態(部位を破壊して鬼のどこを攻撃しても体力が削れる状態)にすることが困難。 ただし、体力を半分ほど削ればタマハミ状態(常にマガツヒ状態)へ移行することが多い。 発売当初は「全部位破壊が完了しているのに、その時点で体力の8~9割以上残っている(*22)」「無印では5分程でクリアできていた任務が、同じ装備・ミタマの構成で20分以上かかった」などの声が非常に多く上がっていた。 新規鬼はとにかく速い個体が多い。特にパッケージ鬼となっている「イミハヤヒ」は、その物語初登場時さながらの絶望感が伝わるほど俊敏である。その上、タマハミ状態になると、鎖鎌・双刀・薙刀といった空中戦可能な武器でも届かない高さへ飛び上がることが多くなり、ダメージを与えるのもままならない。 なお、飛び上がったイミハヤヒは太刀の特殊技「残心(ざんしん)(*23)」を用いる事で叩き落とす事が可能。残心はイミハヤヒを叩き落とすだけでなく、どこか一個所でも刀傷の色が赤以上になっていれば(*24)鬼の一部を除いた攻撃を中断させ強引に怯ませる(*25)事が出来る。 アップデート前の大型鬼の攻撃はほとんどが広範囲で隙がなく、満足に攻撃するチャンスがなかった。それ故、鬼の攻撃を1回無効化し、効力がなくなるまでは、攻撃モーションを途中でキャンセルし回避アクションが取れるタマフリ「空蝉(うつせみ)」を使える「迅」スタイルと太刀を併せたいわゆる「迅太刀」と呼ばれる組み合わせが他を圧倒するほど強力になった(*26)。 全体的に高火力であり一撃で3~4割持っていかれることも珍しくない。慣れないと、死亡⇒復活⇒治癒を使っても一発も耐えられずまた死亡という悪循環も起こる。 状態異常攻撃を放つ鬼も目立つ。特に突進系の攻撃は高精度なホーミング性能を誇り、油断すると高威力攻撃のコンボで瞬く間に体力を削られる。突進攻撃の被弾で眠ったり等、関係の不明確な攻撃もある。 更に、一部の鬼は気絶状態のアイコンが非表示にもかかわらず、気絶同様に一定時間行動不能を引き起こす状態異常が発生する。通常の気絶は回復させることが出来るが、こちらは回復不可。つまりは「一定時間経過するまで、いかなる手段をもってしても回復出来ない気絶状態」である。 バックステップ、若干動いた尻尾や地面への叩き付け、地面から抜くために振り上げた腕などにも攻撃判定が存在し、逐一ダメージを受ける。これは上記の空蝉と相性が悪い。とはいえ、空蝉未使用での立ち回りはもはや不可能といった状況であり、無印の時と違い、空蝉必須のような空気が醸成されてしまっていた(*27)。 高いホーミング性能で遠距離攻撃をバラ撒く、何の制限も解除方法も無い味方サイドのみを吸引する攻撃など厄介と言うより理不尽な攻撃が多い事も拍車を掛けた。 余談になるが、発売直後はあまりにも鬼の強化が異常だったため、ストーリークリアを目指す際プレイヤー間では「オンラインで手伝い部屋を立て進行度を上げ、ストーリーのラスボス鬼から取得した素材を集め強力な極級装備を作った上でストーリーを進める」と言う身も蓋もない言い方をしてしまえば寄生プレイが推奨されるという酷い有様だった。 無印からの仕様として、マルチプレイの進行度を先に進めてしまうと、ストーリーで未登場のキャラクターが秋水に話すと閲覧出来る人物辞典や、マルチプレイの任務でNPC同行者を選ぶ際に何故か出てくるといった、ある種ネタバレを受けるような形になってしまう(*28)。 したがって、ストーリーを進めるためにネタバレを甘受するか、それを嫌って頑なにオンラインに頼らずプレイするという状態になってしまう。 クリア出来るプレイヤーはまだしも、発売直後はそうも行かない者が多数だったため、無印の時点では本仕様を気にしなかった(影響を受けなかった)プレイヤーからも不満が出ていた。 前作同様、大型鬼の中には部位破壊後に制約のかからない鬼が存在する。 制約の一例として、脚部破壊後はジャンプ攻撃後の着地に失敗して転んだり、部位破壊をした個所を用いた攻撃が弱体化するなど。しかし、何処を破壊しても攻撃に何の変化も無い鬼が追加・既存問わず存在している。 「部位の破壊」がコンセプトとなっている本作では当然こうした鬼は好まれていない。 鬼の素材ドロップ 無印でも鬼の部位を祓った際に鬼の素材が出るとは限らず、実質的なハズレ素材(*29)に化けることが多かった。今作でも変わっておらず、加えて極級の任務にもかかわらず上級・下級の素材が出る(*30)こともある。 特にそうしたハズレ素材は、大抵の部位や報酬欄のテーブルに必ず入るため、運が悪ければ報酬が全てハズレで埋まる場合もある(*31)。 タマハミ化する際に部位を強化再生させる鬼について 無印の時にも存在した、タマハミ状態になる時に鬼祓いが必要となる部位全てを強化した状態で再生する鬼は、タマハミ状態になる条件を満たした段階でその時点で鬼祓いが完了していない部位を強制的に回収してしまう。 本作では壊スタイルのタマフリに部位破壊時に即時鬼祓いが完了となる「断祓(*32)」があるが、この効果が有効であっても、タマハミ状態への移行条件を満たしたものの、タマハミ状態に移行する前の状態では鬼祓いが成立せずに破壊したそばから回収されてしまう。 タマハミ状態への移行で行われる部位の強化再生は既に鬼祓いが完了している部位も例外では無い(*33)ため、断祓の効果よりも優先する理由は皆無。当然ながら、部位を入手するチャンスが減らされるだけでしか無く、不満の声がある。 本作で追加された鬼のうち、「コガネムジナ」に関しては、その仕様を含め不満意見が相当数挙がっている。 コガネムジナは、部位が高く売れるため欲に目がくらんだモノノフに乱獲され、めったに見かけなくなったという設定がある。それを受け、通常の任務では出現せず、緊急任務もしくは無限討伐か特殊調査に低確率で出現するのみとなっている。 そのため、普通にプレイしていれば、第七章開始時に発生する緊急任務での確定出現以外でお目にかかることなくストーリーをクリアしてしまうことも珍しくない。クリアに関しては問題ないのだが、依頼の中にコガネムジナから取れる「素材」と、それら素材から製造する「兜」を要求されるものがある。ただでさえコガネムジナが出現しにくいことも含めかなりのストレス要素になっている。 後のダウンロードコンテンツにて、難易度はやや高いものの、上級コガネムジナが確定出現する任務の配信という形で救済措置がなされた。しかし、トロフィー(作中の勲章)の獲得を目指すとなると、今度は極級のコガネムジナを繰り返し討伐しなければならない。 極級のコガネムジナは、先述の緊急任務か無限討伐・特殊調査での出現に賭けるしかない。アップデートによりハズレ素材化けはほぼ起こらず、ほぼ確実にコガネムジナの素材を得られるようにはなった(*34)が、それでも上級素材化けは容赦なく起こる。 トロフィー獲得は必須ではないため「コンプリートまでの道が険しいこと」自体は問題無い。だが、この仕様はプレイヤースキルや行動で抗えず完全に運によって左右される。「延命処置もしくはあからさまなプレイ時間の引き延ばし」に感じるプレイヤーが多いのも無理はないだろう。 改善アップデートの前は、ハズレ素材化け(*35)まで発生し、コガネムジナ狙いのオンラインマルチプレイ部屋はこの上なく殺伐としていた(*36)。 加えて、コガネムジナ自体がゲーム全体を通して「強敵」に含まれる強さなのが困り物。 ストーリーのラスボス鬼と、その変異種は他の大型鬼と異なり、残体力やマガツヒ状態への移行などの要因でタマハミ化せず、特定の攻撃をいずれかのモノノフが被弾したときのみタマハミ化する。 通常の状態ならばさしたる強敵ではないのだが、タマハミ化させてしまうと一転して苛烈な攻撃を行うようになる。アップデート後はいくらか弱体化し(煩わしさは変わらずとも)上級に関してはそこまで厄介では無くなった。しかし、極級はそれでもなおかなり暴れ回る。 つまりタマハミ化させてしまうと結果として難易度が大きく跳ね上がる。そのため、攻撃を被弾してしまった者はクリア難易度を跳ね上げた、いわば「戦犯(*37)」となり、タマハミ化する攻撃がビーム状なのも相まって「戦犯ビーム」と揶揄されるようになった。 一応、極級のそれであっても、勝手が解っているプレイヤーが4人いる分にはそこまでグダグダにはならない程度に調整はされている。しかし、NPCが混ざってしまうと(*38)、プレイヤーの人数によっては、プレイヤーでもカバーしきれなくなり、それこそNPCのせいで戦闘がグダグダになったり、NPCが戦犯ビームにもタマハミ後の攻撃にも満足に対応出来ないため、図らずも衛生兵プレイをするハメになったり等、収拾が付かなくなる事も。 更に、タマハミ化させてしまうと浄化の間に合わない部位のみならず、一部の部位がその度に完全再生してしまうため、全部位破壊も遠のいてしまう。 厄介なことに、戦犯ビームを被弾してタマハミ状態にしなければ滅多に落とさない素材(*39)が複数必要になるケースがある。該当装備を作るには、あえて戦犯ビームを被弾する必要も出てきてしまう。しかし、当時は前述のように被弾してしまえば「戦犯」扱いとなってしまうところからもわかるように、野良パーティのマルチプレイで意図せず(=故意でなくても)戦犯ビームに被弾すれば場の空気は一気に険悪となる。けれども、オフラインではNPCが自ら当たりに行くと思えるほど被弾するせいで、素材自体の入手確率は上がるものの、そもそもの難易度が跳ね上がるため、素材集め以前の問題となってしまった。 タマハミ化させた際の難易度上昇と、それに伴う部位再生という二つの仕様が相まって、特に発売直後の本作が「ギスギスオンライン」と一部から揶揄されていた(*40)。 アップデートである程度は改善されたものの、共闘を売りにしたゲームでここまでギスギスさせる仕様を盛り込む理由が見いだせないこともあり、未だ開発への不信感は根強い。 武器・ミタマについて 不遇な銃 あまりの火力の低さ、そしてリロードの遅さに反して異様な気力消費ペース。トドメとばかりに銃(や弓)を装備しているキャラクターが攻撃態勢に入ると、その鬼の近くで攻撃中のキャラクターを無視しヘイト(*41)を稼いでターゲットを取ってしまう。したがって、銃(弓)を装備したキャラクターを攻撃しようと鬼が動き回ることで近接武器を装備しているキャラクターが否応なしに追走劇に巻き込まれるといった状況がプレイヤーから問題視された。修正するよう要望を出されていたが、結局発売まで叶う事は無かった。 ちなみにヘイトだが、上述した弓に関しては、距離を取り過ぎると威力が下がる仕様があり、鬼千切などを除き射程がそれほど長くないため、必然的に距離を取らずに立ち回ることになる。距離による威力減衰もなく射程も長い銃は、弓も同様の異常なヘイトの仕様があるにもかかわらず、なおさら悪目立ちしてしまっている部分もある。 現在はアップデートで上方修正され、威力やリロード速度、消費気力量に調整が入りかなり快適になった。特に威力が上方修正されたので、他武器と比べても見劣りはしない。しかし、異常なヘイト管理の仕様は結局修正されていない。 空中戦の難度上昇 空中にいると被ダメージが増加する仕様になった。鬼の対空攻撃自体も増えたため双刀・鎖鎌など空中戦を得意とする武器が不遇となった。 アップデートによりダメージ系統の調整と合わせこちらも幾分か改善された。少なくとも「空中に飛べば死ぬ」と揶揄されるような発売初期の状況は脱している。 しかし双刀や鎖鎌は空中でこそ真価を発揮する武器であると同時に、空中戦は他の狩りゲーに無い独自の魅力の一つと考える人も多かったため、調整の甘さというより魅力を損なう調整を選択した事への不信感は現在も燻っている。 武器・防具の生産 上級・極級の鬼から直接生産出来る武器が殆ど無い。大抵は、無印編で作ってきた武器を強化するために必要となるだけで、いきなりその素材から新たな装備を作る、という事がほとんど出来ない。 現在はアップデートで改善され、新規追加された鬼の素材から新武器を作れるようになった。ただし、ゲーム内で武器の派生ツリーを確認する手段がないため、この仕様により今度は途中の派生をすっ飛ばしたことに気付けずに「岩通す一念」のトロフィーや勲章を獲得出来ないことに悩まされるプレイヤーも(*42)。 武器・防具でのバランスの悪さ(素材) 要求する素材のバランスが取れていない。別働隊に素材を集めてもらうというシステムがあるが、派遣先は現在よりも前の章での任務から選ぶことになるので、現在の章で出現した最新の素材などは集められない。特にオフラインの極級に相当する任務は全て十三章であるため、多くのプレイヤーが欲する極級の素材に対して別働隊システムは役に立たない(*43)。 該当の鬼1体の討伐で1個のみ、更に前述した素材化けも起こるため確実に入手できない素材を多数要求される。その他、1回で順調に取れても2~3個であり、防具一式揃える(下記参照)ためにそれをトータル10個以上要求される素材も珍しくない。 更に防具には、その「一式の組み合わせ」によって発動するスキルも存在し、装備を求める場合要求素材はその多くが被る事になる。 武器においても、一部の大型鬼由来の装備以外に関して、不自然なほど要求素材が被る事もある。一例として、鎖鎌や双刀では極級のインカルラの角を破壊することで入手出来る「迦楼羅の真角」が3つの武器でトータル11個要求されたり(*44)する。 装備によってはあえて部位を再生させてから再度部位破壊し鬼祓いをしなければまず手に入らない上に、当然のように化けまくる素材(*45)を複数要求してくるものもある。 先述した、討伐機会の少ない極級のコガネムジナの本体を祓うことで普通に入手できるはずの「蔵宝皮」は、コガネムジナが出現しうる緊急任務、無限討伐、特殊調査の「レアな素材が出やすくなる」補正が完全に裏目に出ている。本来はレア素材である「招福財宝」や上級のレア素材に化けやすくなっており、極めて入手が困難になっている。 防具一式を揃えるとなるとこれが12個も必要で、これを集めるのはもはや拷問と言っても過言ではない。トロフィー目的で武器だけを作るとしても、必要となる3個を集めるだけでも十分苦行(*46)である。素材に関しては完全に調整不足もしくはあからさまな延命手段として悪用されていると批判されることになった。 武器・防具でのバランスの悪さ(性能) 防具において極級突入後、比較的早い段階で製造可能な「抜忍の装束」一式がランク8の割に異常に強力になっている。 当該防具は、まず、無印のDLC任務もしくは本作の特殊任務を達成後に獲得できる素材から製造する装備を作る。それを2回強化派生させる必要があるため、完成まではやや難儀するが、いざ作ってしまえばその手間すらも妥当だと思えるほどの高性能となっている。 大抵の装備は「1つもしくは2つの属性に対して高い防御効果を発揮する代わりにそれと対になる属性に対して非常に脆くなる」か「全ての属性に対して安定した防御効果を発揮する代わりにその効果自体は大して強くない」と言う調整をされていることがほとんど。しかし「抜忍の装束」は全ての属性に対して極めて高い防御効果を誇り、更には物理防御力もランク8でありながら、その上のランク9装備一式と十分張り合えるだけの防御力を備えている(*47)。したがって、下手にランク9の防具を作るよりも「抜忍の装束」一式を揃えてしまえば問題ないという状態になってしまっている。 唯一「重さ」の数値は非常に低い。重さが一定値以上あれば鬼を押しながら移動が出来るので、端に押し込まれたときなどの脱出手段として使えなくもない。しかし本作の場合は、金砕棒のように位置取りが重要になる武器種(*48)もあるため、無闇に鬼を押して動かしてしまうとかえって迷惑になってしまうこともある。そのため一概に重ければ良いというものでもないため、欠点とも言い切れない。 上記以外にも全体的な調整として、特定の武器や防具の性能が飛び抜けて高いせいで、それらを乗り継いでいけば事足りる状態になるため、結果としてそれ以外の装備を作らず終いになってしまうことが少なくない。 その結果、オンラインでは上記の抜忍の装束一式で身を固めたプレイヤーだらけになることも少なくなかった。アップデート後の現状では、いくらか見た目重視の装備でも立ち回れるようになったが、やはり他者と集まってプレイする「狩りゲー」ではプレイヤーごとの個性を重視する人も多い。この調整は褒められたものでは無いだろう。 相変わらずモチベーションを保ちづらい強化・作成の仕様 武器・防具の強化先がキー素材を獲得するまで表示が「???」になっていたり、作成の場合は他に必要な素材を持っていたとしてもラインナップにすら上がらないのは変わっていない。特定武器や防具を作成するという目標を立てづらいためモチベーションがあがらない。 さらに、相変わらず派生強化すると唐突に属性が変わってしまう(*49)武器がある事も不満意見に繋がっている。 ミタマの格差 300種類以上あるミタマだが、覚えるスキルにやはり優劣が発生し、武器や戦闘スタイル毎に使われるミタマの偏りが見られる。 レベル極になればスキルの入れ替えが出来るが、レベル極で覚えるスキルは固定で入れ替え不可。それもレベル極でしか覚えられない強力なスキルなわけでも無く、汎用のスキルが充てられている。レベル極で覚えられるスキルが微妙という理由のみで産廃扱いされているミタマもある。 特に、発売直後や現状でも極級ともなると鬼の攻撃力が苛烈なため、レベル極で「逆鱗」を覚えるミタマは軒並み産廃扱いを受ける傾向が強くなっている。 逆鱗は「瀕死状態(体力ゲージ点滅)になると会心(クリティカルヒット)の発生確率が高くなる」と言うものだが、極級では瀕死状態になっていない限り、どれだけ強力な攻撃であっても一撃死を免れる「大和魂(*50)」が無い限り、逆鱗の効果にあやかる前にそのまま一撃で戦闘不能になってしまう事がザラである。従って、逆鱗があったところでほぼ無駄という状況となりこうした事象が起こる。 逆鱗以外にも瀕死状態が発動のトリガーになるスキルがあるのだが、レベル極で逆鱗を覚えるミタマはそれなりの数になるため、余計に目立ってしまっている部分がある。それ以外にも、ある程度ゲームが進んでしまえばほとんど使い道が無くなりがちな「熟練の武器捌き(*51)」「着こなし名人(*52)」「英霊の導き手(*53)」が極レベルに設定されているミタマは実質スキルが3枠しかない状態となってしまう(*54)。 アップデートで調整が入った現状では流石にスキル枠1つ位が実用性ほぼ皆無の死に枠(*55)であったとしても問題は無くなっているが、特に発売直後は「死に枠がひとつでもあればキックする(*56)」「火力や敵のはめ殺しに貢献しない治癒強化などのサポート系スキルをひとつでも入れていればキックする」など、鬼の異常な強化故の過剰なまでの効率至上主義もはびこっていた(*57)ため、その頃のオンラインの環境を味わわされたプレイヤーからは「(アップデート後も)怖くてオンラインに行けない」と言う嘆きもあったりする。 実際はアップデート前であったとしても、スキル枠1つの有無で討伐時間が変動する程の違いがあるわけが無いのだが、当時はインフラストラクチャーに活気があった事もあり、いわゆるノイジィマイノリティの意見に流された結果と言える。 NPC 発売直後はNPCのタマフリ使用回数に上限が設けられていたため、前述した鬼の強さも相まって援護どころかNPC自身の回復すらままならないこともあった。 また、上限が設けられていたにもかかわらず、道中の雑魚に無駄にタマフリを使い肝心の大型鬼との戦いでタマフリ切れになるという体たらく。 特に攻スタイルや隠スタイルのNPCを「攻」指示にしてしまうと雑魚に「軍神招来(*58)」や「不動金縛(*59)」を当然のように使ってしまう有様。 現在はNPCのタマフリ制限に調整が入り積極的に援護してくるようになった。 しかし、道中の雑魚に不必要にタマフリを使う仕様は変わっていない。どうしてそこは変えないのか。 NPCの行動には疑問符が付く部分が多い。 「援」指示の時は鬼祓いや味方のサポートを優先するのだが、その際の最優先が戦闘不能に陥った味方の救援で次点で鬼祓い、体力回復などそれ以外のサポートはその下となっている。そのため、癒スタイルのNPCに「援」指示を出している場合は部位破壊して鬼祓いが完了していない部位が残っていると、他のキャラクターがどれだけ体力低下していようが、回復のサポートを捨て置いて鬼祓いに専念してしまう。 勿論、個々で治癒を使う事で体力回復を図る事は出来るが、そもそも癒スタイルのNPCを連れていき、かつ「援」指示で運用する理由は鬼祓いを任せたいというのもあるにはあるが、主に体力や気力、状態異常に対する回復サポートであろう中で、優先順位がおかしいと言わざるを得ないだろう。 NPCは体力が減少した時に、「集」指示以外を出していると大型鬼から極端に距離を取って逃げ惑うようになる。 恐らくは体力ゲージの赤い部分の体力回復狙いなのだろうが、「攻」指示であっても攻撃を捨て置いてエリア端の方に逃走して右往左往する。これの影響で、いざ鬼千切・極を出そうと「集」指示を出しても遠方に逃げたNPCのせいで発動タイミングを逸してしまうと言う事も少なくない。逃げ惑い始めたら無理矢理「集」指示で集める事も出来なくは無いが、この場合は下記のタマフリを使っていなくてもただ付き纏い、攻撃が来たら回避するだけという状態になりやすく、攻撃に参加しない事が少なくないのが困りもの。 余談になるが、次作『討鬼伝2』ではこの現象が更に悪化しており、本作では体力ゲージの赤い部分が無ければ治癒を使って戦線にすぐ復帰するが、『2』では赤い部分が無かろうと体力が低い状態だと延々と逃げ惑うようになり、加えて「集」指示を出しても無視するなど、目も当てられない事になっている。 ほとんどの状況で攻撃の回避を最優先するようで、鬼千切・極を使うために「集」命令を下しても鬼の挙動によってフラフラと走り回り発動しにくい。 鬼千切・極は、発動時に鬼を強制的に怯ませるためてきぱきと集めて放ちたい場合がほとんどで、優秀過ぎるAIが欠点となった稀有な例。 また、「集」指示をかけていても鬼が近付いてくると攻撃を仕掛けるべく離れて行くこともあり、タイミングが悪ければそれまで繋がっていた青い線が途切れてしまうこともあり得る。 同様に鬼の攻撃判定に過剰に反応するため、明らかに当たらないはずの攻撃に対しても回避しようとふらふら走り回り攻撃の手が緩んでしまうこともある。 また、破壊した部位の鬼祓いや味方復活の行動に移行すると、最短距離をとるため鬼に引っかかりその場で走り続けたり、辺りを訳も解らず右往左往したり(*60)といった行動もあった。 一部のタマフリ使用時の挙動 NPCが「献身(*61)」「捨身供儀(*62)」を発動させると、作戦を「攻」にしない限りは指示を無視しプレイヤーの周り(*63)に付きまとうようになる。 それだけでなく、なぜか余程近くに鬼が来ない限り、攻撃などもせずプレイヤーの周りに付きまとうだけなので、「鬼が肉薄している」「鬼の部位や骸の真上に立っている」でもなければ棒立ちになってしまう。 そのため、上述のタマフリを発動させたNPCを戦力として運用するには、逐一個別に作戦を出す必要がある。 それらのタマフリを使う献スタイルであれば、スタイル特性(*64)も鑑みて最初から「攻」にしておけばいい。しかし「運否天賦(*65)」で何を引き当てるかわからない賭スタイルのNPCは問題が発生する。特にタマフリの使用回数の回復ができる「幸魂(*66)」目当てで同伴する場合などは使用を促すため、「攻」以外の指示にする頻度が高くなり、適宜指示を入れ替える煩わしさを甘受しなければならない。 不可解な小型鬼撃破後の挙動 エリア内に大型鬼がいない状況の時、全員が「任」指示であった場合は小型鬼を撃破するとその骸を鬼祓いする者と、そのまま次の小型鬼に攻撃を仕掛ける者に分かれることが多い(*67)。 しかし、そのエリアの中の最後の小型鬼を撃破した時に限り、なぜか倒した小型鬼の骸を鬼祓いせずに倒した直後そのままプレイヤーに向かってくることが頻発する。その後プレイヤーと合流すると、そのまま踵を返して先ほど倒した鬼の骸を鬼祓いしに行くのである。これは、「任」指示でなくても元々プレイヤーの周りで行動させる「集」指示でない限り、本来鬼の骸や大型鬼の破壊した部位の鬼祓いを最優先にする「援」指示であっても発生する事象である。 無印では少なくとも上記の挙動は見られず、極以降からの動きであり、何を意図してこのようにプログラムしたのか、疑問の声が上がっている。 ただでさえ、再生で回収されない限りは残り続ける大型鬼の部位と違い、小型鬼の骸は時間経過で消滅してしまう(*68)。この挙動の影響でプレイヤーの位置によっては倒しても素材を回収出来ないことが頻発する。 NPCの鬼千切に関して 相馬は「壊」スタイルであり、そのタマフリのうちの「布都御魂(*69)」により、鬼千切を出す機会がとても多い。金砕棒の鬼千切は発動前に溜めてタイミングを調整することが出来るのだが、相馬はすぐにぶっ放せば当たるというのに意味も無く溜めてからおもむろにぶっ放すことが多い。溜めずに即ぶっ放すこともあるのだがかなりムラがある。 そのため動きの素早い鬼が増えた本作では、せっかくの鬼千切りを盛大に空振りするケースも多い。 これは金砕棒を装備しているNPCであれば、相馬に限らずどのキャラクターにも当てはまる。ストーリーと戦闘スタイルの関係で特に印象に残りやすく、金砕棒の鬼千切が水平にフルスイングをするという動作なのも相まって、このせいで相馬は「三振王」などの不名誉なあだ名が付けられている。 息吹や凛音(槍)、那木(弓)、ホロウ(銃)のような鬼千切が飛び道具になっているNPCは、連戦の任務で新しい大型鬼が登場演出中の攻撃が当たらないタイミングで鬼千切を撃ってしまう事がある。 その他 コラボキャラクターの存在 ファミ通とのコラボの一環で、美麻(CV 今井麻美氏)と美柚(CV 原由実氏)の2人が、極ストーリーから登場するようになる。 そもそも、作品全体で見ても浮いている感が強く、キャラクターとしても語り口などを含め色々と癖が強い。媚びていると受け取られるようなキャラクター描写にもなっているため、拒絶反応を示すプレイヤーも少なくない。 DLC関連 無印の時と同様にDLCとして追加任務集が配信されたほか、限定の防具やミタマなどが配信されたが、今回も装備品やミタマの多くは無印の時同様に一切のアフターフォローがなく、リアルタイムで入手し損ねると取り返しのつかないことになりやすかった。 更に、無印で配信されているDLCも極で適用することも出来ないため、極から始めたプレイヤーは無印のDLCを(極だけでは)一切入手することが出来ない。無印の追加任務集は全て特殊任務という形で収録されているので、それらの報酬で作れる装備品は問題ないが、防具やミタマに関しては無印から引き継ぐことはできても、極だけで入手する手段が存在していない(*70)。 既にサービス終了したスマホゲームとのコラボコンテンツや雑誌付録扱いのコンテンツ等、今回も後に有料の形で配信などのフォローがなされなかった。 更には、本作では発動したことのあるスキルの一覧をチェック出来るのだが、無印からのDLCを全てコンプリートしていないとスキルリストを全て埋めることが出来ない。 ミタマの組み合わせスキルの中に無印のDLCとして配信していた『どこでもいっしょ』とのコラボレーションのミタマ「トロ」「クロ」や「立花誾千代」「竹中半兵衛」「絵島」(*71)等との組み合わせスキルが存在しており、それらも枠外ではなく、正規の番号に組み込まれているためである。 防具にしても、無印・極の両方でローソン・HMV系列限定の装備一式が存在しており、当然の如く、それらの一式で組み合わせスキルが発動するが、これもスキルリストの中に枠外ではなく、正規の番号に組み込まれている。これらも同様に、入手し損ねた時点でスキルリストをコンプリートすることは出来なくなってしまう。 DLC防具やミタマに対する組み合わせスキル設定自体は咎められることではない。しかし、発動済みスキルを一覧で確認できるようにするのであれば、せめて無印・極いずれのDLC限定のミタマ・防具が絡む組み合わせスキルは番号を割り当てずに枠外の扱いにするくらいの配慮はあるべきだろう。 ちなみに、ミタマ総覧では無印・極のDLC配信ミタマはすべて番号が割り当てられておらず、番号の欄が「---」で表示されている。この配慮をミタマ及び防具の組み合わせスキルで何故出来なかったのだろうか。 もちろん、リアルタイムでプレイしていたプレイヤーを優遇するのは間違いではないが、後からプレイを開始したとしても同じプレイヤーであることには変わりはない。 それがプレイ開始時期が遅かったというだけで、その時点でどうしようもなくしてしまうのはやりすぎである。それぞれのコンテンツが配信されてからある程度経ったタイミングで、せめて有料販売という形であっても雑誌付録や限定コンテンツも含め購入できるなどフォローはするべきではないだろうか。 ちなみに、PS4版の発売と合わせ、PS4への引継ぎ用として雑誌付録コンテンツ含め配信されたが、あくまで引継ぎ用なのでPSV版で既に該当のコンテンツを所有していないと購入(*72)する事は出来ない。 気絶の仕様の改悪 先述した、いかなる手段を講じても回復できない気絶状態を省いても、無印から気絶の仕様が改悪されている。 無印では、気絶状態になった時点で対象のプレイヤーを攻撃すれば即時回復させる事が出来た。しかし、本作では気絶状態になった後、一度立ち上がろうと態勢を崩すモーションを取るまで、癒スタイルのキャラクターを除き対象キャラクターを攻撃しても気絶状態から回復させることが出来ない。 もっとも、無印では即時回復させても、短時間とは言え態勢を崩すモーションが入ってしまうので違いが無いと言えなくもない。ただし、癒スタイルのキャラクター以外で、気絶状態のキャラクターを回復させる際、そのキャラクターの傍らで足止めされる上、気絶状態に至る攻撃の増加も相まって、影響が大きくなってしまっている。 一部の大型鬼の鬼千切・極に対する不自然な挙動 前述したように鬼千切・極は青い線で繋がっているプレイヤーの数の分だけ、部位破壊が出来る。空中にいる鬼に対して誤って地上から発動してしまい、無理矢理何とか脚部に命中させたなどのように命中させた位置が悪く、いわゆる「カス当たり」になってしまったという場合はまだ納得出来るものの、明らかに4人分線を繋げて正面から直撃させたのに、なぜか部位が1つか良くて2つしか壊れない、という事例が実際は頻発する。 これは一部の大型鬼が鬼千切・極の1発目の命中で不自然に派手なモーションでぶっ飛んで行ってしまうために残りの攻撃が空振りにされてしまったり、何故か明らかに命中しているのに、実際には当たっていないという扱いにされてしまうことが頻繁に発生するため。 これらはミフチやマフチの角のように破壊時のSEが無いせいで当たってないように勘違いしやすいのではなく、明確に部位が不自然に残るため、空振り扱いされていることが確認出来る事象である。 PS4版・PSP版及びPSV版をVita TVでプレイする場合の鬼千切操作周りの不備 以下はPSV版をVita本体でプレイしている場合のみ、タッチパネルにもなっている画面上の武器ゲージをタップすることで対応出来るため、大きな問題にならないが、 PSV版をVita TVで (*73) 、もしくはPS4版とPSP版でプレイしている場合に問題になってくる 事柄である。 鬼千切・極と鬼千切が同じ操作になっているため、発動権を得ているプレイヤーが鬼千切・極ではなく、あえて鬼千切を使いたいとき、周りに味方がいる状況では鬼千切を使うことが出来なくなってしまう。 例えば、タマハミ状態に移行する際に装飾部位以外の全部位を強化再生させる大型鬼の、タマハミ状態になる前の段階で角(装飾部位)を破壊したいとき(*74)には複数部位を破壊出来る鬼千切・極は明らかに過剰であり、そもそも前述の問題も相まって命中させたところで角が破壊出来る保証もない。しかし、そのプレイヤーが発動権を持っている場合に、周りに仲間がいる状況では鬼千切・極が優先されてしまうため、鬼千切を使用することが出来ない。 特に双刀のような空中戦が出来、そして空中で鬼千切も鬼千切・極も発動出来る武器の場合はさらに深刻な問題になりやすい。 双刀の場合は、空中で連続攻撃を叩き込みつつ、武器ゲージが溜まったら鬼千切を当てていくという動きになることが多い。しかし、これの最中に武器ゲージだけでなく、共闘ゲージも溜まり、しかも発動権を得てしまったという状況だと、仲間の位置次第では鬼千切を使うつもりが鬼千切・極が暴発してしまうことがある。 前述したように青い線で繋がっているプレイヤーの数だけ部位破壊が出来る関係上、使うとなれば4人分繋がった状況で発動するのが理想である。加えて双刀の鬼千切の攻撃モーション(*75)と鬼千切・極の始動モーション(*76)の挙動の傾向がまるで異なっている(*77)。つまり、攻撃中に鬼千切を使うつもりで操作したら、ちょうどそのタイミングで他のプレイヤーが近くに来てしまい、意図せずに鬼千切・極が暴発、最悪空振りになってしまうことも十分に起こり得るのである。 せめてオプションで優先度の設定が出来るようにするなどのフォローはあっても良かっただろう。そもそも、この2つにまるっきり同じ操作をあてがうこと自体不可解な話ではあるのだが。 ストーリー 基本的に高評価ではあるが、終盤にかけホロウが出張りすぎていて主人公を喰ってしまっているといった不満意見も見られる。 その他、中つ国や霊山といった抽象的なものはあっても無印の時は出てこなかった実在している地名(会津や箱館(函館)、壇ノ浦など)の出現や、ホロウが体内に持っているというある機関の存在など、無印との比較で世界観が悪い意味で迷子になっているといった指摘もある。 また、無印の段階で天狐好きの片鱗は見せていたが、それが強調されすぎてただの天狐馬鹿(*78)にされてしまった速鳥を筆頭に無印からのキャラクターのイベント描写が酷すぎるといった意見も目立つ。 無印のキャラクターに関しては描写がくどすぎる(*79)、もしくはネタに走りすぎている(*80)という部分が目立っている。一方でそれといった描写の無い富嶽の株は、極ストーリーであまり触れられなかったことで相対的に急上昇した等と言われる(*81)こともあるほど。ただし、富嶽が無印では評判の悪いキャラクターだったというわけでは無く、むしろこちらもストーリー上の描写含めて元々株は高かったと言えるので誤解の無きよう。 全体的に過剰なエフェクト タマフリ効果中や一部の攻撃が特に酷いが、全体的に明らかな過剰演出になっている。迅スタイルの「科戸ノ風」などを発動させていると、もはやプレイヤーの姿が発動中エフェクトに包まれまともに認識できないなど、これらの点が多くのプレイヤーから不満としてあげられた。 過剰なエフェクトにより処理落ちが発生しやすくなるほか、一部の攻撃は他のプレイヤー(特に近接武器を装備しているプレイヤー)がエフェクトの影響で画面を覆われ満足に見えなくなるなど、多大な迷惑がかかるため、ゲームシステムとして組み込まれているにもかかわらず敬遠されやすい。 エフェクトの問題でマルチプレイで使うべきではないとされる行動の代表例 虚空ノ顎(こくうのあぎと):空スタイルの○ボタンのタマフリ。効果中は一定範囲内にいる鬼に継続的にダメージを与える。そのシンボルが非常に大きい上にエフェクトが派手すぎるため、周囲のプレイヤーが処理落ちおよび画面を覆われてしまう。 弓による専心(せんしん:○ボタン短押し)中の番え射ち(つがえうち:△△△)の連射:通称「専心シャワー」と呼ばれているもので、その場から動けなくなるが、攻撃速度や溜め速度が大幅に高速化する専心中に△ボタンによる番え射ちのうちの△△△で出す攻撃が着弾点を基点とし周囲に矢の雨を降らせるもの。これもその周辺で戦っている近接プレイヤーの視界を妨げてしまう上、処理落ちも起きやすい。 銃の吸引弾:吸引効果を持つフィールドを展開中は虚空ノ顎同様にその周辺で戦っている近接プレイヤーは視界を塞がれ、処理落ちが発生しやすくなる。 弓と銃には先述した異常なヘイト管理の仕様が存在しているほか、それぞれ上述した他のプレイヤーに悪影響を及ぼしかねない行動が存在していることも相まって、マルチプレイの部屋には「遠距離(弓・銃)禁止」とする部屋がかなり目立っていた。流石に発売から大分経過した現状、そもそも部屋がほとんど立たなくなっていることもあり、そういった部屋もあまり見かけられなくなっているが。 なお、オンラインマルチプレイにおいて主に処理落ちや視界占拠が問題になってくるのはPSV版である。後に発売されたPS4版のみのプレイヤーならば、これらの事象に実感がわかないかもしれない(*82)。 共闘ゲージ増加の仕様。 共闘ゲージの獲得条件に同じ部位を攻撃しないと増加しないという物がある。 例えば、空中戦を得意とする双刀のプレイヤーが高所にある鬼の部位(角など)を攻撃し、地上戦特化の手甲のプレイヤーが足などを攻撃していた場合、共闘ゲージは増えない。 ダメージを与えるために部位破壊を要する本作においては同部位を集中攻撃する意義はあるが、鬼の部位には斬撃や打撃など弱点となる武器属性も存在しており、そもそもこういった共闘狩りゲーで同じ場所に留まるのは困難であり、また多くの部位を破壊する事で報酬も増加するため、総合的には上手く噛み合っていない。 次回作では同じ部位でなくとも鬼を攻撃すれば共闘ゲージが増加するようになった。 「引き継いではじめから」の仕様 俗に言う「強くてニューゲーム」のようなモノ。本作の場合は使用に条件(*83)がなく引き継ぐ土台となるデータが存在していれば使用することが出来る機能になっている。 装備の作成・強化状況やミタマの入手や強化度合い(*84)、など、ほとんど全ての情報を引き継いでプレイが出来るようになっている。 この機能において問題視されるのが、「友好度の段階まで引き継いでしまう」こと、「集団任務(マルチプレイ用の任務)の進行度までリセットされてしまう」こと、「そもそもこれを使わないとキャラクターメイキングをやり直せない」ことがあげられる。 まず、友好度に関しては男女の性別差で禊に2人で入ったときの反応が異なっており、更には友好度の段階でも反応は異なってくる。しかし、引き継ぎではこの友好度も引き継いでしまうため、キャラクターの性別を変えてプレイをしても友好度が最大になっていれば、友好度最大の掛け合い以外を見ることが出来ない。 禊場スキルの効果量にも関わるため興味がなければ問題無いが、わざわざ作り直して最初からプレイする以上、友好度の段階が上がっていく過程を楽しみたいプレイヤーも少なくない。 集団任務の進行度に関しては、赤文字で表記される進行度を上げるためにクリアが必須となる任務だけでなく、それ以外の黒文字で記載された任務も全て未達成の状態となる。 ストーリー仕立てになっているオフラインの任務に関してはまだしも、集団任務はストーリーとは関係ない上、この進行度の進捗状況でマルチプレイの入室可能条件を設定する仕様になっている。これを初期化されてしまうと再び赤文字のキーとなる任務をクリアし進行度上げをしなければ、マルチプレイの部屋の入室可能条件の下限進行度の設定如何ではいくら引継ぎ前に進行度十七まで達していようとも入室出来なくなってしまう(*85)。 キーとなる任務自体は各進行度で多くても5個程度(*86)になってはいるが、そもそも初期化する意味が無いため「無駄な作業」と捉えられる事が多い。 既にトロフィーや勲章の「金眼四ツ目の守り人(無印全任務達成で獲得の勲章)」や「金眼四ツ目の鬼神(極までの全任務達成で獲得の勲章・トロフィー)」を獲得している場合、勲章を獲得している状態を引き継げる。しかし、獲得せず引き継ぎをしてしまった場合、再びオフラインのストーリー任務の全達成は当然のこと、集団任務も進行度一から十七までの全任務をクリアしなければ勲章・トロフィーを獲得できない。キャラクターの作り直し、あるいはストーリーを最初から見直すための代償としては流石に大きすぎるものがある。トロフィーや勲章を気にしないのであれば問題はないが…。 キャラクターメイキングに関しては、本作はストーリーのある作品なので、ストーリーの途中でキャラクターを作り替えられるのでは違和感があるという意見もある。しかし、引き継ぎの仕様が上述の通り不便と言うよりも気軽には出来ないため、例えば「ちょっと男女の装備の違いや禊の男女での反応の違いを見比べてみたい」などでも、本作の場合は進捗状況を捨てまっさらにしてやり直さなければならない。 引き継ぎの仕様と相まって、せめて引き継ぎを経ずに気軽にキャラクターメイキングをやり直したかったという意見もある。 ちなみに、最初からやり直した場合、前述した第七章開始時に確定発生する緊急任務において、通常は木綿の台詞にあるように(上級の)コガネムジナが確定で出現するのだが、やり直す前に既にこのイベントを発生させていた場合はコガネムジナ以外の鬼も登場するようになっている。 なお、この状態でも直前の木綿の台詞の変更もしくは該当部分の削除がされることはない。 禊場 無印と同様に禊場のやりとりはスキップ出来ず、禊場に入ってすぐ何のスキルが発動したかを確認することはできない。 開発としてはそのやりとりを楽しんで欲しいという思いがあるのだろう。とはいえ、ただでさえ「マラソン」と言われるような繰り返し作業が多くなる狩りゲーにおいて、ほんの些細な時間と言えど余計な演出によるタイムロスは単なるストレスの元凶になる。本作では禊シーンに入る時とそこから拠点に戻る際にある程度長いローディングが入るため、不満が大きい。 処理落ち これまで散々記述したが、無印では殆ど発生しなかった処理落ちが本作ではかなり目立つ。スピーディーなアクションが売りの一つでもある本作では気になる部分。 一部の特殊調査のマップなどでは条件次第とは言え通常プレイですら支障をきたしかねないほど処理落ちが発生して重くなることも。また、手甲のようにタイミング良くボタンを押すことで攻撃力がアップするといった武器種は程度の問題ではなく処理落ちがあることでその影響が殊更大きくなってしまう。 任務内容 物語の都合上、1周目の任務では同行者が指定されている場合が多いのだが人数制限のあった任務は、2周目以降も連れて行ける人数に変化が無い。 2体同時の乱戦で一部任務の難易度が非常に高い。また、本作では全体的に複数同時討伐の任務が増加。 特にアップデート前、第十章のストーリー任務である「死線の果てに(*87)」は第九章を乗り越えたプレイヤー(下記参照)でさえも「難易度が高すぎる」などの悲鳴をあげる程の高難易度任務だった。現在はこれらを含めアップデートである程度修正済み。 アップデートでの改善前、発売直後の第九章で大きな問題が発生 ストーリーの都合でウタカタの里が拠点でなくなるため、装備作成不可(*88)、仲間は暦と途中から合流するホロウ(*89)のみでありながら、アップデート前の尋常ではない鬼と戦わなければならず、八方塞がりとなり「詰んだ」と考えるプレイヤーが続出した。 アップデートにより、物語における状況を踏まえた調整がなされ、現在ではそこで詰むような事にはならないが、トラウマを植え付けられた人は多い。 無印同様全ての鬼に専用BGMが用意されているが、「カゼキリ」およびその変異種の「アマキリ」のコンパチである追加鬼・「ヤチギリ」のBGMはただのアレンジとなっている。 もっともヤチギリはそれらの上位存在である「キリ属の王」という設定のため、手抜きなどではなく意図的な関連付けと思われる。 天狐のカスタマイズ・その他 その要素自体は無印から望まれていたのだが、カスタマイズ及び、ごきげん度上昇に必要なおやつの単価が比較的高額。ごきげん度が低い場合は上等なアイテムを見つけられず、拾う数自体も目に見えて減るようになっている。 更に天狐にミタマを宿せるようになったことで、宿しているミタマの属する領域と派遣した領域(下/上/極級といった難易度は不問)が合致すれば拾ってくる量が増えるという仕様が追加された。これにより、毎回派遣先に合わせた付け替え、もしくは特定の領域に特化して派遣させない限り、どこまでごきげん度を上げても無印の頃とは比べものにならない少なさになることも(*90)。 天狐にあげるおやつは1回使い切り。5段階あるごきげん度を1段階上げるおやつが500ハク、2段階は1000ハク、最大にするには2000ハクも必要。更にカスタマイズ用のおやつは、体毛の色カスタマイズ用の団子が各種1500ハク、声色カスタマイズ用の飴が各種500ハク必要で、カスタマイズ用のおやつは同じものを連続で2回与えないと実際に変更出来ない。 もっとも、1回に数万ハク単位で入手出来る極級任務を回せられればそこまで大きな負担では無い(*91)。しかし、天狐が登場した直後の段階では明らかな高額商品(*92)である。さらに、無印には未実装だった本要素の導入に合わせ、無印での依頼報酬などでおやつが獲得できるといった調整もなされず、ことさらおやつの高額さが際立っている(*93)。 派遣先の決定、及び着せ替え・ミタマ装着などのカスタマイズメニューと、おやつを渡すメニューが別になっていたり、戦闘時の支援目当てに選ぶ際、本部で任務地の確認→自宅へ戻り天狐を派遣(ごきげん度が低い場合おやつ)→改めて本部にて任務の受注という形になるなど、細かい手間が妙に多い。 また、天狐の派遣先と任務の領域が一致した場合は、マップ探索中に天狐を発見すれば合流することが出来る。それ以降は各種援護してもらえることを前述したが、小柄な天狐ゆえに致し方ないとはいえ、非常に移動速度が遅い。そのため1~2秒ダッシュ移動(Rボタン(PS4版はR1ボタン)を押しながら移動)をしてしまっただけでも途端に天狐はモノノフ達を見失ってしまい、はぐれてしまう。特に大型鬼を探索し討伐する任務の場合、大型鬼と遭遇するまでに天狐と合流し、かつ大型鬼との戦闘で援護を受けたい場合は、天狐が見失わないようダッシュ移動を控えなければならない。 加えて、エリア移動する際には、天狐がモノノフ達に密着するほど接近していないと、エリア移動ではぐれてしまう。 流石に大型鬼との交戦中はこの制約は無くなり、どんなに広いエリアでダッシュ移動をしても同じエリア内にいれば見失うことはないが、あまりにもストレスが溜まる仕様になっている。 オンラインプレイ関連 本作はチャットシステムを採用していないためコミュニケーションがとりづらい(身振り手振りのアクションは出来る)。 鬼千切・極の効果が非常に強力であるが、発動権が任意ではないため、いざ発動権を得てもプレッシャーとなる。フレンド同士なら問題ないが、野良プレイなどではミスの責任が大きいため緊張しやすい。 マルチプレイ中は一度部屋から退出して拠点に戻らなければ装備を作ること、天狐を派遣させること、アイテムの売買(*94)のいずれも出来ず、極めて不便な仕様となっている。 素材集めをして装備を作るにしても、一度退出しなければ何の素材が足りていないのかが確認出来ず、素材が集まったとしてもその場で作成して能力を強化することも出来ず…と、無印からその点は指摘されていたにもかかわらず変更されていない。 伝達文も増えており、またショートカットで良く使うものを登録しておけるようになったのだが、ショートカットが戦闘中と統合本部内で共有されている上にその数も多くないので、扱いづらい。 統合本部内で必要になるものと、戦闘中に必要になるものでは当然その方向性は全く異なるのだが、別々に管理出来ないため結局ショートカットだけでは足りず、通常通り伝達文メニューを開いて伝達文を送る必要に迫られることが多々。 伝達文も増えたとは言え、プレイヤー視点ではまだまだ必要最低限も揃っていないとしか言いようがない状況。そんな中、明らかにネタと思えるもの(*95)が目立つため不満意見が噴出している。フリーチャットが不可能である以上、ネタ要素の存在自体悪くはないが、必要最低限を揃えていない状況では「優先順位がおかしい」となってしまうのは必定である。 トロフィー(勲章) 本作のトロフィー(勲章)には、上級者が手応えを求め制約を設けるプレイ、いわゆる「縛りプレイ」を要求する項目が複数存在することに対し、疑問や不満の声がある(*96)。 やりこみ要素ではあるものの、無印では時間をかけてやりこめば少なくともコンプリートは十分可能なものだったため、そのギャップで一層悪印象に繋がっていると思われる。 また、「岩通す一念」を槍で取得しようとした場合は、PSV版のみ戦える鬼由来の槍も条件に含まれる。つまり「PSV以外のハードでは槍でトロフィーを取得出来ない」状態になっている。 総評 掘り下げられた物語と充分なボリューム、ユーザーライクと呼ぶには至らない箇所はあれど、無印から強化されたプレイアビリティも手伝って、総合的に良作と呼べる内容に仕上がっている。 だが、発売直後は「無印のアップデートである程度は完成していた戦闘面でのバランス調整に余計な手を加えたことで壊滅的になってしまった上、無印部分も無印発売初期の劣悪バランス・仕様に戻っていた」という点でユーザーから大きな不評を買った。 無印の迅速な対応と比較し多少もたつきはあったものの、アップデートによって修正する対応は今回も取られた。しかし、それが好意的に捉えられた(*97)前回とは対照的に、無印のアップデートでの改良点まで無にしている所も踏まえ厳しい意見が多かった。 ゲーム自体の出来は無印から折り紙付きで、部位破壊の爽快感は健在。前回同様ミタマイラストコンテストや他狩りゲーとのタイアップなども盛んに行われた。 現在はアップデートにより多くの問題点が修正済みであり、無印編も全て収録されているので、シリーズ未プレイの人は、今作から始めてみるのがいいだろう(*98)。 ただし、言うまでも無いがアップデートは必ず適用しておくべき。 余談 大型アップデートにより、『ソウル・サクリファイス デルタ』や『フリーダムウォーズ』などのコラボ衣装が配信。更には極編に新規鬼が3体追加された。 無印でも『ソウル・サクリファイス』とコラボしたケルベロスがアップデートで登場しているが、今回はシリーズオリジナルの新規鬼である。 他にも自社タイトルの『真・三國無双7』や『戦国無双4』のコラボ衣装もある。 本作のトレジャーボックス限定で、ウタカタのモノノフになりきれる防具のプロダクトコード、天狐のぬいぐるみ、画集、極新規追加楽曲を収録したサウンドトラックCDが同梱されている。 このうち、サウンドトラックに関して、公式Twitterアカウントにて発売1週間前にユーザーから「単体売りの有無」の問い合わせに対し「トレジャーボックス以外での販売予定なし」としていた。しかし、ゲーム発売と同日にiTunes StoreやAmazonなどでトレジャーボックス同梱のサウンドトラックが配信開始されており、不満意見が一部であがっている。 確かにフィジカル(CD)ではないが、特にサントラ目当てだったユーザーにしてみれば、そんなとんちのような問答で納得出来る訳もなく、この対応は不誠実過ぎると言わざるを得ないだろう。 本作のレビューなどで特に否定的な内容になると時折見られるフレーズとして「こだわり」がある。 これはPSV/PSP版の発売直前、4gamerに掲載されたインタビュー記事の関口ディレクターの「ここだけは譲れない,という一線は,どの要素にも必ず存在します」という部分から、「ここだけは譲れない一線=(開発の)こだわり」と言うところから来ている。 何度か配信された体験版においても、上述したイミハヤヒはやたらと動き回る上に飛び跳ねるため、満足に攻撃出来ずにひたすら追走劇を繰り広げるという点で強い不満を抱くプレイヤーが多かった。その挙動を調整して欲しいという意見が大量に寄せられている事に触れ、調整はするが大元の挙動は譲れないものだとして出てきた発言。 このインタビュー記事が掲載されて以降、発売してから多く噴出することとなった不満に対して「(それらは全て)開発のこだわりだから(文句を言っても)仕方ない(*99)」と揶揄されてしまった。 無印でプロデューサーを務めた小笠原氏は、同様の発売前のインタビュー記事で体験版に対するユーザーフィードバックに対しての迅速な対応に関し「こちら(開発)が良いと思っていても、ユーザーが「これはダメだ」となっては意味が無い(意訳)」としていた。それを含めた作品に対する姿勢のギャップもあり、本作プロデューサーである森中氏、そして前述の発言をした関口ディレクターに対する反発が一部で高まっていた。 しかし、大型アップデートとして配信された1.03では、「譲れない一線」の一例として挙がったイミハヤヒの挙動であるが、跳ぶ頻度は大きく減少。それ以外の挙動も大幅な鈍化等、「譲れない一線」を易々と譲ってしまっている調整が為された。 これ自体は評価されても良いことだが、発売前後の対応やインタビュー記事から、ユーザーには腑に落ちない思いが残った。 余談になるが、森中氏はニコニコ生放送の公式配信にて「 遠距離で攻撃できる武器(弓・銃)は卑怯だ 」という旨の発言を残しており、実際に本作(及び次作)での弓や銃に対する余りにも理不尽な仕様等でその考えを露骨に反映した調整をさせている(*100)として、インタビューの件を含めて更に叩かれている状況だったりする。 その一方で鬼の方はと言えば、 プレイヤーサイドがするのは卑怯なはずの遠距離攻撃はやり放題 、ついでに出鱈目な攻撃判定の攻撃もやり放題…と余りにも無茶苦茶な調整となっていることもあり、更に反感を買っているという状況である。 前述したトロフィー「岩通す一念」の、「槍ではPSV版でのみ製造できる装備品も製造しなければ獲得出来ない」という明らかなメーカーサイドのミスも、「ご迷惑をおかけしております、検討します(現在に至るまで仕様変更無し)が他の武器種なら取得可能ですのでそちらでお試し下さい(要約)」とありがちなテンプレ回答だけ返して終わりにした件など、不誠実と判断される対応が目立った。 こうした不誠実な対応に加え、アップデートの際、告知欄に記載のない修正が入ることが少なくないことも問題視された。 例えば1.03アップデートの賭スタイルにおいて立ち回りが変わるレベル(*101)の変更がなされた。 1.04アップデートでこの賭スタイルの仕様は本来のものに修正された。 同様に、いくつかの武器種のアクションで武器ゲージの溜まりやすさに手が加えられ、非常に溜まりにくくされてしまうなど、プレイヤーサイドが弱体化する仕様に限って、これ以降も告知無しに変更が加えられたため、こちらもプレイヤーからの不信感を煽る結果となった。 これら不誠実な対応は、無印時の開発陣からは考えられないものであり、評価の落差が広がった原因となっている。 上記の不誠実な対応の一例として、時折挙げられる事象に発売直前の体験版についての顛末がある。 PSV/PSP版の発売直前、製品版にデータを引き継げる体験版が配信された。メインストーリー第二章の任務「疾風の狩人」のカゼキリ登場までを楽しめる「序盤体験版」と、武器種ごとに装備が指定され、防具は完全固定、ミタマはそれぞれの戦闘スタイルごとに1人をピックアップ、レベル3固定という状態でイミハヤヒやゴウエンマなどの討伐に挑む「特殊任務」が収録されている。 発売初期の惨状からも察せるだろうが、特殊任務のバランスは非常に悪く、桁外れに高い攻撃力と体力、そして自重を知らない鬼の挙動の三重苦に多くのプレイヤーから不満が寄せられたようで、公式に「体験版をプレイいただいている皆様へ」という声明を出すことになった。 声明の中で、「(このバランスの悪さは)あくまで前作をやりこんだプレイヤーへの挑戦状的なもので、製品版ではこのようなバランスにはなっていない」としていた。しかし、実際の製品版では、むしろ「(体験版の)特殊任務の方がまだマシだった」・「メーカー(の公式声明文)に騙された」・「いくら装備を強化しようが、ミタマを強化しようが(鬼の強さが異常で、プレイするのがしんどいのは)全然変わらない」などの不満意見が挙がるほどの壊滅的な内容となっていた。無印で好意的に見ていたプレイヤーでも見限る者が数多く出現する事態となった。 また、この特殊任務の壊滅的なバランスにストレスが溜まっているところで、前述した4gamerのインタビュー記事という追撃は、プレイヤー側に絶望を与えるには充分であった。 元々、本作発表後の早い段階で「ミタマの習得するスキルの効果は原則上方修正(強化する)(*102)」としていた。ところが、体験版及び発売初期の調整はその効果を実感できないレベルで鬼が強化されていたため、「スキルは上方修正(それ以上に鬼を強化しないとは言っていない)」と揶揄するプレイヤーも存在していた。 ゲーム内容だけでなく、こうした諸々の対応の積み重ねでファンだったプレイヤーがアンチに鞍替えする笑えない状態であった。なお、PS4版が発売される前にも同様の体験版が配信されたが、こちらの特殊任務はしっかりまともに楽しめる程度のバランスなので安心してほしい。 2015年4月23日にPS4版が発売された。 初回特典は、2015年の大河ドラマにて主人公となっていることから採用されたか、「杉 文(すぎ ふみ。後の楫取美和子(かとりみわこ))」のミタマのプロダクトコードが同梱されている。 パッケージ版同封の操作方法をまとめた簡易説明書に関してミスが生じている。訂正に関する案内がこちらのページ。 無印のアップデートで追加され、PSV版『極』では初期から収録されていた『ソウル・サクリファイス』とのコラボレーションコンテンツのうち、集団任務の「特殊任務」に属していた「地獄ノ番犬(「ケルベロス」討伐)」と「王と犬狼の狂宴(「ケルベロス」と「ゴウエンマ」討伐)」の2つに関してはPS4版に収録されていない(プレイできない)ので注意(*103)。 また、無印ではアップデートを適用したPSV版であれば無条件でプレイ可能だが、極では進行度十に到達しなければプレイできない。さらにPS4版とPSV版でクロスセーブを利用してプレイしている場合には、PSV版で集団任務の進行度十に到達させないと、PSV版でもプレイできなくなってしまう(*104)のでこちらも合わせて注意して欲しい。 任務は収録されていないが、同じくコラボレーションコンテンツのDLCとして無印で配信された防具「王道の法衣」一式、および前述の2任務の報酬「衛兵の槍片」を使って作成できる武器、「魔槍・ケルベロス」はPSV版極もしくは無印で作成・入手していた場合はPS4版でも引き継いで使用可能。 ただし前述した通りPS4版単体では槍で「岩通す一念」のトロフィー・勲章の獲得が出来ないので要注意。 PSV版及び無印ではダウンロードコンテンツとして適用しなければ利用出来なかったコンテンツのうち、一部が購入特典としてPS4版において無条件で使用可能になるが、そのうち「なりきり装束・相馬」「なりきり装束・暦」「初穂の鬼面」の3種類の防具はそれぞれの装備を派生強化(*105)すると、再度これらの派生強化させる前の装備が同封された手紙が自宅に届いてしまい、同封された手紙の内容を閲覧するとまた手に入ってしまう。 加えて、これらの装備は派生強化した後のものも含めて売却したり捨てたりが一切不可。つまり、入手して売ってハクを稼ぐ…ということは出来ず、単純に防具の所有枠を1つ食い潰してしまうだけなので注意したい。 なお、これに関してはPSV版及び無印でDLCとして別途適用していた場合にのみ発生する可能性がある。無条件で発生しているにしては、報告例が少なく、この症状が出ていないプレイヤーもいる半面、実際にこれらの症状が発生して手紙に新着ありを示すイベントマークが表示されっぱなしになっているプレイヤーもいるため、あくまで参考程度に。 2015年6月26日にSteamダウンロード専売でWin版が発売された。オンラインマルチプレイもサポートされるが、PSV及びPS4ユーザーとのマルチプレイは不可と公表されている。 ただし、DirectX11対応グラフィックボードが必須になっておりプレイのハードルは決して低いものではない。当初は30fps固定であったことがかなりの批判を浴びていたが、アップデートによりその点は改善された。 また、先に発売されていたPS4版の時点でも大きな問題となっていた、前述の「魔槍・ケルベロス」に絡むトロフィーの件は全く手つかずのまま移植されている。そのため、Steam版でも「Steam版では入手することが出来ない「魔槍・ケルベロス」が要求されるため、槍では「岩通す一念」の実績を解除することが出来ない」状態のままとなっている。これも本作に関連した開発およびメーカーの不誠実な対応の一端として解釈されている。 あくまで「槍で「岩通す一念」を解除しようとしなければ良い話」ではあり、槍以外で「岩通す一念」を解除すれば他の実績を全て解除することが条件の「極めしモノノフ」の実績はSteam版でも問題なく解除出来る。しかし、別ハードとは言え、既に同様の問題が発生している事柄を修正も無しと言うのは、不誠実と断じられるのも無理はない。 2016年1月6日から2月2日までPlayStation Plus加入者限定のフリープレイで無料配信された。
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/18185.html
PS4 討鬼伝 極 初回封入特典 ミタマ「杉文」ダウンロードコード ゲーム発売日:4月23日 PlayStation 4で“鬼”を討て!『討鬼伝 極』がついにPS4に登場─ リアルな“鬼”討ちを体感せよ ~グラフィックが大幅に進化~ PlayStation 4の性能を生かし、グラフィックのクオリティが大きく進化する。 キャラクターの質感、フィールドの表現、プレイの臨場感が格段に増す。 2014年公開。 https //www.youtube.com/watch?v=8K2rXsis-B0 監督 金井次朗 作画監督補佐 富永拓生 動画検査 梶谷睦子 美術監督 伊藤裕之 色彩設計 成畑愛和 CGI監督 佐野雄太 音響効果 北方将実 ミキシング・録音 大石幸平 アニメーション制作 STUDIO4℃ ■関連タイトル PS4 討鬼伝 極 初回封入特典 ミタマ「杉文」ダウンロードコード